通貨名 | STEM CELL COIN |
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通貨コード | SCC |
総発行枚数 | 50億SCC |
BCプラットフォーム | Nep5 Neo |
開発元 | 株式会社ワールドエージェント |
公式URL | https://www.stemcell-pj.com/ |
ステムセルコインの価格動向を解説していく
「日本で紹介できるのは30人だけ、縁故募集のみのICO案件です」
そう話すのは、YouTube等で仮想通貨の情報発信を行うユーチューバー達。彼らが何を目的として有望なICO通貨をオススメしているのか、その背景にはやはり金の存在が。
今回彼らの標的となった仮想通貨の名前は「STEM CELL COIN(SCC)」と呼ばれる医療系ICO案件。
捜査時点では上場予定などの憶測も飛び交っていましたが、正式にどこの仮想通貨取引所に上場するのかなど、具体的な情報は何処にも確認出来ませんでした。
果たして「STEM CELL COIN(SCC)」を紹介している方々は、そのICO案件が何故有望だと判断したのでしょうか?
その謎を突き止める為、仮想通貨ポリスが独自に捜査を行っていきます。
【2021年3月19日】ステムセルコインの価格が上がる可能性は
結論からお伝えすると、短期間でステムセルコインの価格が大幅に上がる可能性は低いと考えています。
理由:日本のみでMLMが行われている
ステムセルコインの発行元である「SCジャパン」については、日本のみで事業展開している医療系のMLM業者となります。
多くの仮想通貨が世界的企業との業務提携や広告を掲載している中、SCジャパンの行うマーケティングは日本でのMLMのみ。
MLMという手法が嫌われる日本での認知度向上が難しく、海外投資家によるステムセルコイン購入にも正直期待できないことから、直近で大幅な価格上昇を遂げる可能性は低いと言わざるを得ません。
とはいえ、幹細胞治療の技術自体は期待できる分野だと感じていますから、ステムセルコインを数十年単位で利益を出すことを目的にするならば良い商品なのかもしれません。
利益を得るための投資目的ならば、ステムセルコインよりもビットコインに投資していた方が効率は良いでしょう。
ステムセルコインの価格についてもっと詳しく知りたいという方は、仮想通貨の運用相談なども行う情報サイトを利用してみるといいでしょう。
1ヵ月で数百万円の利益が出たという方もいるようなので、ご興味のある方は捜査レポートをご覧ください。
SCCの購入は「縁故のみ」という怪しさ
再生医療系のICOとしてプレセールが開始された「STEM CELL COIN(SCC)」ですが、現在は縁故のみでの購入が可能です。
そもそも、仮想通貨のICO案件を縁故で募集するという行為自体が理解し難いですね。まぁ、これも仮想通貨ならではなのでしょう。
仮想通貨自体もそうですが、購入する目的はほとんどの方が「投資ではなく投機」が目的であることが大きな理由の一つであり、ICOに至っては半ばギャンブルのような形で参加される方も少なくないはずです。
そこで、販売者が考えたのは、縁故募集や極秘案件などの謳い文句でのマーケティング。紹介を受けなければ購入出来ないという限定感を出し、なおかつICOの初期に購入するため、割安で購入できるというもの。
何をもって割安と判断するのかについては分かりかねますが、結局のところ上場出来なければ値段が付く訳もなく、売却して利益を得る事が出来ませんのでご注意下さい。
SCCは国内での上場が難しい
現在の日本における法律では、仮想通貨のICOを行う事業者には「仮想通貨交換業者の登録」が義務付けられております。
ホワイトペーパーに記載されている「STEM CELL COIN(SCC)」のプロジェクトチームである「SCC合同会社」や「株式会社ワールドエージェント」については、交換業者の登録を受けておりません。
いわば、グレーな状態でトークンの販売を行っているという事になりますので、法改正次第では取引不可能にもなり得る危険性をはらんでいます。
もちろん、再生医療の発展に貢献したいという観点で考える野であれば、投資するという選択肢も間違いではありません。
ただ、上場後に売却して利益を狙うなどの理由で購入するには、「STEM CELL COIN(SCC)」は少々不安要素の多い仮想通貨だといえます。
日本美容再生医療学会が活動していない
今回のICO案件「STEM CELL COIN(SCC)」のプロジェクトを発足した「日本美容再生医療学会」について捜査しました。
すると、公式ホームページと思わしきサイトを発見。綺麗なデザインのサイトでしたが、サイト内を確認してみると、至るところに準備中という表示が…。
まともに活動している団体なのか、不安になる状況。企業HPの更新は疎かにし、「STEM CELL COIN(SCC)」だけに力を入れている事の表れです。
医療に活かすためのICOのはずが、本業を疎かにしている様では先が思いやられます。
いくら開発チームが「STEM CELL COIN(SCC)」のプラットフォームを開発しようとも、肝心の医療チームが動かなければプロジェクトは途中で頓挫してしまいます。
取引所への上場もそうでしたが、プロジェクトがロードマップ通りに進むのかどうか、そのようなリスクを抱えてまで参加するようなICO案件とは、個人的に思えないというのが正直なところです。
STEM CELL COIN(SCC)のまとめ
- 有望なはずなのに購入は縁故のみ
- 上場できない可能性も
- 日本美容再生医療学会が活動してない
期待値高いなぁ