通貨名 | NAMコイン |
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通貨コード | NAM |
発行元 | 株式会社NAM |
BCプラットフォーム | NAM Chain |
総発行枚数 | 1200億NAM |
公式URL | https://tokensale.namcoin.net/ |
「NAMコイン」開発者の「黒い噂」を独自捜査
医療ベンチャー企業である「株式会社NAM」が発行、ICOを行う仮想通貨になります。
医療が抱える問題点を解決するためのAIを開発し、ブロックチェーン技術と掛け合わせることで医療業界に革命を起こすとして立ち上げられた「NAMプロジェクト」。開発資金を集めるためにICOが行われ、購入者には「NAMCOIN(ナムコイン)」と呼ばれるトークンが発行されております。
この「NAMCOIN(ナムコイン)」、医療業界に革命を起こす壮大なプロジェクトの内容からか、メディアなどに取り上げられたことや実業家である「ホリエモン」が取材したいと発言したことから大いに注目を集めております。果たして優良なICO案件と呼べるのでしょうか?
筆者が独自に調査を開始すると、開発者である「中野哲平」が過去に「詐〇師」と呼ばれていた事実があることを突き止めました。一体なにがどうなっているのか…。今回は誰も話したがらない「NAMCOIN(ナムコイン)」に隠された真実を調査しました。
2017年7月27日:Bit-Zに上場 → 地獄のICO割れ
開発者の「中野 哲平」が過去に詐欺事件を起こしていたなど、いわくつきのICO案件であった「ナムコイン(NAM)」が遂に上場。
この調査レポートの執筆は上場から4日後である7月31日。現在の価格を捜査してみましょう。
上場直後に怒涛の売りが入り、5分で価格が1/100に。その後は価格を少し戻し、7月31日現在では約1/10の価格で推移しています。
一体ナゼ、ここまでのICO割れを起こしてしまったのでしょうか?今回はその原因について、追加捜査を行いました。
2018年7月31日追記:NAM AI ヘルスラボはGINZA SIXに
2018年7月30日。銀座にオープンすると発表していた「NAM AIヘルスラボ」が、予定日を過ぎているにも関わらず所在地すら非公開のまま。
「ナムコイン(NAM)」の購入者たちからは「NAM AIヘルスラボ」の進捗報告がないことへの不安が公式ツイッターに寄せられているのですが、返答は行わず黙秘を続けている状況でした。
NAM AIヘルスラボの公式ページはすでに公開されており、来院の予約も可能。なのに場所は不明であり、オープン予定日を過ぎてもなお、情報は何も公開されていません。
※7月31日20時追記:運営場所が公開されていなかった「NAM AIヘルスラボ」ですが、19時頃、「中野 哲平」によりGINZA SIXにて行うと発表されました。
※8月1日11時追記:「NAM AIヘルスラボ」が運営を行と発表した「GINZA SIX総合インフォメーション」に問い合わせを行いました。
筆者の質問⇒「NAM AIヘルスラボの運営がそちらで行われるようですが、本当ですか?」
回答⇒「総合インフォメーションではそのような店舗の情報は確認できません」
筆者の質問⇒「なるほど、その予定もないという認識で大丈夫ですか?」
回答⇒「いえ、まだコチラには情報が来ていないという可能性もございますので…」
筆者の質問⇒「では、決まったばかりでまだ店舗の方には情報が来ていない可能性も考えられると?」
回答⇒「そうですね、私の方からは何とも申し上げられませんが…。決定次第、HPに掲載することになりますので、そちらでご確認をお願いいたします。」
総合インフォメーションの担当者からは、そのような情報は確認できないという回答をいただきました。
この状況から察するに、公式発表まで物件が決まっていなかったのではないかと思われます。
7月30日に運営を開始すると事前に発表していたはずですが、不自然ですね。
急遽決まったために店舗には情報が届いていないのであればいいのですが、本当に運営が行われるのかどうか、筆者としては不安を感じる結果となりました。
その場しのぎの嘘かどうか、引き続き調査を行っていきたいと思います。
発行枚数の80%が流通しなかった
「ナムコイン(NAM)」については、上場直前に発行枚数の83%に当たる1000億NAMをバーン(使用不能)を実施したと発表しています。
元々、総発行枚数のうち600億NAMが一般投資家向けに販売されたものとなっておりましたが、結局のところ残されたのは200億NAMのみ。
83%を超えるバーンを行ったにも関わらずICO割れを起こすとは…。投資家はプロジェクト自体にはほとんど期待などしていなかったという事なのでしょう。
上場と同時に価格の下落を顧みず売却。その中にはICO時点での購入金額よりも安く売却してしまった方もいることでしょう。
「中野 哲平」が過去に被害者の会が立ち上がるほどの投資詐欺に関与していた件などからオススメできないICO案件であると伝えてきた「ナムコイン(NAM)」。
かろうじで上場はしたものの、僅か5分で価格が1/100になるというICO割れの見本のような値動きを見せています。
現状のプロジェクト進行度についても公開されていない部分が多く、上場後の今でも購入はオススメできない仮想通貨であると当サイトでは判断いたします。
「ナムコイン(NAM)」のみならず、2018年はICO割れを起こす仮想通貨が非常に多くなっております。中には仮想通貨ブームを利用した詐欺まがいの通貨も多く確認できます。
※以下、上場前に捜査を行ったレポートになります↓
NAMコインのAIはバグだらけ?
医療が抱える問題点をブロックチェーンとAIで解決するために開発が勧められているICO案件の「NAMCOIN(ナムコイン)」は具体的にどのような問題点を解決するために開発されているのでしょうか?
AIを活用した問診ボット「ドクターQ」
現在の医療現場では患者が自ら通院して症状を伝える必要がありましたが、AIによる問診を行う事で、自宅に居ながら患者の症状を医師が把握できる環境を作ります。
また、過去に受信した医療機関で作成された問診票やカルテをブロックチェーン上に記録することで、全ての病院でこれまでの病歴や通院歴を基に治療を受けることが可能となります。
セカンドオピニオンを受ける際や再治療を受ける際に役立てることが出来ますね。また、定期的な問診をLINEに登録するだけで行ってくれるのですから、自分では気付かない症状をAIによる問診で発見し、そのデーターにより通院が必要かどうかの判断を行うとの事。
通院すべき病院の提案、病院の評判、定期的な問診を受けることが出来るように。これが実現できるのであれば、素晴らしいプロジェクトだと思いますね。
ただ、危惧したいのはAIが本当に問診を行えるのかという点。ということでまずは、「NAMCOIN(ナムコイン)」プロジェクトの目玉である「ドクターQ」による問診を筆者が受けてみることに。
まずは「お腹が痛い」という症状を「ドクターQ」に伝えます。
- 便に血がついているのか ⇒ いいえ
- 発熱があるのか ⇒ はい
質問に回答したところ、「急いで病院に行って下さい」との事です。たった2つの問診だけでしたので、筆者としては少し不安があります。。。もう一度、別の症状を伝えてみます。
次はもっと重症な状態「骨折しました」と「ドクターQ」に伝えます。
ただ一言「急襲」という返答がありました。恐らくは急を要する自体なので急いで病院に行けという意味だと思われます。危機感があって良いですね。
人工知能としては役に立たなそうですが、、笑。
続いては「二日酔い」「全身打撲」の症状を伝えます。
エンマ!!
エンマってなんだ!!!
現時点では人工知能と呼べるのかが不安です。これから開発が進んでいくのかもしれませんが、この状態でホワイトペーパーに書いてるような壮大なロードマップが達成できるのかと考えると、正直微妙なところ。今後の発展には期待したいと思います。
「ドクターQ」については素晴らしいなどのレビューばかりが見つかる為、このような側面もあるという事実として掲載しておきます。仮にこのままバグって誤診などを行ってしまったらどうするのでしょうか。
NAMコイン、日本人は取引できない
NAMCOIN(ナムココイン)を紹介しているブログサイトや仮想通貨の情報サイトを見ていると、「NAMCOIN(ナムコイン)」は香港にある仮想通貨取引所「ANX」に上場されると言われております。
日本国内では法的に上場が出来ないため、海外の取引所に上場せざるを得ないのですが、実はこの仮想通貨取引所「ANX」は、日本からの登録を受け付けていないのです。
なぜこの取引所に上場することを選んだのかが気になる所ですね。現在は2018年3月に金融庁より警告を受けた世界最大の仮想通貨取引所である「Binance(バイナンス)」とも協議中という情報を公開しているブログサイト、情報サイトも確認出来ます。
ただ、これらの情報は公式には発表されていませんので、あくまでも憶測となりますのでご了承下さい。
NAMCOINに詐欺の疑いも
「NAMCOIN(ナムコイン)」並びにNAMプロジェクトの開発を行っている企業は「株式会社NAM」という企業の代表取締役「中野 哲平」という人物。
彼は一体どういう人物なのか、「中野 哲平」について調査をしていくと思わぬ事実が判明しました。
実は過去に「AIトレーダー」という情報商材を販売していたことがあり、その商品の購入者たちからは「詐〇師」などと呼ばれ、「中野哲平に騙された被害者の会」なるものが設立されていたのです。
AIによる仮想通貨の自動取引ツールを販売していたようですが、2日間で資金の8割を失ったという方の投稿を発見しました。
同じAI関連の商品になりますので、ご本人で間違いないでしょう。筆者が冒頭で試してみた「NAMCOIN(ナムコイン)」の問診AIである「ドクターQ」も、あのままでは実用化は厳しいと感じましたが、まさか過去にもAI関連の商品を販売しているとは思いませんでした。
購入者が被害者の会を立ち上げるほどの損失を出すAIを開発した「中野哲平」、彼が開発する「NAMCOIN(ナムコイン)」は本当に、掲げた目標達成することが出来るのでしょうか?調べれば調べる程に不審な点が見つかる現状では、投資すべきICO案件とは言えませんね。
NAMのテレグラムなどをみていると、みんなホルダーでいることの理由を一生懸命探してるような感じですね。
まあICOなんて基本的に全てそんな感じなのかも知れません。
「ICOのうちに買っておけば大儲けできる」なんていう考えは今のご時世時代遅れ。
今確実に儲けるなら有力な情報会社に頼って自分の取引所内で仮想通貨取引を行うということでしょうね。