通貨名 | ビットコインボルト(BTCV) |
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通貨シンボル | BTCV |
発行元 | マインベスト(MINEBEST) |
ビットコインボルトは今後どうなるのか
2020年1月から価格上昇を続けたことで人気を博している「ビットコインボルト(BTCV)」。
その価格は50倍以上にまで高騰しSNSを介しての勧誘活動も盛んだったものの、2020年9月時点では価格が大暴落しています。
一体なぜ、このような状況に陥ったのか?
本記事では、「ビットコインボルト(BTCV)」に関する購入方法だけでなく
・今後どうなっていくのか
・今後も保有する際の注意点
・投資家が知っておくべき真実
について記載しています。
少々記事は長いですが、知らないと後悔する情報のまとめなので、是非最後までお読みください。
「ビットコインボルト」の今後を予想
2020年に大暴落を起こしたビットコインボルトでしたが、ここに来て価格上昇に繋がる可能性があるニュースが2つ入ってきました。
①:「エレクトリックキャッシュ」のリリース
BTCVを保有し続けることで、新規発行された仮想通貨「エレクトリックキャッシュ」を報酬として受け取ることが出来るステーキングサービス。
BTCVを売らずに保有し続けなければ報酬が受け取れないため、BTCV売却による価格下落を抑制する狙いがあるのでしょう。
ステーキング以外にもマイニングプール(料金を払ってマイニング報酬を毎月受け取れるサービス)が開始したこともあり、BTCVの価格は現在一時的に上昇。
「エレクトリックキャッシュ」の上場日までステーキングする投資家やマイニングプランに参加するユーザーが増えてくれば、BTCVの価格が上昇する可能性が高くなります。
「エレクトリックキャッシュ」は2021年2月に上場予定とのこと。
②:「BTC.com」がマイニングテストを開始を発表
中国の大手マイニングプールである「BTC.com」が、ビットコインボルトのマイニングテストを開始すると発表。
ホルダー達には嬉しいニュースが飛び込んできました。
現時点ではまだテストの段階ですが、正式に開始された際は価格にも影響を与えるニュースとなる事でしょう。
「BTC.com」参入による懸念点としては、マイニングシティと契約している投資家が貰えるマイニング報酬が減る可能性ですね。
コンセンサスアルゴリズムは「POW(プルーフ・オブ・ワークス)」を採用していますから、他のマイニングプールが参入してくるとマイニング報酬を取り合う事になります。
これまで受け取れていた配当は「マイニングシティ」がほぼ100%のマイニングを行っていたから獲得できていた報酬です。
つまり、「BTC.com」と「マイニングシティ」が競合するため、マイニング報酬を獲得できる機会が減るという事。
具体的にどれくらいの減少となるのか予測は出来ませんが、大きな変化があるのは間違いないでしょう。
マイニング報酬が減っても月利8%の報酬を出し続けていたマイニングエクスプレスのような案件もあるので、ビットコインボルトの配当が下がらないことを願いましょう。
今後の新サービスやニュースの内容を踏まえると、2020年2月までの間にBTCVの価格が上昇する可能性も十分に考えられます。
ただ、上場先のコインニールや発行元であるマイニングシティは怪しい点のある企業なのも事実なので、もしBTCVに投資をするのであれば、あくまで現物買いで投資することをお勧めいたします。
数日で5倍、10倍に高騰するコインはバイナンスでも取引できるので、ビットコインボルトなどの新規上場銘柄はハイリスクでもそれ以上の利益を狙いたい人向けの投資対象になります。
もう少しリスクを下げてハイリターンを狙いたい方は、バイナンスに上場する将来性の高いアルトコインへの投資も検討してみましょう。
ビットコインボルト(BTCV)の今後、ロードマップ
▼タップで詳細を表示
2019年Q4:ビットコインボルト(BTCV)がリリース
マインベスト社が開発した独自通貨としてビットコインボルトが公開される。
価値の保存を目的とした資産用の仮想通貨であり、金(ゴールド)に代わるような存在を目指すプロジェクトとしてスタートしました。
2020年Q1:ビットコインボルト(BTCV)のモバイルウォレットを公開
モバイルウォレットについてはGoogleプレイストアでウォレットアプリが確認できました。
iOS用のウォレットアプリについては、同名のアプリが確認できなかったため詳細は不明ですが、当初公表していたロードマップ通りに事業は進んでいると見て良いでしょう。
2020年Q2:ビットコインボルト(BTCV)の上場先を拡大
初上場となったコインニール(Coineal)を筆頭に、現在は8つの取引所にてビットコインボルト(BTCV)の購入が可能です。※2020年9月24日時点
▼上場済みの取引所一覧
・コインニール
・MXC
・LBANK
・Liquid
・BKEX
・CoinBene
・HotBit
・WBF Exchange
バイナンスのような大手取引所への上場は叶っていませんが、積極的に上場先の拡大には動いているという印象です。
こちらもロードマップ通りに進んでいますね。
2020年Q3:追加暗号キー導入、DDMS規格へと統合
発行元であるマインベスト社のみが参加する世界マイニング協会が定めた規格「DDMS」へと統合される模様。
つまるところ「独自に作っただけの自分ルール」を適用しただけなので、何かが大幅に変わったという印象は受けません。
ビットコインボルト(BTCV)の価格に影響を与えるようなものではないと思われます。
===現在はここまで完了===
2020年Q4:グローバル・マーケティング・キャンペーン実施
現時点ではマイニングシティによるMLMのみでマーケティングをしている状況であり、投資しているのも大半が日本人となるためこのまま世界で流行らすのは厳しといえます。
中国などMLM自体が禁止されている国も存在するため、MLM以外の手法を取らない限り世界中の投資家に認められる仮想通貨にはなれないでしょう。
これまでMLM一本でユーザーを増やし続けてきたわけですから、それ以外の方法で急速に世界中で認知されるようになるとは思えないというのが私の見解です。
今後、投資家が受けそうな影響とは
半減期による供給量の低下
これからビットコインボルト(BTCV)のマイニングに参加する人は、半年に一度訪れるマイニング報酬減少の影響を直で受けることになります。
半年ごとに報酬が25%減少していくイメージです。投資する人はそのあたりも計算した上で投資した方が良いでしょう。
マイニングシティのプランは1100日間の契約となるため、参加するにはもう遅いので見送った方が良いと考えています。
更なる下落の可能性も
ビットコインボルト(BTCV)は「コインマーケットキャップ」にてチャートや取引ボリュームなどを確認できるのですが、時価総額や循環サプライの項目は「?」と表記されています。
これはどういう事なのか?
コインマーケットキャップを調べてみると、以下のような情報が…↓
つまり、ビットコインボルト(BTCV)の流通量を判断するための情報を公表していないという事。
何故公表できないのかを考えると、もしかしたら運営側が大量に保有している可能性も考えられますね。
どこかの誰かが大量に売却することだってあるでしょう。
この不透明な状態が続く限り、大きな下落リスクもある仮想通貨であるのもまた事実。
個人的にビットコインボルトは、新サービスが出た際などに短期間だけ保有する投機向けの仮想通貨として付き合った方が良いコインだと思っています。
また、取引所によってはアルトコインを上場廃止にすることがあるので、そういったイレギュラーなリスクが起こる可能性も考えておいた方がいいでしょう。
ビットコインボルト(BTCV)上昇時のチャートについて
価格が急騰していた2020年8月頃は…
1BTCV=478ドル
日本円にして約5万513円が1BTCVあたりの価格推移となっています。
ここまでに大幅な下落もなく上場から8ヵ月間、右肩上がりのチャートを形成しています。
上場時の価格である742円から計算すると、67.8倍にまでBTCVの価格は上昇しています。
ただ、最高値付近の価格を確認すると一つだけ不自然な点が。
実は、価格が上昇しているのに出来高が減少傾向にあるんですね。
ご覧の通り、出来高を減らしながら価格が上昇し続けている状態。
出来高はその通貨の人気のバロメーターといっても過言ではありませんから、単純に考えると価格上昇し続けているビットコインボルト(BTCV)の出来高は増えるのが正常な状態となります。
このチャートを見る限りは人気があり市場価値が高いというよりも誰かが意図的に高値で売買していると見た方が自然です。
実は自社以外でほぼマイニングしてない
大手企業がビットコインボルト(BTCV)への投資やマイニングへの参加を予定しているという情報を良く見かけますが、現時点では「マイニングシティ」以外でのマイニングは行われていない状態になります。
現時点でマイニングを行っているのは
■WDMO(世界デジタルマイニング協会)
https://digitalmining.org/
エイアルが設立した参加企業0のマイニング協会
■Knoxpool
https://knoxpool.com/
エイアルの息が掛かったマイニングプール。(事業者としての認可が下りずサービス停止中)
2つのマイニングプールのみ。
Knoxpoolについては一般ユーザーへのサービスを停止していますから、実質1社でマイニングしているような状態です。
大企業が参入するという話はいまだに実現していないのでしょう。
このように信憑性のない情報が流れる背景としては、マイニングシティの勧誘を行う方々が勧誘の材料として虚偽の情報を流しているという事が考えられます。
Twitterにて「ビットコインボルト」と検索すると様々な情報が見つかりますが、しっかりと情報を見極めることが重要になります。
また、これらのマイニングプールのBTCV保有数を確認したところ、市場の5分1に相当するBTCVを保有していることが分かりました。
送金履歴もほぼ確認できないことから、新たに採掘したBTCVが誰のウォレットにも配布されていない事が分かります。
マイニングシティでは報酬としてBTCVを毎日受け取れるようですが、一体どこから発行されたものなのか?
謎は深まります。
現時点では大手マイニングプールが参入してくる素振りも見えないため、運営側が大半のBTCVを握っているとみて良いでしょう。
これからマイニングシティに参加するのはやめた方がいい
マイニングシティは「ビットコインボルト」を取引所以外で唯一手に入れる手段となりますが、契約期間が1100日と長期にわたります。
この契約期間の縛りによって考えられるデメリットが以下の2点となります。
①:価格下落のリスク
全ての投資商品に言えることですが、価格が上昇し続けることなどありえません。
実際にビットコインは2017年に1BTC=200万円にまで価格が急騰したものの、一次は40万円を切る金額にまで下落し、現在は100万円台を推移しています。
期間満了までの1100日掛けて配当されたBTCVの価格が下落している可能性も十分に考えられ、初期投資よりも低い金額で売却しなくてはならないという可能性も考えられます。
また、ビットコインボルトは価格が高騰しているからこそ注目を集めている仮想通貨です。
最悪のケースは価格が下落した1100日後には人気もなく売り手が付かなくなること。
これらの懸念点を考えると、マイニングで少しずつ報酬を貰うよりも、マイニングシティの契約料金で現物購入した方が無駄なリスクを負うことなく投資できます。
②:マイニング報酬が激減するリスク
マイニングシティでは過去にビットコインのマイニングプランを提供していました。
開始当初は月利15%という驚異の高配当で人気を集めたものの、1年が経過する前に配当が1日20円と大幅な報酬の減額が行われたのです。
ビットコインボルトはマイニング報酬の半減期が半年に1回だと発表していますから、ビットコインよりも早く報酬が激減する可能性は非常に高いといえます。
運営会社が不審
ビットコインボルトを発行しているのは、世界でトップ10に入ると言われているマイニング企業「マインベスト社」です。
カザフスタンに自社のマイニング施設を持る企業。CEOの「エイアル・イブラモビッチ(Eyal Avramovich)」は、「世界デジタルマイニング協会」の会長を務めるほどにブロックチェーン、マイニングに精通した人物とのこと。
この「世界デジタルマイニング協会」については、ビットコインボルトへの投資勧誘を行うウェブサイトにて大手企業が100社参加するマイニングメーカーの国連的存在だと記載しています。
という訳で「世界デジタルマイニング協会」の公式サイトを確認したところ…
どうやら協会に参加しているのではなく、勝手に名前を載せているだけであることが判明。
ちなみに、協会の参加企業を記載していたページは現在削除されていることも確認しています。
勝手に名前を使用して怒られて削除したのでしょうか?
本当に「アントプール」や「F2pool」が参加しているならば、削除する必要などないはずけどね。
また、「世界デジタルマイニング協会」の公式サイトは、SSL認証が取れていない状態で放置されています。
SSL認証を一言で説明すると、「運営者の実在性を確認し、通信内容を暗号化」する証明書のようなものです
SSL認証を取得するには
・ウェブサイトの所有者の情報
・暗号化通信に必要な鍵、
・発行者の署名データ
などが必要です。
これらの情報が提出できない限り認証が下りることはありません。
つまり、「世界デジタルマイニング協会」の実在性を確認できる情報が用意できないのではないか?とも考えられます。
100歩譲って申請していないだけという可能性もありますが、セキュリティの高さが売りであるビットコインボルトを発行したマイニング協会が、公式サイトを脆弱な状態で放置するでしょうか?
そうなれば、CEOの「エイアル」のセキュリティ意識が甘すぎると言わざるを得ません。
実情は非中央集権型ではない。
繰り返しになりますが、現在ビットコインボルト(BTCV)はマイニングシティが全てマイニングしています。
そして、マイニングの承認を行うコンセンサスアルゴリズムは「PoW(プルーフオブワークス)」を採用しています。
つまり、ハッシュパワーの半分以上をマイニングシティが獲得しているのが現状のため、運営側の思い通りにブロックを生成することが可能になります。
ビットコインボルトは24時間以内なら書き換え可能というセキュリティの高さを前面に押し出していますが、実情は一介のマイニング企業が実権を握る仮想通貨とも言えるのですね。
グループ企業だからそんなことは起こらない?
そんなわけありませんよね。
マイニングシティ以外のマイニングプールが世界デジタルマイニング協会に加盟していない点を鑑みると、現時点では他のマイニングプールが参加してくる見込みも薄い。
この中央集権的状況が続いている限りは不安な状態が続くと考えてください。
ビットコインボルト(BTCV)のまとめ
ビットコインボルトは、価値を守るべきセキュリティが機能しない可能性を孕んでいます。
この状態を改善しない限り、マイニングシティ利用者以外の一般投資家たちに認められるのは難しいでしょう。
本当にビットコインボルトが普及すると信じて投資する方は、ビットコインボルト良くするために運営側に改善点を伝えるべきですね。
SNSを見る限りでは。
・マイニングシティはすごい
・マイニングシティは稼げる
・ビットコインボルトが世界を変える
根拠のない話ばかりが先行している状況です。
個人的な見解としては、マイニングシティを介しての投資はお勧めできないが、投機目的で短期運用ならば稼げる可能性は高い仮想通貨だと見ています。
※以下、ビットコインボルトの基本情報になります。
ビットコインボルト(BTCV)とは
ポーランドに本社を置くマイニング企業「マインベスト社」が独自開発した仮想通貨になります。
決済手段として普及している仮想通貨とは異なり、金(ゴールド)に代わる資産の一つになる事を目的として作成されました。
マインベスト社が自社でのマイニングを行うために作られた仮想通貨であり、ビットコインという名がついていますが直接関係はなし。
独自のブロックチェーンによって非中央集権型で管理が行われているようです。
大きな2つの特徴が挙げられます。
①:半年ごとに半減期が訪れる
マイニング可能なビットコインを含む仮想通貨の多くは、自身の希少価値を高めるためにマイニング報酬を減額する半減期というが存在します。
ビットコインの半減期が4年に一度なのに対し、ビットコインボルトでは半減期が半年に1度行われます。
マイニング報酬の半減を年2回行うため、約4年後にはビットコインの供給量に追いつく計算になるとのこと。
②:取引の取り消し機能
ビットコインボルトでは、ハッキング被害を防ぐために誤送信による取引の取り消し機能が実装されているようです。
ハッカーによって不正に操作された送受信の履歴をリセットできるため、ハッキング被害を受ける可能性が限りなく低くなっているとのこと。
続いて、ビットコインボルトを入手するための方法について解説してきます。
現段階でビットコインボルトは…
・上場済みの取引所での購入
・マイニングシティでマイニング
という2つの方法で入手可能です
ここからは、ビットコインボルトを購入する際の注意点について解説していきます。
ビットコインボルトの基本情報
通貨名:ビットコインボルト
通貨シンボル:BTCV
公開日:2019年12月12日
開発国:ポーランド
開発企業:マインベスト(MINEBEST)
発行上限枚数:21,000,000 BTCV
コンセンサスアルゴリズム:PoW
まずは購入方法から解説していきましょう。
ビットコインボルト(BTCV)の購入方法
現在上場している取引所は、
・Coineal
・Liquid
上記の海外取引所にて購入が可能です。
記事執筆時点(2020年5月14日)での価格は1BTCV = 130ドル(1万3888円)にて取引が行われています。
取引ペアはBTC、USDTとなってるため、口座開設後にこれらの通貨を送金して取引を行いましょう。
ビットコインボルト(BTCV)の価格
2020年6月22日現在、日本円にして1BTCV=約3万円の価格になっています。
上場初期の3月頃と比較すると、ビットコインボルト(BTCV)の価格は12~13倍に上昇していることが分かります。
今後は「ビットコインボルト」がマイニング報酬の半減期を半年に1度のペースで迎えるため、大きな価格変動も考えられます。
保有している方は、価格の下落が起こる前に売却できるようにチャートを細かく確認した方が良いですね。
ビットコインボルトのマイニング方法
ビットコインボルトをマイニングするためには「マイニングシティ」というサービスを利用が必要です。
プラン料金
・500ドル
・1000ドル
・2000ドル
・3500ドル
契約期間
全て1100日
契約したプランによって毎日配当されるビットコインボルトの量が変化します。
より多くの配当を貰いたいのなら、もっとも高額な3500ドルのプランという事ですね。
マイニングシティについては個別で捜査レポートを作成していますので、ご興味のある方はお読みください。
ビットコインボルトって結局何のために作られたのかさっぱりわからない仮想通貨だな。これが出た時本家のビットコイン買ってたら10倍近く儲かってたはずじゃないかな?