通貨名 | セルシウス |
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セルシウスの将来性、今後の爆上げは絶望的かも
セルシウスは、特定の仮想通貨を預けることで利息が受け取れるレンディングプラットフォーム「Celsius Network」が発行する独自の仮想通貨です。
1年で100倍以上に爆上げし、セルシウスだけで億を稼ぎ出した投資家も現れたことで話題になったセルシウスですが、実は将来性は高いが短期急騰の可能性が低い仮想通貨だと判明。
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今回は、なぜセルシウスは将来性が高いのに急騰の可能性が低いのか?
詳しく解説していきます。
セルシウスとはどんな仮想通貨なのか
セルシウスは、仮想通貨のレンディング業者「Celsius Network」が発行する仮想通貨です。
「Celsius Network」は利用者から預かった資金を企業や投資家に貸し出して利息を受け取り、借主からの利息の内80%をセルシウス(CEL)で利用者に支払います。
▼レンディングの流れ
セルシウスの発行時にはICOを行っており、数少ない成功したICOコインとしても有名です。
日本では青汁王子こと三崎優太氏がセルシウスを1600万円分投資、数年で36倍に高騰し6億円近い利益を上げたことでも話題になりました。参考画像⇒セルシウスで青汁王子が6億円の利益
セルシウスの特徴
億を稼げるほどに高騰したセルシウスとはどんなコインなのか?覚えておいた方が良いセルシウスの特徴を解説していきます。
レンディングで仮想通貨を運用できる
セルシウスを発行する「Celsius Network」では、仮想通貨を預けて利息が貰えるレンディング運用が行えます。
預け入れるコインによって利率が異なり、高いものでは最大年利17%での運用も可能。
この利息の支払いにセルシウスは活用されています。
独自のアプリを出している
セルシウスでは、仮想通貨を保管できるウォレットアプリを提供しています。
このアプリでは仮想通貨の保管以外にも…
Celsius Networkを使った仮想通貨の貸し出し
Celsius Networkで仮想通貨を借りる
ことが可能です。
つまり、セルシウスのウォレットアプリがあれば誰でもレンディング運用が始められます。
海外で多くの取引所に上場している
セルシウスは日本の取引所には上場していませんが、全世界で20以上の仮想通貨取引所に上場を果たしています。
▼セルシウスが買える取引所の一部
最大手といわれる取引所にはまだ上場していませんが、2番手、3番手と呼ばれるような信頼性の高い取引所の多くでセルシウスの購入が可能です。
セルシウスの創業者は著名な起業家
セルシウスのCEOを務める「Alex Mashinsky」氏は、米国で複数の企業を作り3000億円以上の株式売却を行った経歴を持つ成功した起業家として著名な人物です。
現在も7つのベンチャー企業、30を超える特許技術を保有しており、セルシウスは仮想通貨業界で最も著名だったビジネスマンによるプロジェクトとして注目を集めました。
セルシウスの今後と将来性
セルシウスは今後、長期的な価格上昇は見込めるが短期間での急騰は起こりづらい仮想通貨となります。
そう考える理由は
・セルシウスは既に高騰している
・多くの取引所に上場済み
・競合他社が多い
という点になります。
順番に解説していきましょう。
セルシウスは既に高騰している
セルシウスは2020年~2021年の1年間で54.8倍に高騰しています。
▼セルシウスのチャート
主な高騰要因は取引所への新規上場、運用資産の累計が1.5兆円に上るなどの利用者数の増加によるものです。
過去に大幅な高騰を迎えた後の仮想通貨であり、ここから更なる短期急騰を見込むのは単純に難しい。
また、レンディングの利息として配られるという側面から見ても、セルシウス保有者やレンディング利用者は激しい値動きを望んでいません。
多くの取引所に上場済み
セルシウスは、ここ1~2年で20社以上の仮想通貨取引所へと上場を果たしています。
新規上場が何度も行われていることや、他の取引所で購入している人が多い現在はセルシウスが今後バイナンスなどの大手に上場しても、セルシウスが大量に買われるきっかけになる可能性は低くなります。
つまり、セルシウスはバイナンスなどの大手取引所への上場では価格に影響が出づらい仮想通貨になります。
競合他社が多い
仮想通貨のレンディングはセルシウスの他にもGMOコイン、コインチェック、バイナンスなどの取引所や、NEXOやコンパウンドといった多くの専門業者が存在します。
現時点でセルシウスは最大手と言える規模のレンディング業者ではありますが、大手取引所からシェアを奪う程の新サービス登場予定はありません。
以上のような点から、セルシウスは将来性のあるレンディング業者だが、短期間で価格が急騰するようなアルトコインではないと私は判断しています。
「レンディングを始めながら長期目線で投資したい」人にはうってつけのコインなので、数年単位で高騰を待ちたいという方は、セルシウスへの投資がお勧めです。
私はせっかく海外のアルトコインに投資するなら「これぞ仮想通貨だ!」といえるようなコインに投資したいタイプなので、セルシウスにはあまり興味を持てませんでした。
最近はバブルの影響もありバイナンスなどに上場するコインの中からも数日で5倍、10倍に高騰するコインは毎週のように出ています。
時間をあまりかけたくない方は、バイナンス上場コインの中から高騰期待のコインを教えてくれる「クリプトマスター」を活用してみてください。
セルシウスのこれまでの価格推移
セルシウスの上場から2021年9月現在のセルシウス(CEL)のチャート画像になります。
上場時点の6円から、最高値では878円まで高騰しています。
ICOでの販売価格は1CEL=11円(0.1ドル)で、セルシウスはICO価格からも80倍近く高騰したことになります。
主な高騰要因はBitfinexやOKExといった、海外の大手取引所へと相次いで上場したことが挙げられます。
2021年6月以降は下降トレンドとなり、400円台を推移しています。
セルシウスの買い方・購入できる取引所
セルシウスは国内取引所に上場していないため、海外取引所での購入となります。
セルシウスが買える取引所としては
・FTX
・Uniswap
・Gate.io
・OKEx
・Bittrex
・1inch Exchange
・HitBTC
・Indodax
・Bancor Network
・BitMart
などの取引所で購入可能です。
最大手のバイナンスには上場していないので、上記の中から選択しましょう。
個人的には「OKEx」「FTX」あたりが取引高も多く注文も通りやすいのでお勧めです。
セルシウス、将来性はあるが高騰は見込めない仮想通貨
レンディングプラットフォームとしては知名度も高く人気の仮想通貨ですが、ここから価格高騰に繋がるような好材料はほぼ出てこないものとみています。
仮想通貨のレンディングは仮想通貨を売却せずに資金を確保できるので、税金対策として利用できる側面ももっています。
仮想通貨投資が存在する限り需要はほぼ無くならないので、ある程度は上昇する可能性を持った仮想通貨だと判断しています。
LINEの仮想通貨事業とも提携してレンディングサービスを提供しているので、今後利用者が増えそうです。