インベスターズトラストが「違法でやばい投資なのか?」検証

サービス名インベスターズトラスト

インベスターズトラストの手数料、評判を調査

「手数料が高すぎてやばい!!」と評判のインベスターズトラスト。
 
 
どうやら、投資してから手数料の高さに困る投資家が増えているらしい。
 
 
今回は独自調査で判明した「インベスターズトラストの紹介者が話したがらない手数料の秘密」を調査レポートとして公開。
 
・インベスターズトラストへの投資を検討している方
・インベスターズトラストの手数料が高いと感じてる方
 
何でそんなに手数料が高いのか?その要因と理由を突き止めました。
 
 
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インベスターズトラストとは

インベスターズトラスト(Investors Trust Assurance/ITA)は、イギリス領にあるケイマン諸島を拠点とする保険会社(金融機関)。
 
分類としてはオフショア投資と呼ばれる、海外のタックスヘイブン(租税回避地)の投資信託や保険などの商品に代理店を経由して契約する海外投資ですね。
 
 
日本を含む40カ国に事業展開しており、顧客からの総預かり資産額が1200億円を突破するなど、世界中に顧客を持つ企業となります。
 
 
2002年に設立されたオフショア投資の中では比較的歴史の浅い企業ながら、金融機関の格付けを行うAMベスト社の調査で最高レベルの信用格付けとなるA-を獲得。
 
 
金融機関としての信用度も高い新たなオフショア投資の選択肢としてインベスターズトラストは注目を集めています。
 
 
とまぁ、前置きはここまでにしておき、インベスターズトラストについて調べると…
 
・手数料が高すぎる
・ぶっちゃけ怪しい
・実質解約不能
 
など、インベスターズトラストに関する不安の声の数々が多数見つかるんです。
 
 
ここからは…
・インベスターズトラストは利益になるのか?
・手数料は実際にどれくらいかかるのか?
 
 
紹介者も語りたがらないインベスターズトラストの真実、実態に切り込んでいきます。
 

インベスターズトラストの手数料は本当に高いのか検証

インベスターズトラストが提供する商品の中でも主力商品として取り扱われているのが
 
 
S&P500インデックス
GAFAを中心としたアメリカの代表的な企業500社の時価総額の平均を指数化した商品に積立投資できるサービス
 
エボリューション(evolution)
月12,000円程度から始められる、世界中にある150~300種類の投資ファンドを選択して運用する長期積立投資サービス
 
 
の2つになりますが、どちらも利用者から「手数料が高すぎる」という評判が出ています。
 

S&P500インデックスの手数料を調査

インベスターズトラストのS&P500インデックスは、米ドルで毎月決められた金額を積み立ていく投資商品で、最低金額は月々200ドルからの積立投資が可能です。
 
 
プランは10年、15年、20年から選択可能であり、年数に応じて手数料やボーナス、元本確保(保証制度のようなもの)が設定されています。
 
 

契約プラン管理手数料(年)プラン手数料(月)ストラクチャー手数料(月)ボーナス(10年経過時)元本確保
10年プラン投資額の2%10ドル資産額の0.125%投資額の7.5%100%
15年プラン投資額の1.7%10ドル資産額の0.125%投資額の7.5%160%
20年プラン投資額の1.1%10ドル資産額の0.125%投資額の5.0%140%
インベスターズトラストのS&P500インデックスの手数料

 
手数料だけでも
・管理手数料
・プラン手数料
・ストラクチャー手数料
 
の3つが必ず発生してきます。
 
 
そして、インベスターズトラストへの投資は基本的にクレジットカードを使った支払いになるため、カード会社によって異なりますが円→ドルに換金する手数料が大体2%前後必要です。
 
 
では、上記の手数料を踏まえてインベスターズトラストに支払う手数料がいくらになるのかをシミュレーションしてみましょう。
 
 
S&P500の手数料が実際にいくら掛かるのか検証
今回は10年プランを最低金額の月々200ドルで契約した際にかかる手数料を計算していきます。
 
※ストラクチャー手数料は投資額+運用利益の総額にかかるので今回は運用益0の投資額のみで計算
※支払いは赤、ボーナスは青で表記してます
 
【管理手数料】
200ドル×12か月×2%×10年 = 480ドル
 
【プラン手数料】
月10ドル×12×10年 = 1200ドル
 
【ストラクチャー手数料】
1ヶ月目 200ドル×0.125 
2ヶ月目 400ドル×0.125



10年分、120ヶ月の合計=1815ドル
 
【クレカの手数料】
月200ドル×2%×12×10年 = 480ドル
 
【ボーナス】
10年の総投資額24000ドル×7.5%=1800ドル
 
 
手数料合計:3975ドル
ボーナス合計:1800ドル
 
 
ざっと計算しましたが、かなり高額な手数料が発生する投資商品なのは間違いなさそうです。
 
 
ボーナスよりも手数料の方が倍以上も高くなるため、ボーナスは手数料で消えてしまいます。
 
 
なので、ボーナスを差し引いた2175ドルが10年で実質的に支払う手数料、月額だと18.125ドルがインベスターズトラストへの手数料になります。
 
 
ただ、今回のシミュレーションは運用益0での計算していますから、ストラクチャー手数料は運用利益が増えると手数料もその分増えていくので注意が必要です。
 
 
この手数料に対してボーナスは投資総額の7.5%になるので、投資信託や日本国内のインデックスファンドに比べると手数料はかなり高く設定されています
 
 
S&P500に連動した国内ファンドとの比較
月々200ドルで計算

業者名月間手数料手数料率
インベスターズトラスト18.1259.06%
SBIアセットマネジメント0.1936ドル0.0938%
三菱UFJ国際投信0.19360.0968%
りそなアセットマネジメント0.484ドル0.242%
国内ファンドとインベスターズトラストの手数料比較表

最も安いSBIと比較すると手数料の差は約100倍
 
 
インベスターズトラストと同様にS&P500に連動した国内業者の投資商品になります。
 
 
予想以上に高額な手数料・・・。
 
 
これじゃあ「インベスターズトラストはヤバい」と言われても仕方ない気がします。
 

エボリューションの手数料を調査

インベスターズトラストのエボリューションも毎月設定した金額を積み立てていく投資商品となります。
 
 
最低投資額が100ドル~とS&P500よりも始めやすく、手数料も安く設定されていると言われています
 
 

プラン管理手数料プラン手数料ストラクチャー手数料ロイヤリティボーナス
5年プラン(18~80歳) 1~10年 1.9% 
11~25年 0.35%
月7ドル資産額の0.1255%なし
10年プラン(18~75歳) 1~10年 1.9% 
11~25年 0.35%
月7ドル資産額の0.1255%10年の積立額に対し7.5%
15年プラン(18~70歳) 1~10年 1.9% 
11~25年 0.35%
月7ドル資産額の0.1255%15年の積立額に対し5%
20年プラン(18~65歳) 1~10年 1.9% 
11~25年 0.35%
月7ドル資産額の0.1255%20年の積立額に対し5%
25年プラン(18~60歳) 1~10年 1.9% 
11~25年 0.35%
月7ドル資産額の0.1255%25年の積立額に対し5%
インベスターズトラスト エボリューションの手数料

 
手数料の種類は
管理手数料
プラン手数料
ストラクチャー手数料
クレカの為替手数料
 
4つの支払いが発生します。
 
 
一覧表にはロイヤリティボーナスしか掲載していませんが、他にも年間積立金額に応じて1~5%が貰える追加配分というシステムも存在します。
 
【追加配分の詳細】
1,200~1,799ドル 100%
1,800~3,599ドル 101%
3,600~5,399ドル 102%
5,400~7,199ドル 103%
7,200~13,499ドル 104%
13,500ドル以上 105%

 
 
エボリューションの手数料が実際いくらなのかシミュレーション
今回は最低金額で25年の積立投資を行ったと仮定し、手数料の計算を行っていきます。
 
 
※ストラクチャー手数料は投資額+運用利益の総額にかかるので今回は運用益0の投資額のみで計算
※支払いは赤、ボーナスは青で表記してます
 
 
【管理手数料~10年目】
100ドル×1.9%×10年 = 19ドル
 
【管理手数料~25年目】
100ドル×0.35%×15年 = 5.25ドル
 
【プラン手数料】
月7ドル×12か月×25年 = 2100ドル
 
【ストラクチャー手数料】
1ヶ月目 100ドル×0.1255%
2ヶ月目 200ドル×0.1255%

25年分、300ヶ月の合計 = 5666ドル
 
【クレカの為替手数料】
100ドル×2%×12か月×25年 = 600ドル
 
【ロイヤリティボーナス】
10年目 = 900ドル
15年目 = 300ドル
20年目 = 300ドル
25年目 = 300ドル
25年分のボーナス合計 = 1800ドル
 
【追加配分】
最低金額の為なし
 
 
手数料合計=8390ドル
ボーナス合計=1800ドル
 
 
ボーナスを差し引くと6590ドルが実質的な手数料となり、月額だと21.91ドルとなります。
 
 
また、実際には…
・運用益に応じて手数料も上がる
・毎月150ドル以上で更にボーナスが発生
 
するので若干の前後はありますが、最低投資額である100ドルで始めるとS&P500プランよりも手数料は割高になる計算です。
 
 
インベスターズトラストで人気だとされる2つのプラン手数料を計算しましたが、やはり高額であるという評判は間違ってなさそう
 
 
クレジットカードの為替手数料などはインベスターズトラストの公式サイトには記載されていませんが、クレジットカードで日本円から外貨に換金して投資する以上は確実に発生する手数料なので忘れないようにしましょう。
 
 
他の投資商品と比較しても手数料はかなり高額な部類に入るため、大きな運用益に期待するとガッカリすることがあるかもしれません。
 
 
逆に運用益が目的ではなく外貨で資産を積立したい人にとっては、インベスターズトラストは選択肢としてアリだと思います。
 
 
外貨積立から運用までインベスターズトラストが行うので、普通に積み立てる以上の成果が出てもおかしくありませんからね。
 
 
運用益の方を重視したい方は、日本国内のファンドでも同じような利益を狙うことが出来るはずです。
 

インベスターズトラストの解約、減額をするとどうなるのか

次にインベスターズトラストの解約・減額の手順を解説しながら、解約・減額するとお金はどうなるのかを確認していきます。
 

解約・部分解約の手順

インベスターズトラストの解約の手順は大まかに「紹介者かIFAに連絡」→「届いた解約書類を記入して送付」という流れになります。
 
 
もう少し細かく解約の手順を解説していきます。
 
※インベスターズトラストを解約するには、解約の諸手続きにより約1ヶ月の時間がかかる場合があります。
 
 
① 解約の連絡をIFAや紹介者に連絡します。
インベスターズトラストを紹介してくれた紹介者か、IFAに連絡しインベスターズトラスト解約の意思を伝えましょう。
 
 
連絡が取れない場合はインベスターズトラストに直接問い合わせてもOKです。
 
 
紹介者と連絡が付いた場合はこの時点で解約に掛かる手数料や費用諸々の確認も取っておくとスムーズに進むと思います。
 
 
普通の業者ならば解約の書類やデータを送ってくれるので、あとは届くのを待ちます。
 
 

② 解約申込書に記入・署名をして送付
解約書類が届いたら必要事項に記入し、書類を送付します。
 
 
解約手数料や違約金などの詳細も記載されているはずなので、書類は必ず全文目を通してください。
 
※後から「読んでなかった」「知らなかった」は通用しません。
 
 
なお、全額ではなく一部解約の場合は書類内にある「一部解約の最高額」にチェックを入れるようにしてください・
 
 
一部解約で金額を指定する場合は「その他」にチェックを入れ、解約金額を記載します。
 
 
これで解約・一部解約が完了。
 
 
解約返戻金が確定し、指定口座に入金されるのを待ちましょう。
 

インベスターズトラスト解約時の注意点・やりがちな失敗

インベスターズトラストは契約開始から2年間はユニット口座(初期口座)と言う初期積立期間が定められています。
 
 
このユニット口座の最中は解約不可の期間になるので、どうしてもユニット期間中に解約をしたい場合は書類ではなくクレジットカード会社に対して支払停止措置を取り手動で入金停止するなどの措置が必要です。
 
 
インベスターズトラストは91日以上支払いを停止すると失効となるので、自動的に解約となります。
 
 
この際、解約までに積み立てた資金が戻ってこない可能性もあるので支払い停止による自動解約は最終手段だと思ってください。
 
 
また、支払い停止と同時に、ロイヤリティボーナスなどのボーナスも失効することも忘れないでください。
 

インベスターズトラストを解約するとどうなるのか

契約開始から2年以内のユニット口座期間は原則解約ができませんが、仮に解約した場合でも加入した時点での契約通りに解約手数料が計算されます。
 
 
【参考例】
契約プラン:エボリューション
積立額:毎月$500
契約期間:25年
25年の積立総額:150000ドル
 
▼解約手数料
解約時点での残存契約年数相当の管理手数料
※管理手数料の計算は…
1年~10年目は積立総額×1.9%
11年~25年目は積立総額×0.35%
 

契約年数積立金額積立金総額手数料率手数料
1年6000ドル6000ドル1.9%114ドル
2年6000ドル12000ドル1.9%228ドル










10年6000ドル60000ドル1.9%1140ドル
11年6000ドル66000ドル0.35%231ドル










25年6000ドル150000ドル0.35%525ドル
インベスターズトラストの解約手数料一覧

 
積立金額の増加に応じて管理手数料も雪だるま式に増えていきます。
 
 
25年満了時の積立金総額は150000ドルで、25年分の手数料総額は11940ドルとなります。
 
 
仮に2年で解約した場合、残存年数は18年となるため1年~2年目に支払った手数料の342ドルを差し引いた11598ドルが解約手数料となります。
 
 
積立金額は500ドル×24 = 12000ドルなので、手数料でほぼ手元に残らない計算です
 
 
但し、15年以上積立投資を行えば、解約手数料が免除されるので15年以上継続してから解約するのが最も損失の少ない解約方法となります。
 

インベスターズトラストはあまり旨味がなさそう

高額な手数料や途中解約するとむしろ損をする可能性もあるので、長期投資の割にはリスクが高すぎる気がしました。
 
 
10年頑張って積み立てたとしても運用益のほとんどが手数料で引かれてしまうので、利益を出すためにかけた時間が無駄になることもあるのが個人的には一番受け入れ難い問題でした。
 
 
頑張って20年以上継続すれば利益は出るはずなので、手数料は高いが運用もしてくれる外貨預金くらいの感覚で始めるなら良さそうです
 
 
効率よく資産運用したいという人におすすめの投資!とは言えないので、これからインベスターズトラストを始めようと思ってる方は他の投資としっかり検討することが大事だと思います。
 
 
インベスターズトラストとよく比較されるのは同じオフショア投資であるRL360(ロイヤルロンドン)などのサービスですね。
 
 
オフショア投資以外の選択肢も視野に入れるのであれば、無料で始めることが出来る投資ツールなどもあるので選択肢としてはアリです。
 
 
直近だと利益が出たという口コミが多いXANK(サンク)」などは使えるかもしれません。
 
 
数十万単位の利益報告が増えてるのと、月単位だと100万以上の利益を上げた人もいるみたいです。
 
 
興味のある方は個別で調査を行っているので、調査記事をご覧ください。
 
 
>>1ヶ月で+2000万稼いだ自動売買システム「XANK(サンク)」の調査結果
 
 

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インベスターズトラストの口コミ

  • 投稿者名:匿名

    RL360やインベスターズトラスト等の海外積立投資商品は英語で商談できるだけの語学力とプロ並みの金融リテラシーがなければカモにされるだけ。

  • 投稿者名:匿名

    インベスターズトラストの解約手数料は15年経過すれば免除されると思ったら、積み立ての停止や減額、引き出しをしたらゼロにならないと聞いて絶望した。

  • 投稿者名:匿名

    貯蓄から投資へって政府は昔から言ってるけど、銀行預金に預けておいたほうがましって投資案件が多すぎ。

  • 投稿者名:匿名

    オフショア投資なぜ辞めちゃうの?っていうけどインベスターズトラストの15年積み立てって、やっぱりゴールが遠すぎると思う。解約手数料が高すぎると言われてますが、それを承知で解約したくなるほど長い道のり。

  • 投稿者名:匿名

    なんかあっても自己責任だから海外投資はやっぱり怖いですね。損失が出ても責任を取って貰えない
    のであれば、自分で勉強して自分でやったほうが失敗しても納得出来る

  • 投稿者名:匿名

    インベスターズトラストの支払いをアメリカン・エキスプレス・カードで決済できなくなるって本当?

  • 投稿者名:匿名

    こういう手数料が高くて、紹介料も高くて、手数料がどこへ消えてるのかまるわかりの海外投資はやる気にならない

  • 投稿者名:匿名

    国内ファンドとインベスターズトラストの手数料の比較で、最も安いSBIと比較すると手数料の差が約100倍というのは流石に笑えない。

  • 投稿者名:匿名

    インベスターズトラストはボーナスの倍以上の手数料がかかるので、普通の経済観念では手が出せない。

  • 投稿者名:匿名

    利益が出てれば文句も出ないんだろうけど、この地合いじゃどうしようもないね。むしろ20年とか25年とかいう長期投資の良さが出るかもしれない。

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