ステラルーメンの今後「将来いくらになるのか」価格予想する

通貨名ステラルーメン
シンボルXLM

ステラルーメン 今後の見通し、価格予想を公開

ステラルーメン(XLM)の今後について調査した結果、実は微妙な仮想通貨かもしれないことが発覚しました。
 
 
「なんとなく知ってるけど、実際どうなの?」
「将来性高そうだけどいまいち価格が上がらないんだよな」
 
 
そう感じてるいる方。
 
 
・なぜステラルーメンの価格は動かないのか
・結局ステラルーメンは今後どうなっていくのか
 
 
具体的な価格予想も含めて、その答えをお教えしましょう。
 

ステラルーメンとは?まずは特徴を解説

ステラルーメン(XLM)は、リップルの元開発者によって作られた、誰でも低コストで素早く国際送金が行えるようになるブロックチェーン「ステラ(Stellar)」が発行する仮想通貨です。
 
 

2019年にはコインチェックに上場し日本でも話題となり、2021年の12月現在は時価総額ランキング25位につける人気コインへとなっています。
 
 

中央集権体制の仮想通貨

ステラルーメン(XLM)は、発行元である「ステラ財団」が全ての権利を持ち、管理、運営が行われています
 
 
1社が全ての権限を持つことのメリットとしては
 
・ステラの開発や今後の方針などの意思決定をスムーズに行える
・ブロックチェーンの承認が必要ないの処理速度が速い
 
といったことが挙げられますが、その反面デメリットとして
 
・ステラ財団に問題が起これば全てが崩れる可能性
・ステラ財団が不正を行うなど、信頼性が担保できない
 
などのデメリットが挙げられます。
 

決済スピードが速く、手数料が安い

ステラルーメン(XLM)の決済スピードは2秒~5秒だと言われています。
 
 

コイン名送金時間手数料(2021年12月時点)
ステラルーメン約5秒約0.00032円
ビットコイン10分約3000円
イーサリアム約15秒約4000円
リップル約3秒約0.045円

 
 
ビットコインやイーサリアムに比べるとステラルーメンの送金時間は早く、リップルよりも少しだけ劣る程度。
 
 
手数料はステラルーメンが圧倒的に安いので、高速かつ安い手数料で送れる国際送金に適した仮想通貨だと言えます。
 

国際送金時のブリッジ通貨としての機能を持つ

ステラルーメン、国際送金を行う際のブリッジ通貨としての機能に期待されています。
 
 
ブリッジ通貨とは2つの通貨の橋渡しを行う通貨のことを指します。
 
 
例えば、日本からアメリカに送金する場合、日本の金融機関から日本円をアメリカに送り、現地で日本円を米ドルに替えるという手順が必要で、最短でも2~3日+安くない手数料が掛かります。
 
 
この送金の間にステラルーメンを挟むことで
 
日本円

ステラルーメン(送金時間5秒)

米ドル
 
という流れを作ることができ、送金時間の短縮と手数料を大幅に減らすことが可能になります。
 

独自のアルゴリズム「SCP」を持つ

ステラのブロックチェーンには「SCP(ステラコンセンサスプロトコル)」というコンセンサスアルゴリズムが使われています。
 
 
通常、ブロックチェーンの決済はマイナー(データの処理を行う人)の過半数以上が承認しなければ決済できませんが、ステラでは過半数を下回った場合でも決済を行うことが出来ます。
 
ステラブロックチェーンの仕組み
 
このアルゴリズムにより、マイナーからの承認を待たずに即座に取引が成立するため、ステラルーメン(XLM)の高速送金を可能にしています。
 
 
ただ、権限を持つステラ財団がミスをすれば全てが崩れてしまう。そういったリスク面に対して懸念の声が上がることも。
 
 
以上がステラルーメンの特徴になります。
 
・ステラ財団が全ての権限を持つ
・高速、低コストで国際送金に使われる
・マイニングなしで取引の承認が出来る
 
この3つはステラルーメンの今後を考える上で理解しておきたい特徴なので、覚えておいてください。
 

ステラルーメン 今後の見通し

送金時間は高速、低コストと良いところ尽くしのステラルーメンですが、調査の結果「大幅な価格上昇は見込めないのではないか?」と思われます。
 
 
その具体的な理由について、ステラルーメンの今後に影響を与えるであろうポジティブとネガティブの両側面から解説していきます。
 
【ポジティブ要素】
・アジア、イスラム圏での市場拡大を狙う
・大企業との提携が進む
・リップルの訴訟問題が長期化
 
【ネガティブ要素】
・リップルも個人送金や東南アジアへの市場拡大を開始
・運営による市場への介入が考えられる
・ステラルーメンはそもそも価格が動きづらい
 

アジア、イスラム圏での市場拡大を狙う

ステラルーメン(XLM)自体は個人向けの国際送金手段として開発された仮想通貨であり、メインのターゲットは送金に必要な銀行口座を持たない新興国の人々です。
 
 
特に東南アジアやイスラム圏、アフリカには銀行口座が作れない個人が多く、ステラルーメンを使った送金システムの実用化も進み始めています。
 
 
アフリカのセネガルでは未来都市の建設計画として、ステラルーメンのブロックチェーンを使った暗号都市「エイコンシティ」建設に着手しています。
 
ステラを使ったエイコンシティのイメージ
 

2030年に完成予定のエイコンシティの基軸通貨としてステラルーメンが採用されており、アフリカでは着実に実用化が進んでいると言えます。
 
 
アフリカでの例を参考に他の都市でもステラルーメンが活用されていけば、ステラルーメンは国際送金通貨として存在を無視できないコインになることでしょう。
 

大企業との提携が進む

ステラルーメン(XLM)はアフリカ以外にも、アメリカの大手コンピューター企業のIBMが手掛ける国際送金システム「IBM World Wire」に採用されています。
 
 
2021年10月には世界大手の国際送金サービスを提供するマネーグラムとも提携したことで、ステラルーメンの価格は上昇。
 
 
今後もこのような提携は拡大していく可能性があります。
 

リップルの訴訟問題が長期化

ステラルーメンと同じく国際送金に使われるコインとして有名なリップル(XRP)は、証券に該当する可能性があるとしてアメリカの米国証券取引委員会(SEC)との裁判を行っています。
 
 
XRPとの提携をやめてステラルーメンとの提携を結ぶ企業も出るなど、訴訟問題が長引くことがステラルーメンにとって少なからず追い風となっています。
 
 
以上がステラルーメンの今後に関する明るい話題、価格に良い影響を与えると思われるポジティブな要素となります。
 
 
2021年に入り国際送金用の仮想通貨として実用化が進んでいるのは間違いないとみてよいでしょう。
 
 
続いてはステラルーメンの価格に悪い影響を与えかねない、ネガティブな要素についても触れていきます。
 

リップルも個人送金や東南アジアへの市場拡大を開始

訴訟問題に揺れるリップル(XRP)ですが、2021年に入りステラルーメンと同様に東南アジアへの市場拡大を進めています
 
 
↓リップルのニュース記事
リップルのニュース
 
東南アジアで広く使われる送金業者「Tranglo社」の買収や「ウーバーイーツ」で有名な「Uber」を各国に広めた国際部門の元最高責任者を採用するなど、本格的な東南アジア進出を行っていることが報じられました。
 
 
各国の中央銀行とも提携するリップルに比べるとステラルーメンは知名度ではどうしても及ばないので、ステラルーメンのメイン市場である東南アジアでのシェアをリップルが占めてしまう可能性が高くなります。
 
 
リップルが裁判に勝訴した際にはより一層、事業拡大に向けた動きが活発化することが予想れます。
 

IBMが仮想通貨事業の縮小か

2021年2月に、ステラルーメンと提携するIBMがブロックチェーン事業を大幅縮小しているというニュースが報じられました。
 
 
↓実際のニュース記事
ステラとIBMに関するニュース記事
 
記事にはIBMのブロックチェーン関連の売上目標が90%減となり、2年連続で売り上げ目標を達成できなかったという情報を関係者から入手したと記載されています。
 
 
ただ、IBMの広報責任者は「誤情報だ」と真っ向から否定しているため、この情報が全て真実であるというわけではないようです。
 

運営による市場への介入が考えられる

ステラ財団は2019年11月に、ステラルーメンの総供給量の内50%をバーン(焼却)しています。
 
 
バーンは誰もパスワードを知らないウォレットにトークンを送ることで2度と使えなくなる事を指し、市場に出回る量を物理的に減らし希少性を高める目的で行われます。
 
 
ステラルーメンもバーンの影響で希少性が増し価格上昇に繋がったのですが、言い換えると全ての権限を持つステラ財団が市場に介入したということになります。
 
 
今後もステラ財団による市場への介入は十分に考えられます。
 

ステラルーメンはそもそも価格が動きづらい

ステラルーメン本来の目的は、国際送金時のブリッジ通貨となる事です。
 
 
本来の用途を考えるとステラルーメンは投機目的として保有するメリットはほとんど無いと言えます。
 
 
また、安定した国際送金を目指す上で、大幅な下落や暴落を繰り返すことはステラルーメンにとって好ましくないため、上がりすぎた場合などはステラ財団によって調整されることがあるかもしれません。
 
 
以上がステラルーメンの抱えるネガティブな要素となります。
 
 
リップルの裁判結果によってはシェアを奪われかねないなど、リップルの影響を大きく受ける点が個人的にステラルーメンの問題点だと思っています。
 
 
実際に国際送金を使うユーザーや企業からすれば、価格変動が激しいコインは怖いので、ステラ財団としてはある程度の価格になったら安定させるように調整を入れるような気もします。
 
 
ステラルーメンは短期的な価格上昇による利益を狙う投機向きのコインではなく、実需により徐々に価格を上げていくアルトコインではないでしょうか。
 
 
現状はリップルとも競合してしまっているので、このままの路線で行くのか、差別化を図るのか。
 
 
また、リップルのライバルと言われる国際送金ネットワークSWIFTも、2019年に数十秒で国際送金を完了させる「gpi」を発表しています。
 
 
ステラルーメンよりも知名度の高い仮想通貨や送金ネットワークが多く存在するので、今のままではステラルーメンが割って入るのは厳しいように見えます。
 
 
価格が大きく動きそうなイベントと言えば2030年完成予定のアフリカの「エイコンシティ」なので、そこまではビットコインやリップの価格につられるような値動きに留まるのではないか。
 
 
私はそう予想しています。
 

ステラルーメン 今後の価格予想

仮想通貨リサーチ企業や予想サイトなどが公表したステラルーメンの価格予想をまとめて紹介していきます。
 
 
今回は下記3社の予想結果をご紹介していきます。
・Trading Beasts.com
・The Economy Forecast Agency
・Coin Price Forecast
 
↓3社によるステラルーメンの価格予想一覧

日付Trading Beasts.comThe Economy Forecast AgencyCoin Price Forecast
2021年0.34ドル0.34ドル0.36ドル
2022年0.4ドル0.25ドル0.47ドル
2023年0.47ドル0.26ドル0.61
2024年 0.5ドル0.13ドル0.79ドル
2025年掲載なし0.09ドル0.91ドル
・・・・・・・・・・・・
2030年掲載なし掲載なし 1.39ドル

 
 
ステラルーメンの2021年12月7日の価格は0.29ドルの為、3社とも概ね近い予想結果となっています。
 
 
2022年以降は「Trading Beasts.com」「Coin Price Forecast」は0.4ドル台へと上昇していくと予想

反対に「The Economy Forecast Agency」はステラルーメンの価格は下落していくと予想しているようです。
 
 
2025年時点でのステラルーメンの価格予想は
 
The Economy Forecast Agency:0.09ドル
Coin Price Forecast:0.91ドル
 
と10倍近く予想した価格が乖離。
 
 
価格上昇を予想した2社については、先述したアジア、イスラム圏での市場拡大に成功した場合には0.9ドルに達する可能性があるとみているようです。
 
 
価格が下落するという予想については、国際送金システムとしてのシェアを取ることが出来ず、価格は徐々に下落していくとみているようでした。
 
 
個人的な意見としては、予想結果はさておき2025年まで持ち続けてようやく2.5倍、ステラルーメンを2030年まで持ち続けたとしても3.8倍にしかならないのか…と感じています。
 
 
正直、仮想通貨に投資してる意味なくない?とも思ってしまうので、8年で3.8倍にしかならないのであれば、私なら他のコインに投資しますね。
 

ステラルーメンの価格推移から、今後の高騰・急落のタイミングを考察

ステラの価格が大きく動いたのは
 
・2017年11月~2018年1月
・2018年9月
・2021年以降
 
以下の3つのタイミングになります。
 

2017年11月 仮想通貨バブルの到来

2017年と言えば、日本でもTVで出川哲朗氏が出演するコインチェックのCMが死ぬほど放送されており、まさしく仮想通貨バブルといえる状況でした。
 
 
ほぼすべての仮想通貨の価格が高騰、2018年1月3日にはステラルーメンも史上最高値である1XLM=100円を突破
 
 
とはいえなんのユースケースもない仮想通貨の価格上昇が続くわけもなく、約1ヶ月後の2月には30円へと下落
 
 
その後は仮想通貨バブルの崩壊の影響を受けて下落基調となります。
 
 
ステラルーメンはビットコインやリップル価格の影響を受けやすい特徴は2018年から続いているようです。
 

2018年9月 IBMがステラルーメンを採用

2018年9月にようやく、ステラルーメンが国際送金通貨として利用され始めるきっかけとなりました。
 
 
価格は若干上がるものの、ビットコインを含む仮想通貨相場全体が不調のため大きな影響を受けることはありませんでした。
 
 

2021年以降 仮想通貨全体の相場状況が好転

2020年末から始まったDeFiバブル、NFTバブル、第二のビットコインバブルの影響を受けて、ステラルーメンの価格も上昇します。
 
 
とはいえ、ステラのブロックチェーン自体にはDeFiやNFTを作るれる機能「スマートコントラクト」が無いため上昇は長く続かず、
2021年12月時点では1枚当たり29円あたりを推移しています。
 
 
2021年以降の高騰に関してはステラルーメンだけではなく、ほとんどの主要通貨を含んだ仮想通貨市場全体で高騰が起こっています。
 
 
過去の高騰要因を振り返るとビットコインなど、主要通貨の動向に左右されることが多いので、ステラルーメンに投資するならビットコインの価格に注意を払っておいた方が良いでしょう。
 

ステラルーメンの価格に影響を与える最新ニュース、イベント

これまでの価格推移を踏まえ、ステラルーメンの今後の価格に大きな影響を与えることが予想されるニュースやイベントを紹介していきます。
 

2022年初頭だとされるリップルの訴訟問題解決

国際送金通貨として競合するリップルは、SEC(米国証券取引委員会)と裁判を行っています。
 
 
裁判の争点はリップル(XRP)が証券に当たるか否かであり、最終的な判決は早くとも2022年初頭になるのではないかと言われています。
 
 
仮にリップルが裁判で負けた場合、XRPは証券として取り扱われるようになるため
 
・仮想通貨取引所からの上場廃止
・国際送金用コインとしての立ち位置の見直し
 
が急務となります。
 
 
ステラルーメンにとっては市場拡大を狙うチャンスともいえるため、2022年中に判決が出るとされるリップルの訴訟問題は注視すべきイベントと言えます
 

Flare Networkとの統合

リップルが出資するブロックチェーンプロジェクトの「Flare Network(フレアネットワーク)」にステラルーメンが統合されることが発表されました。
 
 
Flare Networkとの統合によってステラには、スマートコントラクト機能が実装されることになります。
 
 
イーサリアム高騰のきっかけとなったのが、スマートコントラクトを使って作られたDeFiやNFなどのサービスであり、統合後にはイーサリアムベースのDeFiなどがステラブロックチェーン上で利用できるようになります
 
 
Flare Networkの実装はまだテスト段階のため正式な開始日は未定ですが、少なくとも2023年には独自トークンが取引所に上場すると言われているため、2022年~2023年の間に統合が行われる可能性があります。
 

ステラルーメンはいま買った方がいいのか?

ステラルーメンは長期的に見れば上昇する可能性は持っていますが、現時点で積極的に購入しようと思える仮想通貨ではありませんでした。
 
 
投資をするのであれば、少なくとも
 
・Flare Networkの開始日が発表
・リップルの訴訟問題
 
この2つの情報が判明してからの方が賢明ではないかと考えています。
 
 
とはいえ、価格予想サイトによる長期予想を見ると8年保有しても3倍程度なので、正直もっと上昇が見込めそうなコインがあるだろうなというのが正直な思いです
 
 
国内取引所に上場する銘柄で限定しなければ、ステラルーメンよりも今後に期待できそうなコインはたくさん存在するので、私はよりチャンスの多い方に投資をしていきます。
 
 
バイナンスでは最近メタバース関連として3日4.8倍に高騰したMANAコインが話題になりましたし、日本には上場していない可能性を秘めたアルトコインは多く存在しています。
 
 
同時にMANAコインの急騰を事前に予想していた「アルトバンク」などの情報配信サービスも話題になっていたので、様々な情報を参考にして今後も高騰チャンスを秘めたアルトコインを探していきたいものです。
 

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ステラルーメンの口コミ

  • 投稿者名:匿名

    世界統一通貨はステラルーメンになると1988年に予言されてるらしい。4日に平均30円弱で拾った俺は勝ち組。NFT勢はお気の毒様w

  • 投稿者名:匿名

    もうステラルーメンの勝利を確信したのでIOSTを売ってステラルーメン(XLM)を1万枚買いました。これで私は将来億り人間違いなしです。

  • 投稿者名:匿名

    IBMは「STELLA」のブロックチェーンを活用しているし、NTTデータは「STELLA CUBE」を銀行に提供しているし、ステラルーメンの未来は明るいですよね。

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