韓国のソウル市が独自の仮想通貨「S-Coin」の発行を検討している
ビットコインを始めとした仮想通貨の過熱ぶりがたびたび話題となっていた韓国ですが、首都であるソウル市の市長である「Park Won-soon」氏が、Coin Desk Koreaのインタビューで独自の仮想通貨となる「S-Coin」の発行を検討している事を明らかにしました。
通貨の目的としては、同市が出資する社会福祉プログラムに使用する事の他、第四次産業を含む情報通信の分野において、ブロックチェーンなどの革新的な技術についても積極的に模索していくべきだと考えているとインタビューでは答えています。
また、「S-Coin」発行を実現するためには仮想通貨を規制する制度、法的な整備を整える必要があるため、中央政府の様々な法律や規則の変更に向けて行動していくとコメントしています。
以前から韓国は仮想通貨がマネーロンダリングなどの犯罪に使用される可能性があるとして、規制強化の姿勢を示していましたが、2018年2月に「規制強化よりも正常化に向けて取り組んでいく」と公式に発表を行っています。
市長の「Park Won-soon」氏はこの発表を受け、独自通貨の発行の検討に至ったのではないでしょうか?最近ではベネズエラが政府主導の仮想通貨「ペトロ」を発行したことが話題となりましたが、ソウル市が発行する「S-Coin」にも注目したいところですね。
韓国といえば、若者の将来がチキン店の経営か餓死という究極の選択を迫られる程に困窮している状態にあることが報道されていたのを思い出します。
仮想通貨の“取引を行うのは大半が若者”だと予想できますから、このチキン地獄から逃れるために韓国では仮想通貨の取引が盛んにおこなわれているのでしょう。日本でも仮想通貨への投資で億を超える資産を築いた方が大勢いましたが、「億り人」を夢見るのは万国共通の様子。
また、最近では取引を行う若者たちが、仮想通貨の暴落が起きた際に物に八つ当たりする画像がSNSに投稿されていると話題になっていましたね。いくつがご紹介しましょう。
これは仮想通貨の暴落により資産の45%を失った方が投稿した写真。破壊された画面から察するに、暴落に気付いた段階で画面右上、中央上部の2か所に何かを投げつけたのでしょう。右利きの男性がマウスを投げつけたのではないでしょうか。部屋が暗いのが良いですね。
綺麗な仕上がりです。
こちらはイライラを鎮めるために浴室に向かったという方による投稿。イライラして浴室に向かう理由は定かではありませんが、浴槽って意外とペラペラなのですね。勉強になります。
最後はドアを破壊した写真。
ソウル市長には関係がないのかもしれませんが、独自の通貨を発行する前に彼らのような投資家たちを救ってあげて欲しいものです。そりゃチキン店の開業資金も失ったのなら餓死するしか選択しがないのですから、ドアを破壊したくなる気持ちも分からなくもないですよ。