商品名 | 吉田慎也の優良ICO案件 |
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販売業者 | 不明 |
販売責任者 | 吉田 慎也 |
電話番号 | 不明 |
所在地 | 不明 |
URL | http://official-project.com/tai/revolution/ |
吉田慎也の優良ICO案件の正体を調査
仮想通貨業界の若きプリンスこと「吉田 慎也」が、世界中に拡散していく決済システムの情報を入手。日本では3社しか知ることの出来ない、2018年最も高騰する可能性のある優良ICO案件に
「今年最も高騰するICOがスタート」
世界中でサービスを開始することが決定した「ある決済システム」にまつわる、
優良ICO案件を特別に紹介するという男が一人。
その男は、仮想通貨業界の若きプリンスと呼ばれ、国内初であるクラウドマイニングサービスを提供しているという「吉田 慎也」なる人物。
・国内総勢23,000人の仮想通貨コミュニティを運営
・アメリカ、イスラエル、スイスで精鋭ICO精査チームを組織
・自身のICO投資額5億円超え
・国内初のクラウドマイニングサービス提供者
今回筆者は数々の肩書を持つ「吉田 慎也」について調査を行いました。彼の発言内容から読み取れる数々の矛盾点を徹底的に追及いたします。
目次
・ホテルの一室で密談
・マイニング報酬は月々864円
・吉田慎也はマイニングを知らない
・ICOは半分以上がゴミくず
・まとめ
2019年6月追記:「吉田慎也(古田慎也)」がYouTuberに
詐欺性の高い情報商材に関与し続けて来た「吉田慎也(古田慎也)」でしたが、2019年に入りYouTuber「よつandわか」として活動していることが判明しました。
人知れずYouTuberに転身していた模様でしたが、Twitterの有志により現在の状況が暴露されたようです。
その後「吉田慎也(古田慎也)」氏のTwitterアカウントには、彼が販売していた情報商材を購入した被害者から非難が殺到。
現在はTwitterアカウントに鍵をかけて口を閉ざすという対応を見せ、事態の鎮静化を図った様子。
とはいっても、彼が関与していた悪質な情報商材は複数存在しますので、被害者も相当数がいるものと思われます。
実際「吉田慎也」とGoogleで検索すると、吉田慎也に集団訴訟というwebページの広告が見つかることがその証拠です。
吉田慎也のような“自称”仮想通貨識者がいかに信用できないのか、彼のYouTuber転身という愚行を通して良く理解できたかと思います。
▼以下、追記前の捜査レポートになります。
ホテルの一室で密談
詳細ページに掲載された動画に出演しているのは、2人の男性。1人目はインタビュアーだと名乗る「二谷 誠」という人物。早速どのような人物なのか調査を行ったところ、仮想通貨に限らず、様々な情報商材の販売を繰り返している事が発覚しました。
過去に関わっていた商品を見る限りでは、アフィリエイトなどのビジネス系を取り扱っていたようなので、“お金の稼げそうな業界に飛びついている”といったところでしょう。彼のような人間が集まる仮想通貨業界が本当に儲かるとも言えますが。
そして、重要なのは動画に出演する2人目の人物である「吉田 慎也」。
この男性、実は国内初のクラウドマイニングサービスを提供していると動画内で紹介されているのですが、インターネット上ではその経歴や事業内容に不審な点が多く、懐疑的な見解を持つ方々が多く存在しています。
「吉田 慎也」が提供するクラウドマイニングサービスの正式名称については、
「マイニングシェアバンク」というものになるのですが、実際にマイニングを行う通貨の種類はイーサリアム<(ETH)であると動画内では解説されています。
更には世界中で行われているイーサリアム(ETH)のマイニングの内、1%のシェアを誇っていると語る「吉田 慎也」。果たしてこの話は本当なのでしょうか?
マイニング報酬は月々864円
筆者がまず確認したのは、イーサリアム(ETH)のマイニングがどれだけ行われているのか、統計が確認できるWEBサイトになります。
直近24時間に成功したブロック数を公開しています。イーサリアム(ETH)のマイニング報酬については、2018年2月28日時点で5,169,625ブロックが生成されているため、
現時点では1ブロックにつき1.5ETHが報酬として付与されます。
1%のシェアを持つマイニングチームのデータは
・マイニングブロック数:60
・マイニングUncles数 :11
上記のデータから、24時間で獲得できた報酬額を日本円に換算すると、1日あたりの
マイニング報酬額は864万円となります。もちろん、この報酬額全てが利益にはならず、機材や電気代などのコストを考えると利益率は50~70%が妥当ではないかと。
大よその報酬額になりますが、利益は432万円~604万8,000円と予測できます。
そして、「吉田慎也」はクライアントが5000人いると話していました。単純に計算すると
会員1人あたりの報酬は864円~1209円という事になります。こクラウドマイニングの参加料は分かりませんが、本当に事業として成り立っているのか不安になります。
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※Uncle報酬は計算していません。
Uncleについては、次のページで解説致します。
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吉田慎也はマイニングを知らない
ページ内では「吉田慎也」がマイニングの説明しているのですが、イーサリアム(ETH)のマイニングを行う上で知らなければならない“独自の仕様”を無視した説明をしています。
ビットコイン(BTC)のマイニングにおいては、早い者勝ちで報酬を受け取ることが出来るのですが、イーサリアム(ETH)では早い者勝ちだけでなくUncleというものが発生します。
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※Uncle=メインチェーンに認められなかったブロックの総称
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ビットコイン(BTC)のブロック生成時間が平均10分なのに対し、イーサリアム(ETH)は平均15秒でブロックの生成が行われます。取引の認証時間を短縮になると共に、競争に負ける人が非常に多くなってしまいますよね?
ましてや15秒でブロックが生成できるのですから、イーサリアムのマイニングはほんの数秒が命取りとなる非常にシビアな作業だといえます。その競争を解決したのが「Ghostプロトコル」という仕組みであり、Uncleを作成したマイナーにも報酬が与えられます。
この仕組みがイーサリアムのセキュリティが高い理由になるのですが、マイニング業者がこの説明を省いて全て早い者勝ちなどと言い切るのは如何なものかと。「吉田慎也」は、
マイニングの知識がない可能性もあり得るでしょう。
筆者が最も不安を感じているのは、クラウドマイニングを行っている事業者名が不明だという事。本当に自社でマイニング事業を行っているのならば、堂々と大手を振って営業すればいいはず。頑なに隠し続ける理由は一体、何なのでしょうか?
ICOは半分以上がゴミくず
2017年に行われたICOは902件と言われており、その内
・資金調達自体の失敗したものが142件
・資金調達後に詐欺と発覚したものが276件
・準失敗に該当するものが113件
902件中531件の59%が失敗しているというデータが公開されています。この状況を危惧した世界各国は独自にICOに対する規制を開始している中、なぜ怪しい経歴の日本人が優良ICOなどと言う情報を掴むことが可能なのでしょうか?
マイニングの知識も持ち合わせていないような人間には、情報など集まらないと断言できます。もはや丁半博打と化したICO投資ですが、ホワイトペーパーも読まずに今回の案件に興味を抱いてしまった方は非常に危険です。
今回の優良ICO案件については、3月19日に一般公開されるとページ内では解説されています。調査時には案件名が公開されていなかった為、紹介者である「吉田 慎也」について調査を行いました。続報が入り次第、追記致します。
2019年5月追記
吉田慎也については、現在素性を隠しながらYouTuberへと転身したなどの情報が飛び交っております。
「仮想通貨に精通している」などの情報は全くの嘘であり、吉田慎也自身はただのど素人であったことが追加捜査により判明しています。
彼のようなウソで経歴を塗り固めた自称インフルエンサーが紹介する投資案件がいかに信用できないものなのか、悪いお手本のような人物でしたね。
まとめ
・運営会社は不明
・マイニング事業でほぼ稼げていない
・マイニングの知識に疑問
・優良ICOなど無い
やはりIJPは運営されてないのでしょうか。これは詐欺確定ですか?テレグラムはトークンも配られずですし持ち逃げでしょうか。