通貨名 | GeAR(ギア) |
---|---|
通貨コード | GEAR |
発行元 | 不明 |
総発行枚数 | 160,000,000 GEAR |
BCプラットフォーム | Elements |
公式URL | https://csagency.info/gear |
ICO案件「GeAR(ギア)」という仮想通貨を捜査。上場できるのか?
Twitterなど、SNSで話題となっているICO案件「GeAR(ギア)」を調査すると、少しばかり不安になる状況にある仮想通貨であることが分かりました。
現在はAir Dropを行っており、無料で「GeAR(ギア)」が付与されることから、皆さんも参加しているのではないでしょうか?
ですが、この「GeAR(ギア)」の公式サイトをくまなく調べると、一見誰にも分からないであろう不審点がいくつも見つかることに。
果たして安全に投資できるICOなのでしょうか?
今回は無料だからと喜んでばかりではいられない、ICO案件「GeAR(ギア)」の真実に迫ります。今後、上場できる可能性や値上がりする仮想通貨なのかどうか、独自の調査で判断致します。
2018年10月4日追記:「GeAR(ギア)」は結局上場できず
2018年10月2日付で仮想通貨取引所「solidex」に上場すると発表した「GeAR(ギア)」でしたが、2日経過した10月4日現在も上場が確認できない状況となっております。
この原因については、上場先の仮想通貨取引所「solidex」が不正取引を検出したと発表したことが影響しているものと思われます。
「solidex」については2018年9月より相次いで詐欺性の高いICOばかりが上場を果たしており、取引も1日に10数件という悲惨な状態となっております。
上場はしたものの、買い手がほとんどいないため売却すらままならない状況。
今回の「GeAR(ギア)」については開発チームが合成写真であると先日の捜査にて判明しましたが、セキュリティも脆弱なドマイナーな取引所に無理やり上場させたとみて間違いないでしょう。
数日経過すれば上場することも考えられますので、その際は上場後の取引状況について追記いたします。
GeAR(ギア)の開発チームが合成写真と判明
2018年4月20日追記:以前調査を行った「GeAR(ギア)」ですが、掲載されている開発チームの写真をくまなく調べたところ、合成写真であることが判明しました。▶コチラが開発チーム
この開発チームにとある加工をしたところ、合成や修正を行った画像にだけ現れる特徴が確認出来たのです。今回はその証拠画像をご覧に入れましょう。
上の比較画像をご覧頂ければ一目瞭然かと思いますが、合成された写真には画像のような形で「白い修正跡」が残ります。
とは言っても、CGのような高度な技術で行われた場合には判別も難しいのですが、今回は見事に顔だけが修正されている事が分かるかと思います。
以上の証拠から、私は「GeAR(ギア)」が詐欺であると断言します。
※以下、追記前の調査レポートでございます。合わせてお読み頂く事で「GeAR(ギア)」がどれほどに危険なICO案件なのかご理解頂けるかと思います。
狙われた日本人
現在、トークンが無料で付与されるAir Dropも行われているICO案件「GeAR(ギア)」ですが、様々な方がTwitterなどのSNSを介して紹介、宣伝を行っている状況になります。
Air Dropを行っているので申し込む分には損はしませんね。「GeAR(ギア)」については分散型AEゲームプラットフォームを提供するプロジェクトであり、現時点でゲームクリエイターが抱える問題点をっ解決するために開発が行われてるとの事。コチラが簡単な説明▶▶
開発チームについても写真が公開されており、ホワイトペーパーも英語・日本語・タガログ語・中国語と公開されています。
このことから、ICO案件である「GeAR(ギア)」は日本のみではなく世界中でICOやAir Dropが行われているであろうことが分かります。
では、「GeAR(ギア)」の公式サイトはどのような国からアクセスされているのでしょうか?アクセスの解析が行えるWEBサイトにて、確認して見ます。
どうやら「GeAR(ギア)」の公式サイトにアクセスしているのは日本人だけの様子。これは明らかに不自然ですね。
このプロジェクトの目的は世界中のゲームクリエイターが抱える問題を解決することのはずでしたが、現状は日本人だけしか知らないICO案件とみて間違いないでしょう。
GeAR(ギア)の知名度はゼロ
前項ではICO案件の「GeAR(ギア)」が日本人だけをターゲットにしたICOだと判明しました。
続いては知名度が本当に低いのかどうかを調べるため、海外のICO格付けサイトを調査します。今回調査を行ったのは下記のサイトたち。
- ICORATING
- ICObench
- ICObazaar
- Bitinvestors
- COINJINJA
ICOの格付けサイトから情報サイトまで調査しましたが、何処にも「GeAR(ギア)」などというICO案件の情報は確認出来ませんでした。
本当に2017年から「GeAR」のプラットフォームが開発されているのであれば、何処かに掲載されていてもおかしくないはずなのですがね…。
以上のような事から、ICO案件の「GeAR(ギア)」のプレセールには参加すべきではないと判断します。
何を信じて投資するのかは人それぞれですが、このままの状況ではICO投資ではなく限りなくギャンブルに近いものですよ。
また、Air Dropに参加する際には個人情報の入力をいくつか求められますので、運営元がハッキリしない以上、馬鹿正直に入力するのは控えた方が良いでしょう。
「公式LINE」という怪しさ
今回のICO案件「GeAR」に登録をすると、会員ページのようなサイトにログインすることが可能になります。
ホーム画面には公式LINEに登録すると、追加で「3GEAR(トークン)」が付与されるという一文が掲載されていました。
随分と日本人にやさしいサービスを提供しているようですね。まぁ日本人しかアクセスしていないのですから、当然といえば当然なのでしょう。
ちなみに言語を日本語から英語に切り替えると、公式LINEの紹介文が見事に削除されます。
何故か日本人だけに公式LINEが用意されています。基本的にはテレグラム等を使用することがスタンダードなICOですが、アジア(特に日本)でシェアの多いサービスを先に開始したのか。
この状況ですと、仮に海外の投資家が「GeAR」に参加した場合、公式から情報を受け取る術がないのですから、不自然極まりないと思いませんか?
「GeAR(ギア)」のまとめ
- 日本人しか知らない
- 日本人しかアクセスがない
- 開発者の情報が少なすぎる
- 怪しい奴らが宣伝を始めている
あほくさ