サービス名 | ひふみ投信 |
---|---|
運営会社 | レオスキャピタルワークス株式会社 |
ひふみ投信が投資家から「もう終わった」と言われるワケ
高利回りが期待できるアクティブファンドとして人気のひふみ投信。
実は、2022年に入ってから「ひふみ投信は終わった」という悪い評判が多く散見されています。
一体ひふみ投信に何があったのか?
最近の利回りや組み入れ銘柄を調査した結果…
ひふみ投信はもう、以前のような利回りを出すのは難しい状況だと判明してしまいました…。
>>「4ヶ月で1900万稼ぐ」と話題の投資ツールを管理人が実践レポ
ひふみ投信とは
ひふみ投信は、日本の成長企業をメインに投資をしていくアクティブ型の投資信託。
ファンドマネージャーという資産運用の専門家が、投資家から預かった資金を株式、不動産、債券などで代理運用を行ってくれます。
ひふみ投信では約240社の株式に分散投資しており、専門家による調査で発掘した割安銘柄に投資したり、アジア諸国の株式なども積極的に組み入れていきます。
成長が期待できる企業などに積極的に投資していくため、多少のリスクはありますが「資産を増やす」ことに特化した投資信託となります。
ひふみ投信の概要、利回りは良いのか?_
↓ひふみ投信の運用成績
1ヶ月 | 3カ月 | 6ヶ月 | 1年 | 3年 | 設定来 |
---|---|---|---|---|---|
-3.04% | -6.42% | -14.57% | -15.51% | 17.69% | 431.72% |
2022年の利回りについては‐14.57%となっており、過去3年分の運用利益と同程度の損失が出ている状態でした。
金融庁によるとアクティブファンドの内、株価指数などと連動するパッシブファンドの利回りを下回るアクティブファンドの8割が大手企業の投資信託であることを公表しています。
※パッシブファンドとは
株価指数などの経済指標と連動するように、投資先を決める投資信託。
2022年はひふみ投信を含め多くのアクティブファンドが不振の状態なので、ひふみ投信も相場が悪い時は成績が悪いと思っていた方が良さそう。
とはいえ、ひふみ投信は設定された2008年から基準価額が6倍に上昇しているので、過去の運用成績は良いアクティブファンドと言えます。
>>「4ヶ月で1900万稼ぐ」と話題の投資ツールを管理人が実践レポ
ひふみ投信の評判
ひふみ投信に投資をした方が投稿したツイートや口コミ、評判を紹介していきます。
【ひふみ投信の評判①】
「実は私もずっと迷っています!投信なので手数料はしかたないし高くはないと思いますが、TVに出て資金が巨額になってからポートフォリオが無難になり日経平均と同じようなチャートを描くように変わりました。ここまで大きくなると得意の優良中小企業の将来性を買うことも難しいんでしょうね。」
ひふみ投信が有名になり運用資金が増えたことで、成長性のある中小企業への投資があまり行われなくなったという意見が出ていました。
運用資金が増えたことで無難な銘柄ばかりに投資するようになり、日経平均と同じような動きになることが多くなったそうです。
【ひふみ投信の評判②】
「なんとなくですが、7〜8年前頃が勢いのピークだったなと。ここ数年はおっしゃる通り日経平均と似たチャートで面白味がなくなってきました」
ひふみ投信本来の運用方針である「成長企業への先行投資」が当たっていた7~8年前頃は良かったという意見。
複数の方が現在のひふみ投資は無難な運用方針になったと感じているようです。
【ひふみ投信の評判③】
「ひふみ投信損切りってツイートを見て、ボクは藤野さんを信じる!って思ったけど、念のため自分のひふみプラスを確認してみました3年6ヶ月積み立てて高い手数料払って、含み益1.64%ギリギリ 同時期に始めた楽天VTIや先進国インデックスは、今でも30%以上の含み益。たしかにコレは考えちゃうなぁ」
ここ3~4年の運用成績を見ると利回りが1.64%だった方の投稿。
ひふみ投信についてはネットで調べると「ひふみ投信は終わった」などの評判が出ているのですが、投資家の投稿を見る限り「昔は良かった」という意見を持つ方が多い模様です。
ひふみ投信の組み入れ銘柄について
銘柄名 | 銘柄コード | 規模 | 業種 |
---|---|---|---|
ソニーグループ | 6758 | 大型 | 電気機器 |
オリエンタルランド | 4661 | 大型 | サービス業 |
東京海上ホールディングス | 8766 | 大型 | 保険業 |
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 8306 | 大型 | 銀行業 |
ひふみ投信の組み入れ銘柄は2022年6月時点で上記を含む240銘柄となります。
ひふみ投信の評判で「日経平均と同じような動きになって来た」という意見が多かったのは、組み入れ銘柄が増えた事と、大手に偏って来たことが要因のようです。
ひふみ投信の組み入れ銘柄に大きな変化が出たのは2017年2月以降と言われており、TV番組の「カンブリア宮殿」でひふみ投信が特集された時期と重なります。
TVの力でひふみ投信の利用者が爆増し、純資産総額は1年程度で1000億円以上も上昇。
ひふみ投資はこれまで中小型株の運用で良い成績を収めてきたファンドでしたが、資産額が増えたことで小型株だけでの運用が困難に。
その結果、大型株の比重を多くした運用方針を取らざるを得ない状況となっています。
「成長企業に投資する」という本来の方針からズレてしまったことが、直近数年で「ひふみ投信は終わった」と言われるきっかけになったのでしょう。
日経平均でさえ225銘柄種類ですから、240もの組み入れ銘柄を持つひふみ投信が「日経平均と変わらない」と言われてしまうのは当然なのかもしれません。
もはやアクティブファンドと呼べない気もしますが、最近の評判の悪さは知名度と購入者が増えてしまったことが原因のようでした。
ひふみ投信はどこで買える?
ひふみ投信は、運用を行う企業「レオスキャピタルワークス」から直接購入する方法と、ひふみプラスを取り扱う証券口座から買うことが出来ます。
※ひふみ投信とひふみプラスは同じ「ひふみ投信マザーファンド」に投資しているため、直販投信と投資方針、組入銘柄等に違いはありません。
ひふみプラスを取り扱っている証券口座を持っていればすぐに購入できるので、安心ですね。
ひと昔ほどの勢いはなくなってひふみ投信は終わったなどとも言われていますが、2022年も人気の投資信託の1つなのは間違いありません。
ひふみ投信はつみたてNISAにも対応
ひふみ投信は個人投資家が税制優遇される「NISA」に対応しています。
運用益が非課税になるというメリットがあるため、ひふみ投信を始める際にはNISAを上手く活用することが利益を出す近道となります。
つみたてNISAにも対応しているので、毎月1万円ずつなどの少額からの投資も行えるのでお勧めです。
最近ひふみ投信に限った話じゃないですけど最近ネガティブな話題が多かったので解約を考えてますが、確かに今損切しても他に解体ファンドもないですよね。もう少し様子を見ることにします。