サービス名 | マリンベイ |
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運営会社 | Gamechain HK LIMITED. |
所在地 | TWO HARBOURFRONT, UNIT 201, 2/F, 22 TAK FUNGSTREET, HUNGHOM, KOWLOON, HONG KONG |
連絡先 | 不明 |
マリンベイは本当に稼げるのだろうか…
全く新しい投資スキームである、P2P案件として登場した「マリンベイ」を捜査。
ネット上で囁かれる『安心、安全に稼げる投資案件』という噂は本当なのだろうか?
仮想通貨ポリスが捜査したところ…
・法外な利益率で報酬が出せるワケ
・誰も話さない運営会社の実態
・マリンベイがついた嘘
などが発覚。
アフィリエイターたちが話したがらない「マリンベイ」の怪しい話について切り込んでいきます。
マリンベイとは
自社製の専用アイテムを個人取引させるマッチングプラットフォームを開発した投資案件。
マリンベイのプラットフォーム内にて、独自のアイテムを買いたい人と売りたい人をマッチングさせるサービスを提供しています。
ユーザーは用意されたアイテムを他のユーザーと取引して売却益を受け取ることができ、マッチングした場合は必ずアイテムを購入しなければなりません。
アイテムは購入時点よりも高い値段で販売出来るように設定されているため、アイテムを売り続けることが出来れば損をすることの無い仕組みとなっているとか。
売買が成立した際にはマリンベイ側に手数料を支払う事で、運営側は収益を確保しています。
マリンベイの商品詳細
マリンベイのプラットフォームを利用することで、1度の取引で10%~18%の利益を出すことが可能とのこと。
公式から用意されたアイテムは4種類で、アイテムごとに価格や期間、利益率が変動していきます。利益率が高くなるほどにアイテムも高額になっていくイメージですね。
▼イエローシップ
・最小価格:100ドル
・最大価格:505.32ドル
・収益率:10%
・手数料:4ドル
▼グリーンシップ
・最小価格:300ドル
・最大価格:1043.50ドル
・収益率:300ドル
・手数料:12%
▼ブルーシップ
・最小価格:500ドル
・最大価格:1426.30ドル
・収益率:14%
・手数料:10ドル
▼レッドシップ
・最小価格:700ドル
・最大価格:1889.70ドル
・収益率:18%
・手数料:20ドル
商品の売買は抽選になるので必ず行えるわけではありませんが、最高率であるレッドシップを1回売買するだけで月利18%ですから、超高配当の案件だと言えます。
5~6回売買するだけで月利は50%を超える計算。購入資金も最大で700ドルと、参入障壁は低く設定されています。
この利益率や運営側に資金を預けなくても良いという点から人気を博している模様です。
レッドシップのみを運用していれば2~3か月で元本回収も夢ではないはず。
マリンベイの仕組み
簡単に例えると、トランプのババ抜きのイメージ。
価値の裏付けがないアイテムを押し付けあって利益を出すゲームに近い仕様です。
これを投資と呼んでしまう人は少し異常かなと思う今日この頃。
せめてERCトークン化してスマートコントラクトくらいは実装しとけって話です。
なんとなく稼げる仕組みは分かりましたが、もはや投資でもなく副業ですらないと判断しています。
運営のマッチング放棄や買い手が付かなくなった時点で終わる案件なので、ババを持った状態で終わらないように立ち回るのが一番重要です。
一生続くような案件ではないので数か月やる分にはいいんじゃないでしょうか。あくまで自己責任で。
いつ無くなるか分からないアイテムを買うくらいならアルトコイン買ってた方が普通に稼げるので、冷静に考えられる人はアルトコイン投資するだろうなという印象。
詐欺ではないですが絶対に誰かが損をする生産性のない自家発電コミュニティなので、ハマり過ぎないようにしましょう。
マリンベイの評判
マリンベイに投資している方のツイートを確認したところ、高評価を付ける方が多い印象でした。
最も多いのは「稼げた」という収支報告であり、次いで「安心、安全」という勧誘交じりのツイートでした。
「稼げた」という報告は本当でしょうから良いのですが、よく調べもせずに「安心、安全」と言いながら勧誘してるのは良く理解してないヤツなので注意してください。
次に、マリンベイがなぜ安心できない案件なのか?について、私が調査した運営会社の実態をお伝えします。
マリンベイの運営会社について
運営会社が登記されている香港の登記情報を調べた所、所在が確認できる企業でした。
ただ、住所を確認したらゴリゴリのレンタルオフィスであり、バーチャルオフィスのサービスも提供している住所だったので実態のある運営事務所は不明。
運営陣について何一つ情報が出ていないので、マリンベイの運営会社は怪しい企業だなという印象です。
運営会社はほぼノーリスクで稼げるため自らマリンベイを停止する可能性は低いと思いますが、ユーザーがいなくなった場合や当局に目を付けられるなどが起きた場合、いきなりサービス停止という措置も考えられます。
運営実態がつかめない海外の案件である以上、リスクを理解した上で利用してくださいね。
やってるのは日本人だけ
マリンベイを優良案件だと評するブログサイト等では、マリンベイは日本以外にも韓国、中国、ベトナム、ペルーでユーザーを獲得していると記載しています。
実際に韓国と中国の検索エンジンにて「MARINEBAY」や「MARINEBAY review」などで検索したところ、現地のwebサイトは一つもヒットしませんでした。
▼検索結果
検索したのは「韓国のネイバー」と「中国の百度」になります。
ネイバーに関しては日本のアフィリエイトサイトと日本人のツイートしかヒットしません(笑)
世界展開しているサービスの情報が、現地の検索エンジンでは何一つ見つからない。
こんなことはあり得ませんよね?日本と同レベルでユーザーが増えているのであれば、情報など吐いて捨てるほどに見つかるはず。
以上の状況から、マリンベイは世界展開などしておらず、日本人だけをターゲットにしているサービスであると判断します。
マリンベイのまとめ
ユーザーは運営側がコストも手間も掛けずにノーリスクで稼げる仕組みに利用されているだけに過ぎないため、深入りは禁物です。
とはいえ現時点では稼げる案件と言えるため、やる人が一定数いるのは理解できます。
ただ、外国語に疎い日本人だけをターゲットにしている辺りも非常に姑息なのでマリンベイを妄信しすぎずに撤退時期を見極めて上手に立ち回ってください。
今日も当選無し。
うーん、仕方がないか。