名前 | 投資家メンタリストSai |
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投資家メンタリストSaiの素顔とは?評判や手法に迫る
近年、投資の世界で心理学やメンタリズムを活用するという独自のスタイルを確立した「投資家メンタリストSai」氏が注目を集めています。
YouTubeやInstagram、Xなど様々なSNSを通じて積極的に情報発信を行い、多くのフォロワーを獲得している一方で、その手法や実績に対する疑問の声も少なくありません。
本記事では、Sai氏の経歴や投資手法、そして彼をめぐる様々な疑惑や批判について、徹底的に検証していきます。
投資家メンタリストSaiの経歴
Sai氏は21年に及ぶ投資歴を持つと主張していますが、その真偽については疑問が残ります。
ここでは、彼の投資家としての経歴について詳しく見ていきましょう。
21年に及ぶ投資歴:その真実は?
投資家メンタリストSai氏は、自身の投資歴が21年に及ぶと主張しています。
彼の語るところによれば、最初の10年間で1000万円以上の損失を出し、700万円の借金を抱えるなど、苦難の時期を経験したとのことです。
この困難を乗り越えるために、投資や心理学に関する書籍を1000冊以上読破し、独自の投資手法を確立。その結果、現在では都内に一戸建てを2軒所有するほどの資産を築いたと豪語しています。
ですが、サクセスストーリーの裏付けとなる具体的な証拠や取引履歴は公開されておらず、その真偽のほどは定かではありません。彼がどのようにしてこれほどの資産を築いたのか、その詳細は未だ謎に包まれたままです。
また、投資家メンタリストsaiは、FXに関する情報を発信しているFX系YouTuberとしても有名で、SNSをフル活用し幅広く発信活動をしています。
- YouTube上の登録者数は14.5万人
- Xのフォロワー:5.8万人
- Instagramのフォロワー:4373人
※2024年10月時点
投資家メンタリストSaiの職業と収入源
Sai氏の主な収入源はトレーダー業とコーチング業だと言われていますが、果たして本当にこれらの職業だけで「億」を超える資産を築くことができるのでしょうか?
ここでは、彼の職業と収入源について詳しく見ていきます。
現役トレーダー兼コーチング業
Sai氏はもともとはホワイト企業に勤めていたものの、「億り人」を目指して専業トレーダーへの転身を決意したと語っています。
現在はトレーダー業の傍ら、投資のコーチングやコンサルタントとしても活動。
過去にはFXのセミナーに登壇した経験もあり、月額7万円のコンサルティングサービスを提供していたそうです。
また、彼のYouTubeチャンネル(登録者は14.5万人)では、月間約31万円の広告収益を公開し、その全額を寄付に回すなどの慈善活動も行っているとアピールしています。
しかし、これらの収入源だけで「億」を超える資産を築くことが可能なのか、その真相は不透明なままです。
投資家メンタリストSaiの投資手法
Sai氏は、心理学とメンタリズムを投資に取り入れた独自の手法を確立したと主張していますが、その有効性については疑問の声が上がっています。
ここでは、彼の投資手法の特徴と、それに対する疑問点について詳しく見ていきましょう。
10万→70万に増やした「V字トレード」とは
投資家メンタリストsaiが少額投資を行う際、↓のチャートを形成したタイミングを投資チャンスと捉えてエントリーすることが多いようです。
具体的には…
- 上昇トレンドを形成中にレジスタンスラインで反発。
- トレンド転換したかと不安になった大衆がパニック売り
- 売りが落ち着きチャートがV字回復
この条件がそろったタイミングです。
そして、その後の値動きを見て投資チャンスなのかどうかを見極めていきます。
V字回復チャートを形成した後の動きが
① 抵抗線を超えて横ばいの場合は迷わずエントリー
抵抗線を超えている(ブレイク)しているので強気な心理状態の投資家が多く、上昇が見込めるので迷わずロングでエントリー
② 抵抗線をまたぐ横ばいの場合は様子を見てエントリー
抵抗線を超える買いが入っているため買いの優位性が高く投資チャンス。
1時間足でチャートが5本、行ったり来たりしているのがエントリーの目安となります。
1時間足で最低でも5本、欲を言えば7~8本が抵抗線をまたぐ形で横ばいとなればロングでエントリーする判断を取っていきます。
③ 抵抗線より下で横ばいの場合はエントリーしない
抵抗線を超えられなかったことで大衆心理が弱気になるため、エントリーはおすすめしない。
以上が投資家メンタリストsaiが10万円チャレンジの際によく使うV字トレード手法になります。
テクニカル分析+大衆心理が強気なのか?弱気なのか?を予想してポジションを持つかどうかを判断する。
チャートを作っているのは機械ではなく人間なので、その他大勢のトレーダー「大衆」が何を考えているのかを重要視しています。
過去に行った10万円チャレンジでは1度失敗し10万円→476円まで減らしたこともありましたが、その後は無事72万円にまで増やすことに成功しています。
50%くらいの確立で再現することが可能だと考えられます。
投資に心理学は本当に役立つのか?
Sai氏の投資手法の特徴は、心理学とメンタリズムを投資に取り入れている点。
彼は3万時間以上の学習と経験を経て、「心理学とメンタリズムを融合させた全く新しい投資スタイル」を確立したと主張しています。
しかし、投資とメンタリズムの具体的な関連性については、十分な説明がなされていないのが現状です。
そもそも「メンタリズム」という言葉自体、メンタリストDaiGo氏によって広められたものであり、その投資分野における有効性は疑問視されています。
また、Sai氏が本当に心理学を深く学び、その知識を投資に活かしているのかどうかも定かではありません。
疑問点①:心理学とメンタリズムの起源に関する不透明さ
Sai氏が心理学やメンタリズムの勉強を本格的に始めたのは、ここ数年のことではないかと推測されています。
彼が21年間の投資歴を持つと主張する一方で、いつ、どの程度、心理学や脳科学に基づく知識を学んだのか、その具体的な証拠は示されていません。
メンタリズムが投資にどのような効果をもたらすのか、Sai氏なりの理論的な説明が求められるところです。
疑問点②:3万時間以上の学習と経験は現実的か?
Sai氏は、投資に関する学習時間が3万時間以上に及ぶと豪語。
しかし、単純計算すると3万時間を17年の投資歴で割った場合、年間約1764時間、1日あたりでは4~5時間程度となります。
果たしてこれほどの時間を投資の学習に充てることが現実的なのでしょうか。
仮にこれだけの時間を費やしたのであれば、その成果として具体的な取引履歴や実績が公開されていてもおかしくはありません。
しかし、現状ではそれらの証拠は一切示されておらず、疑念を呼ぶ要因となっています。
投資家メンタリストSaiに寄せられる悪評
Sai氏には多くの支持者がいる一方で、彼の信頼性や実績に対する批判の声も数多く寄せられています。
ここでは、特に指摘されることの多い悪評について詳しく見ていきましょう。
納税証明書がない
Sai氏は、自身の資産について「都心の一戸建てが2軒買えるほど」と豪語していますが、その裏付けとなる納税証明書や資産証明は一切公開されていません。
投資家としての実績を示すのであれば、まずはこうした証明書を提示するのが一般的です。
特に、これほどの資産を有していると主張するのであれば、納税証明書を開示することで発言の信憑性を高めるべきでしょう。
発言の根拠が不確実
Sai氏の発言の多くは、具体的なデータや根拠に乏しいと指摘。
彼が提供する投資に関する情報が誤っている可能性もあり、フォロワーがそれを鵜呑みにして大損をする可能性もあります。
経歴に根拠がない
Sai氏は「700万円の借金から立ち直った」という自身の経歴を強調していますが、この話に関する具体的な証拠は示されていません。
彼の語る内容が、単なる感情的なアピールに過ぎないのではないかという疑念も。
特に、生放送で経歴について突っ込まれた際に、話をはぐらかすことが多いとされ、信頼性に欠けると評されています。
取引履歴の未公開
Sai氏は、自身をFXトレーダーと称していますが、これまでに具体的な取引履歴を公開したことはありません。
投資家としての実績や能力を証明するためには、ブローカーから発行される取引履歴を開示するのが一般的です。
取引履歴を公表できないことから、実際にはFXトレーダーとして稼いでいない可能性が指摘されています。
X(旧Twitter)ユーザーの声
SNS上でも、Sai氏に対する批判や疑念の声が寄せられています。
X(旧Twitter)上で見られる、彼に対する厳しい意見について見ていきましょう!
投資家メンタリストsaiが怪しい理由
・トレード履歴を一切公開しない
・億トレーダーとか言いつつたかだか数円のYouTube広告を付けてる
・トレード配信&生配信とかも一切しない
・トレードで億稼げる癖に本を出す情弱初心者釣ってる商材屋やろ
— ラム (@werockjp) March 26, 2021
こうした指摘から、Sai氏の信頼性に疑問を抱いているユーザーが少なくないことが窺えますね。
投資家メンタリストSaiは信頼に足る人物か?
ここまで、投資家メンタリストSai氏の経歴、投資手法、そして彼に寄せられる様々な疑惑や批判について詳しく見てきました。
彼の独自のアプローチは注目を集めている一方で、その実績や主張には数多くの疑問点が残されていることが明らかに。
特に、取引履歴の未公開や資産証明の欠如といった透明性の低さが、彼の信頼性を大きく損なう要因となっています。
フォロワーや視聴者にとって肝要なのは、彼の話を鵜呑みにするのではなく、事実に基づいた情報をもとに冷静に判断すること。透明性に欠ける情報発信は、大きなリスクを伴う可能性があります。
投資を始める際には、信頼に足る情報源を選び、慎重に判断を下すことが求められるでしょう。
マンツーマンのFXトレーダー育成講座って何をしたんだろう。必ず勝てるようにします、お金はもらいませんって宣伝目的にしては負担が大きすぎそうな気がするけど。ちょっと気になる。