バイナンスジャパンとは?特徴・デメリット・登録方法まとめ
近年、仮想通貨市場は著しい成長を遂げ、多くの投資家や企業から注目を集めています。中でも、世界最大級の仮想通貨取引所であるバイナンス(Binance)は、取引量やユーザー数において他の取引所を圧倒。
2023年8月には、日本市場向けに「バイナンスジャパン(Binance Japan)」がサービスを開始し、国内での存在感を高めています。
本記事では、バイナンスジャパンの特徴やメリット・デメリット、登録方法などについて詳しく解説していきます。
バイナンスとは?
バイナンスは、2017年に設立された仮想通貨取引所であり、現在では世界最大級の取引所。豊富な取扱銘柄数、低コスト、高速な取引環境が特徴であり、多くの投資家から支持されています。
設立から数年で急成長を遂げ、現在では1億5000万人以上のユーザーを抱えるまでになりました。
急成長の理由
バイナンスが短期間で世界最大級の取引所となった背景には、いくつかの要因が。
まず、350種類以上の仮想通貨が取引可能であり、主要な仮想通貨だけでなく、新興アルトコインも多数取り扱っています。
次に、他の取引所と比較して低い手数料体系を採用しており、独自トークンBNB(Binance Coin)を使用することで割安に。
最後に、高速かつ安定した取引システムを提供しており、大規模なトランザクションにも対応できます。
日本市場への進出
2022年11月、バイナンスは日本国内の仮想通貨取引所「株式会社サクラエクスチェンジビットコイン(SEBC)」を買収し、日本市場への本格進出を発表。これにより、日本国内で合法的なサービス提供が可能となり、2023年8月1日に「バイナンスジャパン(Binance Japan)」が正式ローンチされました。
日本市場では金融庁による厳しい規制が存在し、これまで多くの海外取引所が日本市場から撤退するか、サービス縮小を余儀なくされてきました。しかし、バイナンスはこの規制環境に適応しサービスを展開しています。
バイナンスジャパンの特徴
バイナンスジャパンは、日本国内向けに特化したサービスを提供しており、豊富な取扱銘柄数や取引環境が魅力です。ここでは、主要な特徴について詳しく見ていきましょう。
豊富な取り扱い銘柄
バイナンスジャパン最大の魅力は、取り扱い銘柄数の多さです。2024年11月時点では65種類もの仮想通貨が上場しており、日本国内では最多。
主要なビットコインやイーサリアムだけでなく、BNB(Build and Build)、ポリゴン(MATIC)、ソラナ(SOL)など、多様なアルトコインも取り扱っているため、投資家は幅広い選択肢から銘柄を選ぶことができます。
バイナンスでSolana(SOL)を買う方法、画像付きで手順を解説
今後も銘柄追加予定
さらに注目すべき点として、今後も新たな銘柄が追加される予定があります。バイナンス側は100種類以上の銘柄上場を目指していると公表しており、このような豊富な選択肢は他の国内取引所にはない強みです。
また、新興プロジェクトや話題性のある銘柄も積極的に取り入れる方針であり、多様化する投資ニーズにも対応しています。
高速かつ安全な取引環境
バイナンスジャパンでは、グローバル版バイナンスと同様の技術基盤により取引環境が整っています。
大量のトランザクションにも対応できるシステムが構築されており、「Secure Asset Fund for Users(SAFU)」というセキュリティ制度も導入。この制度により、不正アクセスやハッキングなどによる損失が発生した場合には、基金からユーザーへの補償が行われます。
SAFU制度では、すべての取引手数料の10%がこの基金に積み立てられており、万が一ハッキングなどによる損失が発生した際にユーザーへ補償するために使用。
また、多層的なセキュリティ対策として二段階認証やIPアドレス制限なども実装されており、不正アクセスリスクを抑えることができます。堅牢なセキュリティ体制は、他社と比較しても高い水準です。
NFTマーケットプレイス
バイナンスジャパンでは、仮想通貨取引だけでなく、NFTの売買も可能なNFTマーケットプレイスを提供。
NFTとは「Non-Fungible Token」の略称で、一つ一つが唯一無二のデジタルアイテムとして価値を持ちます。アート作品やゲームアイテム、音楽などさまざまなデジタルコンテンツをNFTとして販売しているのです。
「Binance NFTプラットフォーム」では、このNFTを売買したり、自分自身で作成したりすることが可能となっています。
また、複数のブロックチェーン間でNFTを移動させることもできるため、高い流動性とアクセシビリティを実現。大手アーティストやブランドとの提携も進んでおり、今後さらに注目される分野となっています。
バイナンスジャパンのメリット
バイナンスジャパンには、低手数料、BNB使用による割引制度、多彩なサービスラインアップなど、多くのメリットがあります。ここでは、その主要なメリットについて詳しく見ていきましょう。
手数料が安い
バイナスジャパンは他社と比較して低い手数料体系を採用しており、特に独自トークンBNB(Binance Coin)を使用することで通常よりも安い手数料で取引することが可能です。
この点は他の国内取引所と比較しても大きな利点となっています。
バイナンスの手数料「メッチャ安くなる設定」を伝授します
BNB使用による割引制度
BNB使用時には通常手数料から25%割引されるという仕組みがあり、多くのトレーダーがBNBを活用しています。
また、日本円出金時には150円という固定手数料がかかりますが、この手数料自体は低額で、大きな金額で出金する場合には効率的です。他社との比較でも、この出金手数料はリーズナブルな設定と言えるでしょう。
多彩なサービスラインアップ
バイナンスジャパンでは単なる現物取引だけでなく、多彩なサービスラインアップを提供しています。
「コンバート」機能では、市場価格に基づいて異なる仮想通貨同士を交換することができるため、市場動向に合わせた資産運用が可能です。
また、「Binance Earn」など利回りを得られるサービスや、「Binance Launchpad」で新しいトークンへの投資機会も提供されています。
自動購入機能「オートインベスト」
さらに、自動購入機能「オートインベスト」を利用すれば、定期的に指定した金額で仮想通貨への積立投資も可能です。
この機能は長期的視点で資産形成を考えているユーザーにとって便利であり、特定の日付や時間帯に自動的に購入されるため、市場タイミングについて悩む必要もありません。
このような機能は他社でも提供されていますが、バイナンスの場合、その手軽さと柔軟性から多く利用されています。
バイナンスジャパンのデメリット
バイナンスジャパンは多くのメリットを持つ一方で、レバレッジ取引の不可やサポート体制の不十分さなど、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、その主要なデメリットについて詳しく見ていきましょう。
レバレッジ取引不可
現時点では、バイナンスジャパンでのレバレッジ取引や先物取引など、高リスク・高リターン型の商品は提供されていません。これらの商品は他国では一般的ですが、日本国内法規制によって提供できない状況となっています。
そのため、大きな利益を狙う短期トレーダーには物足りないかもしれません。
しかし、この点については今後規制緩和や新しい商品提供によって改善される可能性があります。
サポート体制
バイナンスジャパンでは、24時間365日のチャットサポートやFAQによるサポート体制を整えています。しかしながら、電話対応やメールサポートといった直接的なコミュニケーション手段については提供されていません。
そのため、緊急時や複雑な問題について迅速かつ丁寧な対応を期待する場合には不便さを感じるかもしれません。この点についても、今後改善されることが期待されています。
バイナンスの登録方法
バイナンスへの登録は、以下の3ステップでアカウント作成ができます。
- 公式サイトへアクセス
- 二段階認証設定
- 本人確認書類提出
バイナンスの登録方法、本人確認│日本人でも口座開設できるのか?
まとめ
バイナンスジャパンは、世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスが日本市場に本格進出したサービスであり、豊富な取扱銘柄数、高速かつ安全な取引環境、低手数料などの魅力があります。
一方で、レバレッジ取引の不可やサポート体制の不十分さなどのデメリットも存在。しかし、今後のサービス拡充によって、これらの課題が改善されることが期待されるでしょう。
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