通貨名 | エターナルコイン |
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通貨コード | XEC |
発行元 | 株式会社アトムソリューションズ |
BCプラットフォーム | なし |
総発行枚数 | 200,000,000XEC |
公式URL | https://eternallive.jp |
エターナルコインは上場するのか?今後を調査!
日本国内発、安心の日本ブランドとして公開された仮想通貨である「エターナルコイン」。
日本国内でだけでなく、世界5か国の仮想通貨取引所でも取引可能となっており、現状の仮想通貨のイメージを払拭すべく日々改善を行っています。
国内発の仮想通貨だとして販売されており、ネット上の広告も頻繁に見かける「エターナルコイン」。
既に取引所には上場隅であるものの、上場先と発行元が密接な関係にあるなどの疑いが掛けられています。
まず「エターナルコイン」にはブロックチェーンが使われておらず、発行元である企業が管理を行っています。
このような発行元に依存しなければ通貨としての価値を守ることが出来ないものが、果たして仮想通貨と呼べるのか、甚だ疑問ではあります。
ネット上では既に詐欺などとも言われており、その評判は芳しくありませんでした…。
ブロックチェーンじゃない
国内で発行された仮想通貨として頻繁に見かけるようになってきた「エターナルコイン」ですが、実はコレ、ブロックチェーンで動いていない仮想通貨となっています。
即ち、中央集権型の法定通貨と同様に。発行元が一括管理している仮想通貨という事になります。
2018年に起きた「コインチェック」の「NEM(ネム)流出事件」などから取扱い業者のセキュリティの甘さが問題となっていますが、エターナルコインについてはブロックチェーン自体が存在していません。正直、仮想通貨と呼べるのか微妙なところ。
「エターナルコイン」の情報については既に完了しており、国内の仮想通貨取引所である「エターナルライブ」にて取引が可能となっています。
「エターナルライブ」については金融庁が公開している「みなし業者」リストに名を連ねていることから、現在は認可を受けるための審査中であることが分かります。
コインチェックの事件によりみなし業者への風当たりが強くなることが予想できますが、果たしてエターナルライブは仮想通貨交換業者として認められるのでしょうか?
ほぼ普及していない
エターナルライブの運営元である「エターナルリンク」については独自の決済システムとして「エターナルスクエア」というサービスの提供を開始しています。
そのシステムによりエターナルコインを決済に利用できる店舗については2018年3月現在で103店舗が利用可能だと記載されています。
では、実際にはどのような店舗で支払いを行う事が出来るのかを調査すると、何と日本全国でわずか3店舗しかないという事が判明します。
136店舗というのはあくまで決済システムが導入されている店舗数であり、エターナルコインが利用可能な店舗数ではないという事なのでしょう。
もしかすると今後、増えていくことも予想できますが2015年から販売されていまだ3店舗でしか利用できない点を考えると今後の普及は難しいのではないでしょうか?
また、「エターナルコイン」を発行する「株式会社アトムソリューションズ」企業HPには他の取引所には上場しないと明記されています。
今後普及する見込みも薄く、他の取引所で取引が可能になることも無い。あまり安心して購入できる仮想通貨ではないと、筆者は感じてしまいました。
「エターナルコイン」については発行元が企業という事もあり、中央集権型の仮想通貨であると先ほどご説明しましたね。
その為、発行元である「株式会社アトムソリューションズ」が万が一にも倒産した場合、「エターナルコイン」の存在自体が失われかねません。
一企業に命運を握られている通貨だと考えると、投資対象としてはリスクが大きいといえるのではないでしょうか?今後、想定できるリスクとしては
- エターナルコインが普及しない事
- 発行元及び取引所が仮想通貨交換業者としての登録が出来なかった
等があげられます。そもそもブロックチェーンで動いていない中央集権型のデータを仮想通貨と呼べるのか定かではありません。
このシステムだけで言ってしまえば、JR東日本が提供するSUICAと同じような電子マネーに近い性質です。
それを自社が運営する取引所で売買させる。ネット上では子供銀行券などと揶揄する方もいらっしゃいました。
筆者もそこまでは言いませんが、他の取引所には上場しない理由についてはブロックチェーンを使用していない為、仮想通貨として認めて貰えない事が原因にも見えてきます。
100歩譲って一応取引所では売買可能となっているので詐欺とまでは言いませんが、オススメすることは出来ない仮想通貨であることには間違いありません。
3店舗は笑うわ。そしてブロックチェーンが組まれていない。いつでも効果が失効される可能性がある。