コイントレーダーの運営会社は「ブラック企業」だった…

コイントレーダーのバックテストは無意味

コイントレーダーの公式ページでは、過去3か月間のレートをもとに一定のルールで取引を行った際にどのような結果になるのかというバックテストを行っていることが確認できました。

サイト内に掲載されていたバックテストの結果については、3カ月で36万円の利益を出せる計算であるとされております。

テストを行った設定は以下のようなもの。

• 取引所：ビットフライヤー
• 取引期間：2018年1月1日～3月31日
• 通貨ペア：BTC-JPY

ここで、コイントレーダーの公式サイトに記載されたコイントレーダーの強みを思い出してみましょう。

• 対応している取引所：19か所
• 通貨ペア：1000種類

これらがコイントレーダーの優れている点だと話していますが、テスト結果が公表されているのは1年近く前のBTC-JPYの僅か1ペアのみ。

もしかすると、すでに複数の取引所にてバックテストを行っている可能性もありますが、公開されていない以上信用できるものではありませんね。

また、このバックテストの結果に記載されている注意書きの部分。

そこには「取引のパフォーマンスは相場によって異なり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません」と記載されています。⇒ページのキャプチャー

そもそもバックテストとは未来の値動きではなく、過去の値動きを参照してテストを行うものです。

ビットコイン(BTC)のチャート分析など、一般投資家が参加してからの期間を数えるとたかが数年しかデータがありません。

それに、ハードフォークやハッキング被害など、テクニカルでは分析しきれない要因が数多く存在します。

ちなみに管理人が捜査している段階でのビットコイン(BTC)の価格は、年初来安値を更新する45万円台を推移しています。

このような不測の事態が起こる仮想通貨市場において、本当にバックテストのような結果が出るとは到底思えません。

たかが数カ月のテスト結果など、まったく意味のないものであると断言できます。

販売会社に不安の種が…

「コイントレーダー(COINTRADER)」の販売会社である「株式会社One Tap」について捜査していると、何やら雲行きのアヤシイ情報が見つかりました。

この企業は過去に「Enty」なるパトロンサイトを運営しており、そのサービス内容はクリエイターと支援者(出資者)の仲介を行うというもの。

この「Enty」なるサービスについて捜査をしてみると、実は支払い遅延や勝手な規約変更など、非難が殺到する運営体制をとっていたことが判明しました。

管理人が発見したのは「Enty」の会員が投稿した批判ツイートやブログサイトなどで暴かれた横暴な運営実体でした。

このような支払い拒否などの規約を勝手に創設。

これほど不明瞭な運営を行っていた会社が突然、仮想通貨の自動売買ツールをリリースした。

この状況だけを見ると、資金の無い企業が儲かりそうな仮想通貨業界に手を出したようにも見えてしまいますよ。

以上の理由から、コイントレーダーについては手を出さない方がよい自動売買ツールであると判断します。

コイントレーダーのまとめ

• 実績は意味のないバックテストだけ
• 運営会社の評判が悪い
• 過去には詐欺まがいの行為を行っていた