サービス名 | 巨大利権公募プロジェクト |
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取り扱い通貨 | リップルアルファ(XLA) |
販売者 | 坂本よしたか |
販売会社 | 株式会社ライトニングプレミアム |
所在地 | 愛知県名古屋市中区栄3-15-27いちご栄ビル9階 |
リップルアルファの価格が不自然
「リップルアルファ」は、リップルに投資していたクジラ(大量保有者)が作成した新興コインの一つ。
その独占販売を日本で行うというキャンペーンが開催され、主催するのは「坂本よしたか」なる人物の模様。
日本では彼からの紹介でのみ購入が可能とのことで、数百倍から数千倍の資産増大も見込めると盛んに勧誘活動を行っています。
今回はリップルアルファの価格上昇は本当に見込めるのか?について、その将来性やリップルアルファ協会の状況、販売者「坂本よしたか」の発言や過去の経歴を捜査。
「リップルアルファ」が買いなのかどうか?お話いたします。
2020年2月追記:意図的に価格操作されている
IMOExchangeにて上場を果たし、価格は6~7倍で推移していると伝えるウェブサイトが確認できますが、リップルアルファの価格は見せかけの可能性が高いです。
ご覧いただいたのはリップルアルファ(XLA)のチャート画像です。
見る限り確かに価格は右肩上がりなのですが、不自然なのは驚くほど規則的な出来高です。
さらに細かく見ていきましょう↓
これは出来高を1時間ごとに表示しているのですが、朝9時に増加して23時に減少を毎日繰り返しています。
非常に面白いですね(笑)
どこかの誰かが価格を捜査するために規則的に注文を出し合っているとみて良いでしょう。
また、時間のズレが全くないという点から、人の手ではなく何かのプログラムによるものですね。
リップルアルファの価格を意図的に上げることで、あたかも人気のように見せているという事。
このような通貨がリップルの代わりになると?
詐欺まがいの行為を行っている内は確実に無理ですよ。
もちろんですが、仮想通貨ポリスとしてはリップルアルファの購入はおすすめしません。
「リップルアルファ」の真実
まず「リップルアルファ」とは、「リップル」に投資していた大口投資家(クジラ)が下落し続ける「リップル」に対して嫌気がさし、対抗手段として作成されたのが「リップルアルファ」だと動画内では語られています。
販売勧誘の動画内にて「坂本よしたか」は、リップルが抱える3つの問題点により近いうちに消滅する危険性があると語っています。その問題点というのが…
・リップル社が継続的なXRP売りを行っている
・提携企業に渡したXRPが売りに出されてる
・下落に辟易したユーザーが売り始め、下落に繋がる
というもの。これらについて捜査をしてみると、「坂本よしたか」が語る問題点とは異なる事実が浮かびあがります。
今回注目したのは1つ目の“リップル社が継続的なXRP売りを行っている”というもの。
これに関してはリップル社から公式に回答が出ており、売却量を74%減少させたという情報を公表しました。
「坂本よしたか」が話すこととは真逆の対応をリップル社は行っているのです。
この情報を無視して、リップル社が継続的な売却を行っていると決めつけるのは無理がありますね。
また、提携している企業に配布したXRPが売りに出されているという件については、証拠の無いウワサ話となっています。
事実の可能性もありますが、虚偽の可能性も十分にあり得ますので注意してください。
リップルアルファの公式サイトが不自然
リップルアルファを管理しているとされる「リップルアルファ協会」という団体の公式サイトを発見。
サイト内にはリップルアルファがどのような仮想通貨なのか?という取り留めのない情報だけが掲載されています。
その他…
・運営会社の情報
・パートナーの情報
・上場予定の取引所情報
これら全てがサイト内に記載なし。「リップルアルファ協会」なる団体が存在するのか?判断が出来ない状況です。
また、「リップルアルファ」関しては「リップル」から派生した通貨であるとされているものの、公式ページではその真偽を確認することは出来ませんでした。
公式サイトは存在するものの、まともな情報は何一つ掲載されていないため、形だけ作成された可能性が高いものと思われます。
過去には詐欺に使われたケースも
2017年頃に「ビットコイン(BTC)」から分裂(ハードフォーク)すると噂された「ビットコインプラチナ」という仮想通貨が話題となりました。
しかし、ふたを開けるとその情報は虚偽であり、10代の韓国人の少年が付いた嘘であったことが判明します。
その際、開発者などの詳細がリップルアルファと同様に明かされていなかったとされています。
リップルアルファが詐欺であると断言はできませんが、安心して投資できる通貨ではないと私は判断いたします。
販売者が「坂本よしたか」か…
日本人に向けた「リップルアルファ」の独占販売権を持っていると豪語する「坂本よしたか」ですが、過去にも情報商材を販売していたことや、ICO案件の勧誘を行っていた経歴をもっています。
既にネット上では「坂本よしたか」と検索すると“集団訴訟”と書かれたwebページがいくつも見つかります。
「坂本よしたか」の詳細については過去に捜査しておりますので、興味のある方は合わせてご覧ください。
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# 「坂本よしたか」が過去に販売したIEO案件「アマテラスコイン」の捜査レポート
その他、インタビュアーを務める「稲毛」や「西」という人物も同様に、仮想通貨に限らず様々な情報商材に関与している人物となるため、注意するに越したことはないでしょう。
この状況が続くようならば、リップルホルダーの資金流入も絶望的に見えてしまいます。
坂本よしたかの「リップルアルファ」まとめ
・坂本よしたかの情報が間違っている
・運営者の情報は何も分からない
・似たような詐欺事件も起きていた
・坂本よしたか自体が不安
無料なら貰ってやるかって程度。