サービス名 | ポケットハッシュ |
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運営会社 | POCKETHASH Ltd |
運営責任者 | 不明 |
所在地 | 中国四川省(らしい) |
連絡先 | [email protected] |
ポケットハッシュの最新情報まとめ
2020年から出金停止が続いている「ポケットハッシュ」でしたが、ここに来て突如「サービスの終了」を宣言。
終了に伴いユーザーに対して返金を行うことも公表されたのですが、この返金条件が明らかにオカシイ。
本記事では、あくまで運営側が損しない条件の詳細やサービス終了の理由、返金時の注意点について解説していきます。
【2021年2月2日】ポケットハッシュがサービス終了
公式テレグラムにて、ポケットハッシュは1月31日にサービス終了するという告知が行われました。
▼テレグラム告知文
サービス終了に伴い、入金額よりも出金できなかったユーザーを対象に返金を受け付けが開始されました。
この返金額はBTC、ETHでの入金時のレートで計算されるため、サービス開始当初の2020年1月に入金した場合は1BTC辺り70~90万円になります。
仮に1BTC入金していても1BTCが返金されるわけではないので、大きな期待はできませんね。
さらに公式サイトでは出金手順が掲載されているのですが、なぜか新サービスのポケットアクアの利用が出金手順に含まれています。
▼公式サイトの出金手順の解説
出金するためには新サービスを使うことが必須なので、致し方ありませんが一度ポケットアクアを利用しましょう。
ポケットアクアに関しては出金停止の前科を持つ運営なので、出金条件が満たせたらすぐに撤退することをお勧めします。
ポケットハッシュのようなクラウドマイニングもそうですが、投資金を預けて運用してもらう案件は出金停止のリスクが恐ろしいですね。
本来は取る必要がないリスクですから、次の投資案件は無駄なリスクのない案件に投資したいものです。
最近は自分の口座内で資金管理や運用ができる低リスクな案件も増えてきています。
取引所の口座があれば使えるハイリターンな投資案件も出てきているので、ご興味のある方は関連記事をご覧ください。
▼関連記事
>>バイナンス口座でOK、低リスク・ハイリターンな投資を行う方法
【更新履歴】タップで開閉
【2020年11月11日】新サービス「ポケットアクア」で出金状況に変化が?
10月26日に開始した「ポケットアクア」のある機能を使う事で、ポケットハッシュ内に幽閉されたUSDTやBTCが出金できるかもしれないという情報を発見。
▼発見したツイートがコレ
そもそもポケットアクアとは、ポケットハッシュと同じアカウントで利用可能な新サービスであり、キャラクターカードという商品をユーザー間で売買して利益を得るというモノ。
本題からズレるので詳しい説明は省きますが、運営会社が更に金を集めようとして開発したアプリだと思っていてください。
ポケットハッシュの出金に話を戻します。
肝心の出金方法については該当のツイートをした人物によると、この「ポケットアクア」のアカウントを新規で作成し、それをポケットハッシュのアカウントと同期させることで出金が出来るかもしれないという方法でした。
▼その結果がコレ
どうやら、ポケットアクアに送金できるのはPHT(ポケットハッシュの独自トークン)のみであり、USDTやBTCは移動が出来なかった模様。
新たなサービスを立ち上げたものの、資金は未だ幽閉され続けているようです。
既に5ヶ月以上も出金停止が続いている状況を考えると、出金再開の見込みは無いとみています。
ポケットハッシュから資金を取り返したいと考えている方もいるかもしれませんが、諦めて別の方法で稼ぐことも検討した方が良いでしょう。
【2020年7月13日】出金できた人が出現
5月末から続いていたポケットハッシュの出金申請が通らない件ですが、7月に入り出金完了したという報告が出始めています。
0.01BTCの出金に1ヵ月近くの期間を要した模様。
これまでの経験上、ポケットハッシュのような高配当のMLMやHYIPの運営が出金を渋るようになるのは危険信号と受け取って良いでしょう。
過去の同様の事例として
・ブロックエコ
・プラストークン
・Wotoken
などの投資案件が出金遅延後に出金停止、もしくは運営が飛ぶなどの事態に見舞われています。
不安を感じたユーザーからの出金申請が相次ぎ、全部に対応するだけの資金など持ち合わせていないので運営が飛ぶというのが規定路線ですね。
ポケットハッシュも同じ運命を辿るとは断言できませんが、まだ大丈夫だろう…。という根拠のない運用が一番危険です。
これからポケットハッシュを始めるのはもちろんの事、既に資金を投下済みの方も早めの撤退をお勧めいたします。
ポケットハッシュの現状と似た過去の商材が気になる方は、下記のリンクからどうぞ。
【2020年6月8日更新】出金申請するとアカウントロックされる模様
5月下旬より出金停止の可能性があるとお伝えしていましたが、ついにアカウントがロックされたユーザーが出たようです。
なお、出金停止か?というツイートは他のユーザーからも声が出始めています。
ポケットハッシュは近頃、長期メンテナンスなど出金停止の予兆とも取れる動きを見せていましたから、遂にXデーが訪れた可能性が高そうです。
現時点では運営からの返信も来ていないようですから、最悪の場合“このまま飛ぶ”可能性もあり得ます。
3年以上にわたって仮想通貨系のHIYIPやMLMを見続けてきた私の経験上だと、出金を渋るような対応を一度でも見せた商材は全て、運営が飛ぶなどの事態に見舞われています。
ポケットハッシュがこのまま飛ぶと言い切れませんが、危険な状態にあるのは間違いないと判断しています。
【5月29日更新】出金できない人がいるらしい
5月23日に出金申請を行い、4営業日目の5月28日時点で出金が完了しないという方のツイート。
この方がたまたま遅れているだけの可能性も考えられますが、同じく出金出来ないというツイートが多く確認できました。
突然の長期メンテナンスから復帰後に起きている現象のようです。
現時点では問い合わせの返信も来ないため、新規でポケットハッシュを利用するのは控えた方が良いでしょう。
マイニング報酬はいくら稼げるのかシミュレーション
まず、ポケットハッシュでマイニングを行うためにはマイニングマシンの契約が必須となります。
マシンに応じた報酬を毎日受け取ることができ、高額な契約になるほど報酬量が増えるといった具合ですね。
各マシンが実際にどれだけ稼げるのか?
日本円に置き換えたシミュレーションがこれ↓
どのマシンも大体100日前後で損益分岐を迎えます。
元本回収に3か月と考えれば、悪くない報酬体系でしょう。
マイニング報酬だけの利益を考えると、同じマシンを10台契約するよりも上位マシンを1台契約した方が利益にはなるという計算になります。
尚、配当は全てポケットハッシュの独自通貨である「PHT」にて支払われます。
後ほど詳しく解説いたしますが、USDTへの換金や出金には手数料が必要です。
報酬全てを受け取ることは出来ないと覚えておいてください。
紹介者報酬がいくら貰えるのかシミュレーション
ポケットハッシュの紹介報酬を一覧表にまとめました↓
最大5人を紹介することで、子分の配当の内10%~50%が受け取れるという仕組みですね。
例を挙げるならば…
※全員が中型マシンを利用していると仮定
▼LV.1(子)が4人
報酬の50%=6万4200円(600PHT)
▼LV.2(孫)が2人
報酬の30%=1万9260円(180PHT)
▼LV.3(ひ孫)が1人
報酬の10%=3210円(30PHT)
合計8万6670円(810PHT)が1ヵ月の紹介報酬となります。
ここで注意したいのは、子分が受け取った配当の一部が貰えるという点です。
子分がマシンを稼働させてアプリから毎日マイニング報酬を獲得してないと報酬は発生しませんので注意してください。
以上がポケットハッシュ得ることが出来る報酬の解説でした。
マイニングのみで元本回収が見込めるほか、ポケットハッシュをうまく紹介できればさらに報酬が増えるので元本の回収時期はさらに短くなります。
マイニングの報酬はアプリ内にある換金ウォレット、紹介報酬は採掘ウォレットという場所に配当されます。
続いては獲得した配当を換金、出金するための条件を確認していきましょう。
ポケットハッシュの換金について
ポケットハッシュで得た利益を出金するには、換金可能枠と換金限度額について理解する必要があります。
まずは換金可能枠について。
大前提として、出金するためには独自通貨である「PHT」ではなく、ビットコインなどの市場に流通している通貨へ換金することが必要です。
そして、ポケットハッシュでは「PHT」から他の通貨への換金に上限を設けています。
入金した額の150%が換金可能な限度額になるため、大型マシンを契約する場合は107万円入金 → 160万5000円が換金可能枠になります。
続いて、換金限度額について説明していきます。
先ほどの可能枠とは別に、1日、1ヶ月での換金限度額と手数料が設定されています。
これが少々厄介でして、ポケットハッシュ特有の制度「役職」によって限度額や手数料が変化していきます。
スタート時の役職である作業員の場合、1ヵ月に換金できる限度額は日本円で約10万円です。
大型マシンの配当235万円を出金可能な通貨に換金する場合、単純に23.5ヵ月が必要という計算に。
ここで思い出して欲しいのが、先に解説した大型マシン1台分の換金枠が160万5000円までという事。
換金するごとに手数料として25%が必要なので、限度額MAXの10万円を16ヵ月連続で換金した場合の手数料は40万円となります。
つまり、最終的に出金できる金額は120万5000円であり、契約料金を差し引いた純利益は約13万円に。
・マシンの稼働に200日
・出金に16ヵ月
計23ヵ月で13万円の利益…。正直効率が良いとは言えませんね。
ちなみに、役職を上げることで1ヵ月の出金限度額の増加や手数料を安くできるのですが、ワンランク役職を上げるためには大型マシン2台分の稼働が必要です
入金ベースで220万円必要なのでむしろマイナスになってしまいます。
以上がポケットハッシュを実際に運用した際のシミュレーションと換金時の解説になります。
現時点ではリターンが非常に低い投資案件にしか見えませんので、個人的にはオススメできない案件だと判断しています。
仮想通貨業界には3年以上配当が出続けていたマイニングエクスプレスなど、稼げると評判の良いサービスがたくさんありますからね。
もしかしたらポケットハッシュよりも稼げた、なんてこともあり得たかもしれません。
▼関連記事
>>3年以上の運営実績、稼げると評判の「アルトバンク」
▼以下、ポケットハッシュの運営会社などの捜査レポートになります。
ポケットハッシュの概要を10秒で解説
中国四川省に自社マイニング工場を保有しており、アプリを利用することでマイニング報酬の一部が配当されるサービス。
その他にも自社製のマイニング機材の卸売りを行っているため、2つの事業で得た収益を利用者に還元しているというモノになります。
ポケットハッシュのターゲットは日本人だけだった?
まず捜査したのは「2020年1月25日より日本向けにサービスを開始」という情報です。言い換えれば、どこかの国で既にサービスを開始しているという事。
この内容については既にPR記事を掲載している「コインテレグラフ」が「すでに一部の地域でOPENし、好評である」という一文を掲載していることが確認できました。
この一部の地域、という点については…
東南アジアでは大きな注目を集め、11月に開催された約1000人規模で行われたフィリピンのブロックチェーンカンファレンスにも出展し、大きな成功を納めた。
※コインテレグラフより引用
2020年初頭から日本や欧米でのリリースも控えており
※コインテレグラフより引用
という文章がコインテレグラフの記事に記載されています。
では、1つ目のフィリピンでの知名度を調査していきます。今回使用したのはフィリピンでも利用者数の多い検索エンジンの「ヤフーフィリピン」です。
「POCKETHASH」の検索結果を5ページ目まで確認しましたが、関連するようなページが見つかることはありませんでした。
また、11月に開催されたというブロックチェーンカンファレンスに関する情報も見つかりません。
続けて北米でのリリースを控えているという点について、PR記事を掲載している各国の「コインテレグラフ」を確認。
全ての言語を確認しましたが、PR記事は日本語版の「コインテレグラフジャパン」のみであることを確認。
今後掲載される可能性があることも否定できませんが、フィリピンの件も加味すると日本人だけをターゲットにしているようにも見えてきます。
また、フィリピンで大成功を収めているという情報がフィリピンの検索エンジンで確認できない以上、コインテレグラフに掲載されている情報が虚偽であるという可能性も捨てきれません。
安易にPR記事の内容を全て信じるのは危険であると仮想通貨ポリスでは判断します。
2019年1月28日追記:ポケットハッシュの会社情報が公開された
ポケットハッシュのサービスが遂にリリースされ、新たな情報が公開されました。
新たに公開された資料には2016年12月にフロリダ州で登記された「POCKET HASH Ltd」という企業が運営しているとの記載が。
実際にフロリダ州の登記情報を捜査すると「POCKET HASH Ltd」という企業は存在しないことが判明。
登記された企業という情報はデタラメなようです。
念のため運営会社の所在地に関しても捜査してみましたが、案の定バーチャルオフィスの住所となっておりました。
公開された資料に書かれた運営会社の情報が間違っている可能性がありますので、注意してください。
以上でポケットハッシュの捜査は終了となります。
ポケットハッシュに関しては運営会社の信用度の低さや出金の難易度が高いというデメリットを考えると、本格的な資産運用が行える投資案件だとは思えませんでした。
ポケットハッシュについて簡単に解説
コインテレグラフに記載されていた内容を元に、ポケットハッシュの概要についてまとめます。
ポケットハッシュとはアメリカの大手銀行からの出資と中国への進出と共にマイニング事業を開始したマイニング事業者です。
中国四川政府から安く電気を提供して貰える環境があるため、マイニング工場などの事業実態は全て中国四川省で行っています。
さらなる事業拡大のためにクラウドマイニングサービスを開始。その他にもウォレットや取引所などの機能が一つになったアプリケーションが「ポケットハッシュ」である。
既に東南アジアの一部の国ではサービスを開始しており、フィリピンでは1000人規模のブロックチェーンカンファレンスに出店し成功を収めた。
大手クレジットカード会社との提携や独自トークンの発行なども行っていく予定である。
以上がコインテレグラフに掲載されていたPR記事をまとめたものです。
驚くほどに具体性の無い記事ですね(笑)
・アメリカ大手銀行から出資
・拠点は中国
・一部の地域でサービスを開始
・大手クレジットカード会社と提携
など、具体的な固有名詞が一つも使われていない。
ちなみにコインテレグラフ側は…
「本ページにおけるいかなる内容、正確性、品質、広告宣伝、商品、その他の題材についても、それを支持するものではなく、またそれらについて責任を負うものではありません。」
という一文を注意書きとして掲載しているのが個人的には非常に興味深いです。
以上、続報をお待ちください。
PHZの上場についての記事がエラーになって読めない。どうなってるの?取引も止まってるって話しだし。