ページ名 | GameFi |
---|
GameFiはなぜ仮想通貨が稼げる?日本の市場規模など解説
ゲームをしながらお金が稼げるとして注目を浴びている「GameFi」。
まだまだマイナーなジャンルなので「そもそもGameFiってなんだよ」という方も多いかと思いますが、安心してください。
今回の記事では私が「GameFiとは何なのか」特徴と仕組みを解説すると共に、個人的に注目しているゲームタイトルや期待できそうなGameFi関連銘柄なども教えちゃいます。
正直誰にも言いたくないですが、今回だけは特別。
いきなり記事を消す可能性もあるので、今のうちに確認しておいてください。
GameFiとは?仕組みと魅力に迫る
ゲームを楽しみながらお金を稼げる、そんな夢のようなシステムが現実になろうとしています。それが、ブロックチェーン技術を活用した新しいゲームの形態「GameFi(ゲーミファイ)」
GameFiでは、ゲーム内で獲得した仮想通貨やNFT(非代替性トークン)が、現実世界でも価値を持つようになっているんです。
「Game」と「Finance」が融合した新概念
GameFiという言葉は、「Game」と「Finance」を組み合わせた造語です。つまり、ゲームを通じて金融的な利益を得ることができるという仕組みを指していますね。
特に注目されているのが「Play to Earn(P2E)」というモデルで、ゲーム内でのアクティビティを通じて仮想通貨を獲得し、それを現実のお金に換金できるというもの。
これによって、ゲームプレイが新たな収入源になり、多くのプレイヤーがこの新しい経済圏に参加しているんです。
GameFiは2019年に中国で初めて提唱され、特に2021年以降に急速に成長しました。「Axie Infinity」や「The Sandbox」などの代表的なプロジェクトの成功によって、今やGameFiは一大トレンドとなっているんですよね。
GameFiのユーザーベースは、2024年末までに5000万人を超えると予測されています。また、GameFiがグローバルゲーム市場の約10%を占めることが期待されており、その市場浸透はさらに進むことでしょう。
ブロックチェーンとスマートコントラクトがGameFiを支える
GameFiの基本的な仕組みは、ブロックチェーン技術とスマートコントラクトを活用してゲーム内資産を管理し、それらを仮想通貨やNFTとして取引可能にするというものです。
プレイヤーは、ゲーム内でのアクティビティを通じて仮想通貨やNFTを獲得し、それらをブロックチェーン上で管理します。
例えば、「Axie Infinity」では、プレイヤーがモンスターキャラクターを使ってバトルし、勝利報酬として仮想通貨を獲得可能。また、「The Sandbox」ではメタバース上で土地やアイテムを購入・売却する際にトークンが使用されるのです。
これらの仮想通貨やNFTは、仮想通貨取引所やマーケットプレイスで売買することができます。つまり、ゲーム内で得た報酬を現実世界のお金に換えることができるので、プレイヤーは実際に収入を得ることができるんです。
さらに、一部のGameFiプロジェクトではNFTのレンタル機能も提供されていて、高価なNFTアイテムを他のプレイヤーに貸し出すことでレンタル料を得ることもできるんですよ。
また、多くのGameFiプロジェクトでは、ガバナンストークンという形でコミュニティへの参加権も提供されています。
ガバナンストークンを保有することで、プレイヤーはプロジェクトの運営方針やアップデート内容などについて投票権を持つことができ、プロジェクトの発展に関与することが可能です。
GameFiの主要なジャンルをチェック
GameFiには、さまざまなジャンルがあります。ここでは、代表的なジャンルである「Play to Earn(P2E)」、「Move to Earn(M2E)」、「Sleep to Earn(S2E)」を紹介しますね。
Play to Earn(P2E)
「Play to Earn(P2E)」は、GameFi市場で最も人気のある形式です。このモデルでは、プレイヤーがゲーム内でのアクティビティを通じて仮想通貨やNFTを獲得し、それらを現実世界のお金に換えることができるんです。
P2Eモデルは、発展途上国など経済的に困難な地域でも注目されていて、多くの人々が生活費を稼ぐ手段として利用中。ちなみに「Axie Infinity」は、P2Eモデルの代表的な例です。
このゲームはベトナム発祥で、プレイヤーはモンスターキャラクターを使ってバトルし、勝利報酬として仮想通貨を獲得。これらの仮想通貨は市場で取引されていて、日本円など法定通貨にも換金できます。
また、「Axie Infinity」ではキャラクター自体もNFT化されていて、高価なAxieキャラクターは数十万円以上で取引されることもあるのです。
Move to Earn(M2E)
Move to Earn(M2E)は、新しい形態のGameFiモデルで、ユーザーが身体活動(ウォーキングやランニングなど)によって報酬を獲得できます。
このモデルは、健康志向と収益性を結びつけていて、多くのユーザーから支持されているんですよ。
「STEPN」は、M2Eモデルの代表的な例です。ユーザーがNFTスニーカーを購入し、それらを履いてウォーキングやランニングすることで仮想通貨を獲得します。
この仮想通貨は市場で取引されていて、日本円など法定通貨にも換金できるんです。また、このアプリには将来的にガバナンストークンも追加される予定。
M2Eモデルは、健康管理アプリとの親和性が高く、多くのユーザーが日常生活の中で運動しながら収益を得るという新しいライフスタイルへと移行しています。
さらに、このモデルは企業との提携によって広告収入なども見込まれていて、新たなビジネスチャンスとしても注目されているのです。
Sleep to Earn(S2E)
Sleep to Earn(S2E)は、さらに新しいコンセプトで、ユーザーが睡眠することで報酬を獲得できるというもの。
このモデルは、健康管理アプリとの連携によって実現されていて、ユーザーの日常生活習慣そのものから収益化するというユニークなアプローチなんですよね。
「SleeFi」は、S2Eモデルの代表的な例。ベッド型NFTアイテムを保有しているユーザーが、その状態で睡眠することで仮想通貨報酬を獲得できる仕組みなんです。
このプロジェクトはまだ開発段階ですが、その斬新なコンセプトから多くの注目と期待が寄せられています。
S2Eモデルは、健康志向やウェルビーイングへの関心が高まっている現代社会において、新たな市場ニーズに応える形に。また、このモデルも企業との提携によってさらなる収益機会が期待されているんです。
GameFiを支える仮想通貨の主要トークンを解説
GameFiプロジェクトには、さまざまな仮想通貨が使用されています。ここでは、代表的な仮想通貨である「Axie Infinity Shards(AXS)」、「Smooth Love Potion(SLP)」、「Green Satoshi Token(GST)」を紹介しますね。
Axie Infinity Shards(AXS)
AXSは、「Axie Infinity」におけるガバナンストークンです。このトークンは、主にゲーム内アイテムやキャラクター取引に使用。
また、AXS保有者にはステーキング報酬や運営投票権も与えられています。この点でも他の一般的なユーティリティトークンとは異なる役割があり、AXS自体も市場で取引されていて、その価格変動によって利益を狙う投資家も多いんです。
Smooth Love Potion(SLP)
同じく「Axie Infinity」で使用されるSLPトークンは、主にキャラクター育成などに使用されます。SLP自体も市場で取引可能ですが、その供給量と需要バランスによって価格変動リスクがあるんです。
そのため、一部ではSLP価格下落によってP2Eモデル全体への影響も懸念されています。
Green Satoshi Token(GST)
GSTは、「STEPN」で使用されるユーティリティトークンです。このトークンは、主にユーザーが運動することで獲得でき、その後市場で取引されたりアプリ内機能への利用にも使われています。
M2Eモデル全体への影響力も大きく、このGST価格次第ではユーザー数や活動量にも影響があります。
GameFi市場の未来
GameFi市場は、急速な成長過程にあり、今後数年間でさらなる拡大が予測されています。一方で、市場全体にはいくつかの課題も存在。
拡大する市場規模と期待される成長
GameFi市場は、「Play to Earn」モデルだけではなく、「Move to Earn」や「Sleep to Earn」といった多様なジャンルへの参入によって、市場全体への関心度合いが高まっています。
「The Sandbox」には、スクウェア・エニックスやソフトバンクなど大手企業も参入していて、大手企業との提携によって信頼性と認知度も向上しているんです。
また、日本国内でも多くの企業がこの分野への参入意欲を示していて、市場拡大への期待感がありますよね。
新興市場ゆえの課題とリスク
しかしながら、市場全体にはいくつかの課題があります。
その一つ目として、市場自体がまだ新興段階という点。多くのプロジェクトが安定していない状況下にあり、一部では詐欺的なプロジェクトも存在しており、投資家やプレイヤーには信頼性あるプロジェクト選定能力が求められるんです。
また、多くの場合、初期費用として高額なNFT購入費用などが必要となるため、新規参入者にはハードルとなっている。さらに、市場全体への影響力として仮想通貨価格変動リスクがあります。
例えば、「Axie Infinity」のSLP価格下落によって、一部地域では生活費稼ぎ目的だったプレイヤー層離脱問題も起きているんですよ。そのため、市場全体への安定供給策など、今後必要不可欠だと考えられています。
GameFiは、ゲームとお金を融合させた新しい概念で、多くの可能性を秘めていますが、新興市場ゆえの課題やリスクも存在しています。これからのGameFi市場の発展を見守りながら、適切な投資やプレイを楽しんでいきたいですね。
GameFiの過去の人気・おすすめゲーム
まずはGameFi(NFTゲーム)の中でも人気のゲームTOP10を一覧で紹介します。※2021年の内容になります。
↓ゲーム内で使える独自トークンの時価総額順
ゲーム名 | トークン名 | 売買できる取引所 | 時価総額 | ランキング |
---|---|---|---|---|
Axie Infinity | AXS | バイナンス | ¥948,178,349,133 | 1位 |
Decentraland | MANA | バイナンス | ¥689,876,327,158 | 2位 |
The Sandbox | SAND | バイナンス | ¥390,830,113,404 | 3位 |
WEMIX | WEMIX | Gate.io | ¥224,128,702,533 | 4位 |
Radio Caca | RACA | PancakeSwap | ¥195,192,978,612 | 5位 |
Gala | GALA | バイナンス | ¥173,351,945,149 | 6位 |
Illuvium | ILV | バイナンス | ¥77,847,591,643 | 7位 |
Yield Guild Games | YGG | バイナンス | ¥64,311,356,501 | 8位 |
Dvision Network | DVI | PancakeSwap | ¥50,520,344,975 | 9位 |
MOBOX | MBOX | バイナンス | ¥42,867,161,568 | 10位 |
アクシーインフィニティを筆頭に、時価総額上位を占めるのはNFTゲームばかりですね。上記は人気ゲームということもあり、ゲームで使用するNFTが高額していることが多いです。
これから始めるにはある程度の初期投資が必要となりますが、人気なだけありしっかり稼げるゲームになります。
続けて、上記のTOP10以外のゲームも含めて個人的におすすめできるGameFi(NFTゲーム)をジャンルごとに3つ紹介して言います。
初心者向けのゲーム「Polkafantasy」
Polkafantasy(ポルカファンタジー)は、日本のアニメ、ゲームファンに向けて開発されている国産のNFTゲームになります。
開発陣には元スクエニの社員やポケモンと遊戯王のプロデューサーなど、日本のゲーム、アニメ業界をけん引してきた方々が携わっています。
ゲームはまだ開発段階ですが、日本の大企業が日本人向けに作ったGameFiになるため、初めてNFTゲームを遊ぶ方にもおすすめできます。
もちろん、ゲームを遊ぶことで独自トークンである「XPトークン」を獲得することも〇。
※現在サービス停止
クオリティの高いゲーム「MyNeighborAlice」
MyNeighborAliceは、ゲーム内に作った自分の島で動物を育てたり、野菜を育てたりする箱庭系ゲームになります。
どうぶつの森をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。
ゲーム内で使用するのは「ALICE」という独自トークンであり、土地を購入したりアバターの購入などに使用します。
「ALICE」はバイナンスにも上場しているため、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨に換えることも可能。
コンテストなど、ゲーム内で開催されるイベントに参加することで「ALICE」を獲得することができます。
>>MyNeighborAliceの公式サイト
初期費用が少ないゲーム
Crypto Spells(クリプト・スペルズ)は、無料で始めることもできるカード対戦型のNFTゲームです。
入手したカードは全てNFTになっているので、レアカードが入手できれば高額で販売できることも。
無課金ではレアカードを入手するのは困難なため、とりあえずお金をかけずにNFTゲームに触ってみたいという方におすすめできます。
なお、独自トークンなどを獲得できる「Play-to-Earn」はないので注意してください。
>>クリプトスペルズの公式サイト
GameFi関連で過去の注目銘柄
GameFiに関連する銘柄の内、個人的に将来性に期待している通貨を3つ紹介します。
※あくまで個人的な意見であり、2021年時点の内容です。
Illuvium(ILV)
Illuviumは、ポケモンとモンスターハンターを合わせたようなNFTゲームになります。
プレイヤーは広大なフィールドを走り回ってモンスターを捕まえたり、武器の素材を集めたりして遊ぶゲームです。
PC専用のゲームでまだ開発中であるものの、独自トークンの「ILV」はバイナンスに上場するなど注目度の高さが伺えます。
2022年のQ1にテスト版のゲームをリリース予定のため、実際にゲームが公開されるタイミングでの価格高騰が見込まれます。
>>Illuviumの公式サイト
WonderHero(WND)
WonderHero(WND)は、スマホ向けのRPGゲーム。
キャラクター(NFT)や装備を手に入れてバトルを行い、勝利すると独自トークンの「WND」が貰えるという仕組みになります。
注目している理由はかなり凝ったキャラクターデザインと、ゲーム画面のクオリティの高さ。
完全に個人の主観ですが、ゲーム好きの男性なら心をくすぐられるようなメカや兵器、キャラクターなどが豊富に登場します。
装備やキャラクターをカスタマイズして自分のオリジナルキャラクターが作れる感覚。
スマホで出来る、気軽で楽しく稼げそうなゲームとして注目しています。
2021年12月辺りからNFTの販売やゲームのリリースが予定されているので、セール前やリリース直後などは「WND」の高騰にも期待できるのではないでしょうか。
>>WonderHeroの公式サイトへ
Cyball(CYB)
Cyballは、サッカーを題材にしたNFTゲームです。
CyBlocsと呼ばれるNFTを育てて試合に出し、勝利することで報酬が受け取れる「Play-to-Earn」の要素も持っています。
11月に行われたNFTの先行販売は、バイナンスが運営するNFTマーケットプレイス「バイナンスNFT」でも開催されました。
バイナンスNFTで販売されたNFTは高額になることも多く、ゲームとしてのクオリティも高いことが予想されるため、トークンがリリースされた際には高値が付くことが予想されます。
イケハヤが夢中になってる雑なドット絵のNFTなんかより、GameFi関連のNFTのほうが絶対将来性あるよな。ドット絵なんてアートですらないだろ、Illuviumのグラフィックはアートだ。