サービス名 | アルファロック(ALPHA ROC) |
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運営会社 | ALPHA ROC TECHNOLOGIES LIMITED |
連絡先 | [email protected] |
公式URL | https://member.alpharoc.tech/ |
アルファロックは出金停止まで秒読みか
月利15%の高配当が毎月受け取れると話題の「アルファロック(ALPHA ROC)」を捜査。
Yahoo!ファイナンスやコインテレグラフなどの大手メディアに記事が掲載され注目度が高まっていますが、果たして書かれていることは本当なのか?仮想通貨ポリスが調べてきました。
・運営会社の実態
・月利15%の謎
・上手く使うコツ
などをまとめていますので、投資するか悩んでいる方は以下の記事をお読み頂き、参考にしてください。
12月15日追記:アルファロックの出金条件が更に改悪
アルファロックの公式サイトにて、出金が20分割となる仕様変更が発表されました。
大きな変更点は以下の2つ…
・20週に分割出金に
・早期解約の停止
携帯キャリアのような出金条件へと変更された模様。
当サイトではアルファロックの登場初期からリスクが高い案件だとお伝えしていましたが、開始早々にこのような結末になるとは…。
出金停止の理由は日本でのあらぬ風評被害だったと運営が公表していましたが、私以外にアルファロックを怪しいと評価してた人は記憶にないので、私の記事が原因かもしれません。
SNSでは「アルファロックが続くことを願います」というような発言も見られますが、こういう人が一番ヤバイ。
▼実際に見つけたツイート
何がヤバいって…
・運営会社の実態は不明
・利用者が不利になる条件変更
・自分のお金を引き出させてくれない
ここまで雑な扱いをされて、なぜ信じるという思考に至るのか?甚だ疑問です。
思考停止して運営のなすがままになりたい人は信じて待てば良いですが、少しでもお金を取り返そう、稼ごうと考えている方は今すぐに行動を起こすことをお勧めします。
これ以上アルファロックにしがみ付く理由もないので、別の投資案件やアルトコインへの投資を本格的に始めるのも一つの手段だと思いますよ。
最近では3日で8.7倍に急騰したアルトコインに投資できた方もいるようですから、興味のある方は調べてみてください。
▼更新履歴 ※タップで開閉
【2020年11月27日】アルファロックの出金条件が変更に
アルファロックの公式サイトより、出金条件の変更が告知されました。
大まかな変更点としては↓
・出金申請の処理に10~15営業日
・出金手数料が最大8%に
・早期解約すると利益ゼロ+解約料取られる
最もヤバイのは早期解約の仕様変更でしょうか。
早期解約すると利益が元本から引かれ、更に出金手数料が最大で30%引かれてしまいます。
もはや仕様変更どころの騒ぎではなく、ほぼ騙されたと言ってもいいレベル。
多くのHYIP案件が飛んだ結果、相当量の出金申請が行われて資金が回らなくなってしまったと予想できます。
私はアルファロックはほぼ確実にアービトラージなど行っていないポンジスキームだと判断していますから、当然の結果といえば当然の結果であると思っています。
これからどうするべきなのか?
結論からお伝えすると、私は損をしてでも出金した方が良いと考えています。
理由は、このまま出金停止に陥る可能性が非常に高いと見ているからです。
この条件が続く限り新規で始める利用者が増えることはほぼあり得ませんし、出金システムが元に戻った段階でまた大くのユーザーが出金申請を行うはず
そうなると運営はどのような手段をとるのか?
・再度出金条件を変える
・出金停止
・更に入金を取るためのキャンペーンや施策を取る
大体この辺りの対応を見せると思います。
基本的には新たにユーザーからの入金がない限り、以前の条件で出金できる望みは薄いと言わざるを得ません。
「アルファロックの運営が条件を戻してくれることを願って出金しない」という手段もありますが、それは預けた資金の生殺与奪の権利を運営に握られてしまうという事。
果たしてこれが投資と呼べるのか?
現時点ならば元本の30%もしくは25%引かれてしまいますが、出金できれば全ての資金を失うよりはマシなはず。
どうするかは自分次第ですが、早めに判断を下して行動することをお勧めします。
現時点でまだ飛ばないと言われている案件やアルトコインに投資するなど、他の方法その損失を取り戻すという手段も考えてみてください。
アルファロック(ALPHA ROC)とは
米国投資銀行出身のCEOとデータサイエンティストによって設立された、アービトラージ運用に特化した投資ツールの提供サービス。
独自開発したアービトラージツール「ALPHAシステム」により、月利15%という驚異の利益率を実現しているとのこと。
システムに預け入れた資金は1月に1回無料で引き出すことができ、資金ロック(預けたお金が引き出せないようにする事)無しで運用が可能。
既にコインテレグラフなどの仮想通貨メディアにてPR記事が公開されており、SNSでも勧誘活動が行われ、セミナーも開催されている模様。
ここからはアルファロックに投資しても大丈夫なのか?PR記事やアフィリエイト記事に書かれていることが本当なのか捜査していきます。
アルファロック(ALPHA ROC)が北米で大人気なのは嘘か?
アルファロックが開発した「ALPHAシステム」は2020年5初旬に北米で開始し大ヒットしたという情報。
この話が本当なのか?北米版のYahoo!で検索してみたところ・・・。
見つかったのはPR記事や公式サイトと日本人が運営するレビューサイトのみ。
米国人によるレビューなどは一切見つかりません。
この状態で北米で大ヒットしているというのは正直、全く信用できない情報だと思います。
アルファロックの運営会社は存在するのか
公表されている情報では、運営会社はオフショアであるベリーズに登記したとされています。
実際にベリーズの登記情報を調べてみたところ、運営会社である「ALPHA ROC TECHNOLOGIES LIMITED」が確認できたのですが、「ALPHA ROC」という会社が2つ存在していることも発覚。
正しくは
「ALPHA ROC LIMITED」・・・ Inactive(活動停止中)
「ALPHA ROC TECHNOLOGIES LIMITED」・・・Active(活動中)
の2つですね。
アルファロック側が公表している登記情報は「ALPHA ROC TECHNOLOGIES LIMITED」のため、活動中の方が運営会社と見て問題ないでしょう。
では、アルファロックの公式サイト内では、運営会社はどちらだと表記されているのでしょうか?
(公式サイト:https://www.alpharoc.tech/より引用)
サイト内どこを見ても活動停止中の「ALPHA ROC LIMITED」の名前が書かれています。
グループ会社という可能性も大いにあり得ますが、わざわざ利用規約に活動していないグループ企業の名前を書く理由とは?。
いざとなったら関連会社のせいにして逃げるとか?
少し不安に感じる部分ではありますね。
あまり詳しく書き過ぎると怒られるのでやめておきますが、利用規約に書かれている活動停止中の「ALPHA ROC LIMITED」がいつ設立されたのか?調べてみるといいでしょう。
私からはここまでお伝えしておきます。
運営場所はもっと怪しかった
先ほどと同様に運営会社情報として記載されていた以下の部分をご覧ください。
住所の項目には↓
「2000 S. Colorado Blvd.Tower One, Suite 2000 – #26Denver, CO 80222」
この物件を捜査したところ、見つかったのは米国コロラド州のコワーキングスペースであることが判明。
2015年から富裕層向けにファミリーオフィスの仮想通貨事業者としてアービトラージ運用していた会社が、何故いまだにコワーキングスペースなのか。
あとから「本社は別の場所にある」みたいな情報が出てくるはずなので深く追求しませんが、だったら最初から本社の場所を書いておけよ。
過去に後から「本社は別の場所にありまぁす」と公表した案件といえば…
・ジュビリーエース
・プランスゴールド(PGA)
・ゲインスカイ
辺りですね。
これらの案件が気になる方は個別の捜査レポートをお読みください。
アルファロック(ALPHA ROC)の基本情報をまとめとく
一応、アルファロックに投資する上で知っておきたい基本情報もまとめておきます。
■アルファロック(ALPHA ROC)の運用方法について
アルファロックでは7種類のアービトラージを採用しており、状況に合わせて「ALPHAシステム」がそれぞれのアービトラージを行う模様。
・デュアルブリッジアービトラージ
・三角アービトラージ
・価格差収束型アービトラージ
・プライムレートアービトラージ
・ミーン・リバージョンアービトラージ
・スポットフューチャーアービトラージ
・ヘッジングアービトラージ
コロナ禍の状況では上から3つのアービトラージで利益を上げていくという情報が確認できました。※真偽不明のため間違っていた場合は教えてください。
アルファロックはアービトラージ案件としてはかなり後発の投資案件ですから、既存のジュビリーエースやPGAといったアービトラージツールと競合する可能性も考えられますね。
アービトラージについては参加者が増えれば増えるほど投資できるチャンスを取り合う事になるので、アルファロックが勝てる要素はどこにあるのか気になる所です。
これらのアービトラージによって、投資家に配当される利益は月利15%~20%になる模様。
運用実態が確認でき、この利益率が本当ならば良い投資案件ですね。本当ならば…。
ただ、最近のアービトラージ案件は1年近く運用が続くものがほとんどのため、半年くらいは運用してみるのもありではないかと思います。
こういった海外の投資案件は自分の手元に出金出来てから初めて利益となりますので、撤退時期の見極めが非常に重要となります。
確実に飛ぶとは言い切れませんが、飛ばない保証もどこにもありませんので投資する際は細心の注意を払ってください。
■実際に貰える配当について
アルファロックの配当は「ALPHAシステム」に預け入れた金額によって変動します。
投資額(ドル) 利益(日)
1000~4999 0.3%
5000~9999 0.3%
10000 0.5%
月利15%を貰うためには10000ドル(約100万円)の入金が必要です。
単利運用を続けた場合は約7ヵ月で元本分となる10000ドルが回収できる計算に。
利益分も合わせて運用する複利運用なら約5か月で10000ドルの回収が可能です。
個人的には100万円入れて複利運用し、5ヵ月の時点で元本分は回収。あとは利益として残った100万円で運用していくのが良いのではないかと。
アルファロックはサービスを知り合いに紹介することで発生する紹介報酬もありますが、上記はあくまで一人で「ALPHAシステム」を運用した場合の利益となります。
アルファロック(ALPHA ROC)のまとめ
アルファロックのPR記事やアフィリエイトサイトの記載については疑問が残る結果となりました。
公式サイトで公開されているロードマップでは中国オフィスを設立する予定だと記載されているので、その時までオフィスの情報は隠されたままなのではないかと思っています。
運営会社自体はベリーズに登記されていますが形だけでしょうし、利用規約には活動停止している企業の名前が書かれていますからね。
配当が高い分、リスクも高い投資案件という事を忘れずに付き合うのが吉だと私は感じました。
当サイトでは、アルファロックに似たアービトラージ案件や仮想通貨界隈で人気のサービスについても捜査レポートを公開しています。
アルファロックに投資しようとお考えの方は、他の投資案件と比較してみるのも良いかもしれませんね。
アルファロックの損失分を他の案件で取り返せたので良かったです。一時はどうなることかと思いましたが、今後はアルファロックのような詐欺案件に騙されないよう気をつけたいと思います。