サービス名 | NEXO |
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運営会社 | Credissimo |
CEO | Sokol Iankov |
運営所在地 | Orange Point Building, fl. 2, Dun Karm Street, Birkirkara 9037, Malta |
NEXOのメリット、デメリットを解説
2020年に新たな仮想通貨の稼ぎ方として注目を浴びる仮想通貨レンディングですが、そんな中でも信用度の高い案件として注目される「NEXO」について捜査を行いました。
年利8%でいつでも出金可能、手数料ゼロなどのメリットばかりを目にする状況ですが、果たしてデメリットは存在するのでしょうか?
今回は仮想通貨ポリスが捜査した結果から
・投資すべきなのかどうか
・リスクはあるのか
・デメリットはあるのか
について、お話いたします。
NEXOで果たしてどれだけ稼げるのか?
年利8%で運用できるというレンディングサービスの「NEXO」ですが、果たしてどれだけの利益を得ることが出来るのでしょうか?
事業内容としては…
NEXOの利用者から預かった資金を
・仮想通貨取引所
・スタートアップ企業
・仮想通貨ファンド
・投資家
などに法定通貨を貸し出し、その利息として5.9~11.9%という金利をNEXO側が受け取るという仕組みになります。
この収益をNEXOのレンディングユーザーに対する8%の配当に充てているというわけですね。
配当については毎日専用のウォレットで受け取ることが出来るようなので、コツコツと利益を積み上げる事を続けられる方には向いているサービスとなるでしょう。
また、配当として受け取った通貨自体をさらに複利運用することもできるため、当初予定よりも多くの資金を稼ぐことが出来るというのがNEXOの魅力の一つであるといえます。
ここまでの解説ではメリットばかりをお伝えしましたが、NEXOに投資する上で考えておきたいリスクやデメリットについても説明していきます。
期待できる点①:業界大手との協力関係
世界最大の仮想通貨取引所といえる「バイナンス」や、「トロン財団」などの大手企業か「NEXO」との協力関係や業務提携などを発表しており、「NEXO」が業界からの注目度も高くなっているようです。
NEXOの特徴である仮想通貨ローンにいては、仮想通貨を担保にして法定通貨を借りることが出来るというサービスです。
提携したバイナンスのBNBや、トロンのTRXなどももちろん利用可能。
世界的にも有名な企業が協力しているというだけでも一種の投資判断の一つになるのではないでしょうか?
期待できる点②:無駄な税金が掛からない
「NEXO」の仮想通貨担保型ローンを利用すれば、自分の保有している通貨を売却することなく現金を手に入れることが出来ます。
国ごとにもよりますが、基本的には仮想通貨は現金化してしまうと課税の対象となってしまいます。
こと日本においては雑所得として分類されてしまいますのでその税金は最大で45%に上るため、現金化した時点で約半分が税金として徴収されることになります。
その税金問題を解決できるのがNEXOの仮想通貨レンディングなのです。
「NEXO」は全世界の利用者に向けて、既に5億ドル(540億円くらい)の資金を貸し出し、20万に上るユーザーが利用している実績があります。
懸念点①事業が破綻する危険性も…?
「NEXO」では、ユーザーから預かった資金に対してハッキングなどの被害を想定し1億ドルの保険を掛けていると公表しています。
ただ、細かく言えばこれは「NEXO」が管理するコールドウォレットに保管された資産に対して掛けられた保険です。
言い換えれば、NEXO側が貸し付けた先の企業などがハッキング被害や経営破綻などの事態に見舞われた場合保証がないという事。
貸付先となるスタートアップ企業や仮想通貨ファンドのセキュリティに依存してしまうという点を考えると、多少の投資リスクはあると考えた方がよいですね。
とはいえ、年利は8%と仮想通貨にしては控えめな利率なのでまっとうに運営されている可能性は高いと思われます。
月利20%を謳っていたジュビリーエースなどの高配当案件は悉く潰れていますから、NEXOは同じような状況に陥ることは少ないはず。
仮想通貨ポリスとしては、NEXOに一点張りのような投資をするのは危険だが、分散投資の一つとして行うのであれば検討の余地はあると判断しています。
NEXOについては今後も調査を続けていきますので、皆様からの情報提供などもお待ちしております。
また、仮想通貨ポリスが捜査した上で優良だと判断した投資案件もありますので、ご興味のある方は捜査レポートをご一読くださいませ。
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