ツール名 | 1BIT10(FOC) |
---|---|
運営会社 | ブロックスクエア社(韓国企業) |
創業者 | wonkyunghee |
公式サイトURL | https://www.1bit10.jp/main/main2.php |
1BIT10の闇、FOC韓国の実態を調査
韓国の有名企業が手掛ける「仮想通貨専用の自動売買システム」として日本に上陸した「1BIT10」
韓国のFOCなるマルチ組織が商品として取り扱っており、2023年5月末時点では西日本を中心に投資勧誘が行われております。
どんな投資ツールなのか?
早速調査した所、運営会社が実在しない地獄のようなマルチである可能性が浮上。
「1BIT10」に投資すると天国へ行けるのか、それとも地獄を見るのか。
調査レポートにまとめました。
>>【管理人が実践】1ヶ月で1900万円を稼ぐとウワサの自動売買を試してみた
自動売買システム「1BIT10」とは
韓国企業によって開発された、世界最大の仮想通貨取引所「バイナンス」専用の自動売買システム(EA)になります。
最大の特徴は「バイナンスに上場する仮想通貨の値動きを1時間前に教えてくれる」という機能であり、大きな値動きが見込まれる銘柄の情報が事前に手に入るようになると、公式サイトでは解説されています。
開発会社であるブロックスクエア社は元々データ分析やトレードを得意としていた企業であり、元々は個人ではなく機関投資家などの大口顧客のみと契約を行っていました。
2022年から個人投資家への提供も開始したんですが、その理由は近年起きた仮想通貨の大暴落による個人投資家の損失を取り戻すという点になります。
韓国内では自殺者も出るほどの騒動となった仮想通貨の大暴落だったので、「1BIT10」はそのような被害者の拠り所になって欲しいという思いも込めて開発されたとされています。
FOCとは何なのか
FOCは「フューチャー・オブ・クリプトカレンシー」の略で、ザックリ言うと「1BIT10」を知り合いに紹介するとマージンが貰える仕組みのことを指します。
アムウェイのように「1BIT10」を紹介してどんどん会員を増やしていくイメージ。
日本ではマルチ商法やねずみ講といった方が分かりやすいかもしれません。
日本でも大阪を中心に熱烈な勧誘グループも出来ているようで、中には嘘をついて悪質な勧誘を行う輩もいるんだとか。
JR大阪駅の中央改札口側のデリカフェという喫茶店で、FOC(1BIT10)と呼ばれる組織が溜まって違法勧誘をしています。
自動売買システムを15万円から100万円という高額で販売しています。
第一種金融取引業の登録、投資助言・代理業登録が必要な案件です。詐欺やマルチに注意!#FOC #マルチ商法 pic.twitter.com/6BAg6RsX9k
— 【新宿109】KENZO (@aruaru_Sagishi) May 22, 2023
「1BIT10」の勧誘を受けた人は、勧誘してきた人物が信用できるヤツなのかどうかをしっかりと調べることが重要ですね。
開発会社「ブロックスクエア社」は信用できるのか
公式HPでは事業者名が表記されていないので調査した所、アフィリエイターが作成した動画にて運営会社は「ブロックスクエア社」であることが分かりました。
そのまま「ブロックスクエア社」について調べると、会社自体が存在しない可能性が出てきました。
上記は韓国国内の企業を検索できるサイトなんですが、記載さている事業者番号で検索しても「ブロックスクエア」や「1BIT10」に関連する企業は見つかりません
私の検索方法が悪いという可能性も考えられるんですが、会社名で検索してもヒット無し…。
どうにも不自然なので更に住等を調べたところ、韓国語で作られた1BIT10によく似たウェブサイトがいくつもヒットする結果に。
http://bitup.pro/board/faq.php
http://www.bchartwin.com/board/faq.php
http://54.84.173.253/about/company.php
ONEBOTという商品名が確認できるのと、デザインが9割同じ。
でも、これだけでは同じ会社による仕業だと確定は出来ないので更に調査を進めると…。
見つけましたよ。これらの企業が全部同じ会社によるものだという証拠が。
左が「1BIT10」で、右はさっき見つけた「B CHART WIN」いう謎の自動売買システム。
利用規約が一言一句、同じ文章が使われています。
そういえば1BIT10は22年から提供が開始された自動売買システムでしたが、利用規約は2010年に定められています。
まぁ他の自動売買システムの利用規約をコピペしてるんだと思いますけどね。
なんにせよ、利用規約すらまともに作成されていない適当に作られたシステムだとよくわかります笑
仮にこの利用規約が本物だったとしても、1BIT10はリリースする12年も前から利用規約だけ決めていたことになりますからね。
そもそも、仮想通貨って2008年にサトシ・ナカモトが発表した論文を元に開発された仮想通貨であり、2009年1月に初めてビットコイン(BTC)が誕生しています。
当時は取引所なんて存在せず、2010年にようやくマウントゴックスというビットコインの交換所が立ち上がったというレベル。
この時期に自動売買システムを開発して利用規約まで作成していたと?
頼むからもう少しマシな嘘をついてくれ。調べる気も無くなる。
流石にあり得ないし、普通にキモイ。
一旦、ここまでの情報をまとめましょう。
・1BIT10を開発したという企業は韓国内に存在しない
・同じ住所、同じデザインの自動売買システムが他にも存在
・名前だけ変更したようなHPが複数存在
・利用規約はコピペ
・2022年リリースなのに、利用規約は2010年に作られてる
名前だけ変更して同じ商品を何年も売り続けてるように見えますね。
利用規約が2010年って時点で1BIT10がまともな自動売買システムの可能性がゼロに等しい。
ここまでの状況を理解しても1BIT10を信用できる!と心から思える人以外は1BIT10に投資しないほうが良いと個人的には思いました。
投資業界にはもっと評判良い投資案件や仮想通貨はたくさんあるので、すぐに1BIT10に手を出すのはリスクが高そうです。
直近だと利益が出たという口コミが多い「トリプルK」などは使えるかもしれません。
数十万単位の利益報告が増えてるのと、月単位だと100万以上の利益を上げた人もいるみたいです。
興味のある方は個別で調査を行っているので、調査記事をご覧ください。
>>1ヶ月で+2000万稼いだ自動売買システム「トリプルK」の調査結果
韓国のマルチなのか、聞いたことはあったけど詳しく知らなかったんだよね。韓国や他の国でも日本人をカモにしてるマルチが流行ってきているような印象があるかも。