コイン名 | The Sandbox(SAND) |
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シンボル | SAND |
発行枚数 | 3,000,000,000 |
公式URL | https://www.sandbox.game/jp/ |
SANDの特徴、今後の見通しについて
2022年5月24日に日本初の取り扱いとなるコインチェックへの上場を果たした「SAND(The Sandbox)」とはどんな仮想通貨なのか?
特徴や将来性、人気の理由を調査したところ、実はまだまだ価格上昇に期待できるアルトコインの特徴がいくつも確認できました。
SANDはどんなコインで、具体的に今後どうなっていくのか。
知りたい人だけ、先に進んでください。
>>仮想通貨のプロが厳選「2022年に高騰期待のアルトコイン情報」
SAND(The Sandbox)とは
仮想通貨のSANDは、メタバースというネット上の仮想空間を使ったNFTゲーム「The Sandbox」内で使われるコインになります。
The Sandbox内では「LAND」と呼ばれるゲーム内の土地を購入し、そこにオリジナルのキャラクター、建物などを作成することが出来ます。
自分で作り上げたステージやキャラクターを使い、The Sandbox内でオリジナルのゲームを作ったりして遊ぶゲームです。
最近ではアメリカの人気ドラマ「ウォーキングデッド」がその世界観をモチーフにしたLANDを公開したことでも話題に。
↓ウォーキングデッドのLAND
作成したLANDやキャラクターは全てブロックチェーン上に保存され「NFT(非代替性トークン)」として管理しているため、LANDやキャラクターの売買に独自トークンのSANDが利用されています。
※NFTとは
ブロックチェーン技術を使い、データの複製や改ざんが理論上不可能とされるデジタルデータのこと。誰がどのデータを持っているのかまでブロックチェーンで管理しているため、偽物が出回ることがなくなります。
SANDトークンの特徴・仕組み
SANDはゲームで使われている仮想通貨になりますが、具体的にどんなことに使われているのか。
具体例と共にSANDの特徴と仕組みについて解説していきます。
ゲーム内で「LAND(土地)」を買い、自分の街を作る
The Sandboxを遊ぶ上で必須である「LAND」の購入にSANDが使われています。
購入したLANDはもちろんNFT化されているため、売却してSANDを稼ぐことも可能。
また、売却以外にもLANDは貸し借りができるため、クオリティの高い街を作ることが出来れば土地を貸すことで地主のような形で利益を上げることもできます。
アイテムや土地を売ったり、レンタルでSANDが稼げる
購入したLANDをカスタマイズするには建物やキャラクターといったNFTデータが必要になりますが、これは自分で自作する以外にのプレイヤーからNFTを購入することが可能です。
取引の決済にSANDが使われているため、人気のNFTを購入するには相応のSANDを支払う必要があります。
モノによっては高額で取引されるNFTもあるため、ゲームで遊ばずにNFT作成を仕事にしている専業クリエイターなども現れています。
ゲーム内に「自作のゲーム」が作れる
The Sandboxが提供する「ゲームメーカー」というツールを使うことで、自分のLANDを使ったオリジナルのゲームを作ることが出来ます。
自分の作ったキャラクターやアイテムをゲームに組み込めるという点から、The Sandbox内でも人気の機能となっています。
自作したゲームは有料で公開することが出来るので、難しいプログラミング技術が無くてもゲームを作って販売することが可能に。
ゲーム内でゲームを作るというのもおかしな話ですが、現実世界に近い経済活動も行える仮想空間を「メタバース」と呼んでおり、これもSAND(The Sandbox)が人気を集める理由の1つとなります。
SANDが人気の理由、急騰の要因
SAND(The Sandbox)はゲームとしてはまだ知名度が低い部類になりますが、独自トークンSANDの時価総額は約6880億円と大企業と同等の価値を持っています。
ここまで人気化した秘密とは、一体何なのでしょうか?
大手ゲーム会社の出資で信頼性を得た
The Sandboxが人気化した理由の一つとして、大手企業が出資したことで「有望なゲームなのかも」というイメージが付いたことが挙げられます。
出資企業の一部
・スクエニ(スクウェア・エニックス)
・SVF1(ソフトバンクの投資ファンド)
・アニモカ・ブランズ(ブロックチェーンゲームの開発会社)
これらの企業から100億円近い出資を受けたことで箔が付き、ゲームとしても、仮想通貨としても期待されるようになりました。
ゲームで稼げるとして人気が出た
The Sandboxはただのゲームではなく「稼げるゲーム」だったことが人気化した大きな理由と言えます。
どれだけ時間をかけて遊んだゲームでも、ゲームが終わってしまえばそのデータには何の金銭的価値も残りません。
時間をかけたデータに資産価値が付くという点が多くのゲーマーに刺さったことが、The Sandboxプレイヤーの増加、SANDの価格高騰の一因となった理由と言えます。
NFTブームで価格が高騰
↓SANDのチャート
NFTという技術自体は2020年あたりから仮想通貨界隈でじわじわと注目を集めていましたが、2021年に入り仮想通貨以外の企業がNFT市場への参入を続々と発表。
NFTブーム、バブルといえる状況になり、NFTゲームとして有名だったSANDの価格が一時高騰しました。
2021年1月に1枚4円だったSANDの価格は、3月時点で89円と約22倍に急上昇します。
SAND(The Sandbox)自体に好材料が出たわけではないので、テーマ株のようにNFTという分野自体の注目度が上がったことが大きな価格上昇を遂げる要因となりました。
メタバース関連銘柄として思惑買いが殺到
SANDの2度目の高騰は、2021年10月28日の行われたFacebookが社名を「Meta(メタ)」に変更し、メタバース事業に注力すると発表したことが大きな要因です。
多くの投資家は「メタバースってなんだよ」という状況でしたが、「Meta」の参入でメタバース市場の拡大はほぼ確実いえる確変状態に。
とりあえずメタバース関連に投資しておこう、と多くの投資家が関連銘柄を物色し、その中にSANDやMANAといったゲーム系のメタバース銘柄が含まれていました。
今回の急騰もSAND(The Sandbox)自体の好材料ではなく、メタバースという分野自体に注目が集まったことが要因となります。
人気化、高騰した理由を振り返りましたが、SANDは有望な分野2つに関連する仮想通貨であり、各分野の市場拡大と共に知名度と価格を同時に上げ続けているようですね。
結局、SANDの将来性は高いの?
結論から言うと、SAND(The Sandbox)は将来性の高い仮想通貨であると言えます。
その理由は2つ。
・市場拡大が見込める分野の関連コインである
・大手企業の参入がまだまだ来る可能性を持つ
・市場拡大が見込める分野の関連コインである
SAND(The Sandbox)はNFT、メタバース、Gameという3つの分野に関連する仮想通貨になります。
アルトコインには2020年から続くブームの流れがあり、具体的には「DeFi → DEX → NFT → Game → メタバース」という順に各分野に注目が集まっています。
このブームに乗って注目を浴びた仮想通貨は総じて大幅な価格上昇を遂げており、SANDもこの流れに沿うような形で価格上昇を遂げています。
これらの分野に注目が集まったのは全て2021年の出来事であり、今後も更なる発展が見込まれています。
・大手企業の参入がまだまだ来る可能性を持つ
2021年11月23日に、大手スポーツブランドのadidasがThe Sandboxに土地を買ったことを発表しました。
このツイートの影響を受け、SANDの価格は史上最高値である1枚960円にまで上昇。
大手企業による参入はやはりSANDの価格に大きな影響を与えますね。
メタバースはまだ話題になったばかりの分野なので、今後もアディダスに続くような企業が出ることが予想されます。
以上の2つの理由から、SANDは将来性の高い仮想通貨だとみています。
SANDの今後の見通し
SANDとThe Sandboxは今後、仮想通貨として、ゲームとして価値を上げていけるのか。
SANDの価格に大きな影響を与えることが予想される
・ポジティブな要素
・ネガティブな要素
その両面から見たSANDの今後を考察していきます。
これからゲームの正式なリリースが行われる
実は、The Sandboxのゲームはまだ正式リリースされておらず、2021年11月29日にアルファ版というテスト環境のゲームが公開されたばかりなんです。
The Sandboxのゲーム自体は元々、ブロックチェーンに対応していないゲームとして2012年にリリースされているゲームであり、現在開発されているのはブロックチェーン版のThe Sandboxということなんですね。
The Sandboxの開発チームが公表しているスケジュールと照らし合わせると、開発は約1年ほど遅れているので、正式リリースは2022年の半ばから年末辺りになりそうです。
正式リリースという大きなイベントを控えているため、SANDの価格は2022年に入ってからさらに大きく動くことが予想できます。
これから色んなゲームの開発が進んでいく
The Sandboxのリリース後は、様々なクリエイターによる自作ゲームの開発と公開です。
The Sandboxには誰でもゲームを開発できるように、Game Makerという無料ツールを提供しているため、開発スピードは通常のゲームに比べても速いのではないか?と考えられています。
既に冒頭でもご紹介したアメリカの人気ドラマ「ウォーキングデッド」は、その世界を舞台にしたサバイバルゲームを作ると公表しています。
日本のゲーム会社であるスクエニもThe Sandboxに出資しているため、スクエニがオリジナルゲームの開発を行うかもしれませんね。
まとめると、
・The Sandboxの正式リリース
・有名企業、作品のゲームが開発されそう
という2点が、SANDの価格に大きな影響を与えるポジティブな要素となります。
ネガティブな要素もある
ネガティブな要素としては、以下の2点が挙げられます。
・イーサリアムベースのゲームなので、処理速度の遅さ、手数料高騰などの問題が起きる可能性
・利用者発のゲームの開発に時間が掛かる可能性
詳しく解説していきましょう
処理速度の遅さ、手数料高騰などの問題
The Sandboxのゲームデータは、イーサリアムのブロックチェーンに保存されています。
イーサリアムのブロックチェーンは様々なゲームに使用されており、その数が多すぎることにより処理速度の低下と手数料が高騰してしまうスケーラビリティ問題が課題になっています。
The Sandboxも同様の問題を抱えることは間違いないので、処理速度と手数料高騰を回避する対策は必要不可欠と言えます。
ただ、同じくイーサリアムブロックチェーンを使ったNFTゲームの「Decentraland(MANA)」は、スケーラビリティ問題を解決できるポリゴンブロックチェーンに導入することで問題を解消したので、The Sandboxでも同じ対策が取られると思われます。
現時点では対応していないため、今後の動向には注目したいところです。
利用者発のゲームの開発に時間が掛かる可能性
The Sandboxのメインサービスの1つが、オリジナルのゲームが自作できるという機能です。
開発用のツールが無料提供されているので参入は簡単かと思われますが、実際に使ってみたらメチャクチ開発が難しかった、というオチも考えられます。
かなりネガティブな要素なのであり得ないとは思いますが、誰も使ったことが無い以上は懸念すべき点と言えます。
まとめると
【ポジティブな要素】
・The Sandboxの正式リリース
・有名企業、作品のゲームが開発されそう
【ネガティブな要素】
・このままだとスケーラビリティ問題に悩まされる
・まだ誰も使ってないので、開発ツールが優秀かどうかわからない
NFTゲームやメタバース自体がまだまだ発展途上な分野なので、可能性に賭けるならゲームのリリース前に投資し、慎重に判断したいならゲームのリリース後に投資するのがよさそうです。
SANDはコインチェックへの上場も噂されている
SANDは日本に上場していない仮想通貨なのですが、国内取引所のコインチェックが運営するNFTマーケットプレイスでLANDの売買を行うことが出来ます。
また、The SandboxにはコインチェックのLAND(土地)も存在していることから、コインチェックはSANDの上場を狙っているのでは?と囁かれています。
ゲームがリリースしていない状態での上場は難しいと思うので、2022年内にはコインチェックの上場もあるのではないか。
個人的にはそう考えています。
SANDの購入方法
SANDは2021年12月現在、国内取引所に上場していないため海外取引所を使うことが必須になります。
日本人も利用可能な海外取引所は以下になります。
・Binance(バイナンス)
・ユニスワップ
・Kucoin
・Gate.io
・OKEx
個人的には出来高も多く、様々な取引ペアがあるバイナンスがおすすめです。
SANDを買うために必要な手順としては
・国内取引所で仮想通貨を購入
↓
・国内からバイナンスに仮想通貨を送金
↓
・バイナンスでSANDを購入する
の順番。
なお、イーサリアムやビットコインは送金手数料が高額なため、リップルやネムなどの仮想通貨を国内で購入し、送金することをお勧めします。
SAND(The Sandbox)には高い将来性を感じる
SANDはメタバース関連銘柄でありながら、ブロックチェーンゲームやNFTといった今後の発展が見込まれる複数の分野に関わる仮想通貨です。
ゲームとして期待できるのはもちろん、各分野の市場は必ず拡大していくはずなので、SANDの価格上昇に追い風となるようなニュースやイベントが今後も増えてくるとみています。
ただ、メタバースやNFTはまだまだ発展途上の分野なので価格が大きく動くのにも時間が掛かるかもしれません。
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ゲーム内ではSANDが使えるといってもクソゲーだったら人は集まらずSANDも使われない。SANDBOXは全世界で4000万ダウンロード、月間アクティブ数はピーク時には100万人超えだからその心配がない。