通貨名 | ドラゴンヴェインコイン |
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通貨コード | DVC |
発行元 | DRAGONV TECH |
BCプラットフォーム | ERC-20 Ethereum |
総発行枚数 | 100 億枚 |
公式URL | http://dv-coin.com/25add/ |
ドラゴンヴェインコイン(DVC)を買うべきではない理由を説明します。
2018年7月に上場確定だという触れ込みでICOが行われた「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」を捜査開始。
5GとVRを掛け合わせた独自サービス内での通貨されているのですが、捜査結果からは開発者たちの私腹を肥やすための仮想通貨という疑惑が浮上。
さらには上場できない可能性も浮上し、仮想通貨として存在できるのかどうかさえ、難しくなってきている状況となっておりました。
「本当はオススメできないんです…」
今回捜査を行う「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」のアンバサダーとして、公式ページの動画に出演する「宮脇 咲」。
彼女は某ニュース番組の取材にて「人生変わりました ビットコインで」という名言を残し、一時話題となった人物ですね。
彼女はツイッターやLINEを用いて仮想通貨の情報配信を行っておりましたが、遂に自らICOに肩入れを始めた様子。
過去にはプロジェクトメンバーが架空の人物だと発覚した詐欺ICO「GeAR」のAirDropを勧めるなど怪しい案件にも関与していることが先の捜査にて判明しています。
おそらく、「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」側から出演依頼を受け、今回のプレセールのアンバサダーを務めているのでしょう。
「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」のプレセールについては2018年7月9日に開始しているのですが、「宮脇 咲」は自身のツイッターで「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」について、一切触れておりません。
自身がアンバサダーを務めるICOのプレセール開始にさえ一切触れないとは、どういう事なのか。
もしかすると、自分のフォロワーにはオススメできないICO案件なのかもしれませんね。
運営会社はカリブの海賊
公式ページではアジア圏での普及に向けて、中国一の携帯会社との業務提携のニュースなどが掲載されております。
これらの情報から、筆者はDVCプロジェクトの運営主体である「DRAGONV TECH」については中国、上海を拠点とする企業だと考えていたのですが、捜査を進めると本社の所在地は意外な場所であることが判明します。
イギリス領のヴァージン諸島という島を所在地としているのですが、この島は租税回避(タックスヘイブン)としても有名な島になります。
基本的にはこの島に本社というなのペーパーカンパニーを設立し、それぞれの国では支社として営業を行う。売上は全て本社のものとなるため、非常に効果的な節税対策となる。
このように税金を回避することが目的なのであれば多少は理解できますがよく考えてください。
「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」の主軸であるVRの事業については、まだ正式に開始されていないサービスです。
サービス開始前の企業がナゼこの場所を本社所在地として選んだのでしょうか?
その理由に今回のICO案件が絡んでいるのだと筆者は予想しております。
そもそもICOとは、新たなサービスや技術のアイディアはあるものの、それを形にするための資金がない企業が資金集めの手段として行うものになります。
ですが、今回の「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」に至ってはVRゴーグルの開発はすでに終わっており、大手企業との業務提携などの情報も公開しています。
業務提携の情報が真実かどうかは定かではありませんが、開発資金などを集める必要がないはずですが、なぜ今更ICOを行うに至ったのでしょう?
これらの情報から推測できるのは、今回のICOは投資家に利益をもたらすような案件ではなく、「山本周人」その取り巻きによる、私腹を肥やすためのICOではないかという事。
時系列でまとめると…
開発済みのVRゴーグルDVBoxに目を付けた「山本周人」が、独自の通貨の発行および、日本でのICOを持ち掛ける。
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開発者と「山本周人」が利益配分を決め、日本からDVCのプレセールを開始
↓
販売代金として受け取ったETHは全て、租税回避用のペーパーカンパニーに送金
↓
そこから各々のウォレットなり、別の通貨に換える事で追跡は不可能となる。
↓
税金の掛からない大金を手にする「山本周人」たち
↓
金を払えば上場可能な海外取引所にとりあえず上場させる
大方こんなところではないかと。あくまで予想ではありますが…。
プレセールは日本だけ?
プレセール用の公式ページでは、日本以外にも韓国・タイでのプレセール後にアジア全域でのプレセールを行うと記載されております。
ですが、「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」の公式サイトとホワイトペーパーの対応言語を確認してみると、現状では日本語と英語のみの対応となっております。
具体的な時期については明記されていないものの、7月には上場すると公式ページに記載されております。
この捜査レポートを作成している2018年7月11日現在も、いまだに対応言語は増えておりません。
誰の目に見ても遅すぎる状況だといえます。もしかすると「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」については、日本人だけをターゲットにしたICO案件なのかもしれませんね。
さらに言えば、7月に上場確定だといいながら、具体的な取引所の名前はいまだに不明。
このままでは計画がとん挫してしまう可能性もあるかと筆者は感じるのですが、いかがでしょうか?
DVCは日本でも全然売れてない可能性
この捜査レポートの作成時にはプレセールが開始していたのですが、その前に公開されていた重大発表というタイトルの「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」の全貌を解説する動画の視聴回数が悲惨な数字となっています。
販売直前に公開された重大発表の動画にも拘わらず、再生回数は1928回。
もちろん、全員が1回視聴しているなどあり得ないでしょうから、平均2回再生したと考えても850人程度でしょう。
もちろん、動画を見た方全員が購入するという事もあり得ない話ですよね。
多めに見積もって50%が良いところではないでしょうか?そう考えると購入した日本人はおそらく400人弱。
これだけしか購入されない「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」は、果たして上場後に頻繁にトレードできるほどに流通するとは思えませんよ。
上場したものの、買い手がつかずに売却できないなんてことも大いにあり得るでしょう。
以上の状況から、「ドラゴンヴェインコイン(DVC)」については手を出すべきではないICO案件だと判断させていただきます。
2019年になっても中国では全く話題に上がっていないICOプロジェクト。現在は韓国の取引所に形だけ上場させたようですが、日本人に売りつけたDVCとは別物で未だに売却出来ない状況です。
何も知らない日本人をターゲットにしていた詐欺案件であると仮想通貨ポリスでは判断しています。
仮想通貨のICO案件に関しては、投資した資金がマイナスになるどころか跡形もなく消えるという事態が頻発しています。
一気に数百倍という夢を追うのも分かりますが、もっと現実を見た堅実な投資を行う事をオススメしますよ。
ドラゴンヴェインコイン(DVC)のまとめ
- 詐欺通貨を勧めた前科アリ「宮脇 咲」がアンバサダー
- 「宮脇 咲」は自分のフォロワーには一切勧めていない
- 発行元の本社がカリブ海の島
- 日本人購入者は推定400人
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