サービス名 | AIトレード(AItrade) |
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運営会社 | AIトレード社 |
代表者 | Joff Paradise |
不明 | |
電話番号 | 不明 |
URL | https://aitrades.org/ |
AIトレードはネットワークじゃない
日利最大0.4%などの触れ込みで勧誘が行われている「AIトレード」を捜査したところ、運営会社のブラックすぎる実体が明らかに。
- 運営会社がペーパーカンパニー
- 創業者が集団訴訟を受けそう
- 関東財務局より警告を受けている
- ネットワークじゃなくてねずみ講の疑い
信者も卒倒必死なAIトレードの真実を、仮想通貨ポリスが突き止めました。
AIトレードはねずみ講
まず、筆者が捜査したのは「AIトレード」はどこの誰が運営しているのか?という点。
捜査してみると、運営会社は「AIトレード社」なる企業であり、代表者は「Joff Paradise」なる人物という事が判明。
この人物について詳しく捜査していくと、過去にもマルチ商法を採用したサービスを提供していたことが明らかになりました。
AIトレード創業者の“ブラック”な経歴
「TCC(トレードコインクラブ)」という名のサービスだったのですが、このサービスの創業者としても「Joff Paradise」が名を連ねていることが確認できました。
「TCC」に関しては、AIトレードと同様にAIを活用した仮想通貨のトレードツールとして提供されていた商品。
この「TCC」がどのようなものなのか捜査を行うと、詐欺の可能性が高いサービスであることが発覚しました。
- 運営会社がペーパーカンパニー
筆者が発見した情報によると「TCC」の運営会社である「Aegis Corporate Services Limited」は、2017年にペーパーカンパニーとして売りに出されていた企業だと確認できました。
「TCC」の運営会社については、金融業を行うための資格を有する企業だとして事業証明書を公開していたものの、その証明書には「Aegis Corporate Services Limited」という社名が記載されており、この会社はペーパーカンパニーとして販売されていた企業になります。
資格だけを有したペーパーカンパニーを金で買収。その後、あたかも長年運営していたかのような経歴をでっち上げてねずみ講への勧誘を行っていたという事。
- 日本では集団訴訟の動き
この「TCC」については、詐欺被害に遭われた方々による集団訴訟に発展しようとしています。
1000万円投資して1円の利益にもならなかったと語る被害者の存在も確認できます。
今回の「AIトレード」についても、このTCCと多くの共通点が確認できます。
- 代表者が同じ「Joff Paradise」
- 共にAIを使用している
- MLM方式(ねずみ講)を採用
- 日本のマルチ業者も関与している
その他にも提供サービス自体が酷似している点から考えると、「AIトレード」も同様にただのねずみ講だと考えるのが妥当でしょう。
当然ですがAIトレードのようにいつ飛ぶのか分からないHIYPやMLMへの投資はオススメしません。微々たる報酬を貰うために自分の資産を投下するのは非常にハイリスクです。
運営者の都合次第で運営不可能となり得るような案件が投資と呼べるのか?甚だ疑問です。
なお、仮想通貨業界には「ジュビリーエース」のような案件ばかりではなく、管理人が捜査した上で優良だと判断した案件もございます。
ご興味があれば、捜査レポートをお読みいただければと思います。
▼以下、追記前の捜査レポートになります。
AIトレードにマルチ業者が集結
日本において「AIトレード」の関与している日本人として、筆者の捜査段階では2人の人物名が確認できました。
1人目の「mayumi」については、FXの情報商材などを販売していた「Mayuhime(坂井増由美)」で間違いないでしょう。
「Mayuhime(坂井増由美)」といえば、「AIトレード」の前身である「TCC」のセミナーも精力的に行っていた人物。
今回の「AIトレード」についてもセミナー等で勧誘を行っているようですので、本物のねずみ講業者に成り果てたという事になりますね。
2人目の「yasuyoshi」については、本人のフェイスブックを発見。「小石やすよし」という人物らしいことが判明。
この男性も「TCC」のセミナーを開催していたようで、ねずみ講業者であると思われます。
更に調べると、「小石やすよし」が取締役を務める企業名が確認できました。「株式会社Richesse」という企業になります。
実はこの企業、2018年5月に関東財務局より警告を受けていたことが発覚しました。
ねずみ講のみならず、違法営業まで行っていた事実が明るみに出た以上、彼が勧めている「AIトレード」についても、危険なサービスであると言わざるを得ません。
SNSは大荒れの模様
この「AIトレード」に関しては、上記の人物らを筆頭にしてセミナーなどが頻繁に開催されています。
この影響からか、SNSではAIトレードの勧誘を行う投稿が非常に多くなってきております。
AIトレードの勧誘を行うために作られたようなアカウントや、一言一句同じツイートを繰り返すアカウントが複数確認できます。
なぜ、彼らはここまでして勧誘を行っているのか?
結局のところ、彼らは「AIトレード」のシステムでは稼げておらず、ねずみ講のシステムを使わなければ稼げない状況にあるという事なのでしょう。
以下は会員ページにて確認できる、子ネズミの管理シートとなっております。
彼らは稼げるサービスを紹介しているのではなく、彼らが稼ぐための現金を出す子ネズミを募っているに過ぎません。
これらの状況から、「AIトレード」については安易な気持ちで利用すると痛い目に遭うことが予想されますので、ご注意ください。
AIトレードのまとめ
- 海外のねずみ講業者が新たに立ち上げたサービス
- 運営会社はペーパーカンパニー
- 日本のマルチ業者も関与している
- 日本での紹介者は関東財務局より警告を受けている
- SNSで勧誘が盛んに行われている
私も飛んでしまいました…
BitLife事業譲渡のお知らせ
2019年6月27日
本年2月よりAIトレード社のトレーディング事業を引き継いだクリプトレイジング社は約5ヶ月間事業を継続して参りました。しかしながら、システム更新に伴い膨大な作業とコストがかかる事が判明いたしました。
また、スタート時には前経営者であるジョフ・パラダイスが持ち逃げしたのは約500BTCと聞いていたので、その程度であれば我々が1年程度無報酬で経費も自己資産から負担すれば、事業の利益で十分補える範囲だと判断しました。
しかし今回、ITチームからの報告により、想定外の事実としてジョフ・パラダイスが持ち逃げした額は約3,000BTCであることが明かされ、クリプトレイジング社の他事業での利益で補填することはできないという判断をせざるを得ない状況になりました。
もし、2月の再スタート時に前経営者であるジョフ・パラダイスが持ち逃げしたのが3,000BTCであるという事がわかっていれば、当初から本事業を引き継ぐことはありませんでした。
会社としては、BitLife事業継続の為の発展的方向の最善の方策として、この度トレーディング事業であるBitLife事業をクリプトレイジング社より切り離し、譲渡する事を決定し、本日譲渡いたしました。
譲渡先:ヴァディム・クリムプッシュ氏(在ポーランド)
譲渡日:2019年6月27日
同氏は今後BitLife事業を運営する総責任者となります。ポーランドに新たにBitLife事業を継承する会社を設立する予定です。
会員の皆様の全ての情報は新会社に引き継がれます。ITチームは引き続き、新会社の傘下で業務を継続いたします。
なお、BitLife事業譲渡後のクリプトレイジング社の他のサービスについては、引き続き当社が継続運営する事になります。
今までのBitLife事業のご支援を感謝いたします。
Crypto Raising Limited
CEO 小石 康義
CEO 坂井 増由美
規約と条件
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