
報道ステーションを装った怪しい広告で注目を集めている、「クラチェーンAI」
当サイトで調査したところ、以下の事実が判明しています。
☆この記事でわかること
- クラチェーンAIは詐欺の可能性大の投資案件
- 有名人が出演するテレビ番組や有名メディアサイトを装った広告
- 実態は自動売買システムかどうかも怪しい中身のないもの
クラチェーンAIは悪質な広告を出しており、詐欺の可能性が高い案件です。
広告には報道ステーションに日銀の植田総裁など有名人が出演している風を装い、メディアで紹介された投資案件であると偽っています。
広告の内容は国谷裕子キャスターやホリエモンなどの有名人が、陰謀論を交えつつクラチェーンAIをおすすめするというもの。
当然ながらこれらの有名人はAIで生成された画像であって、実際に出演しているわけではありません。
また、クラチェーンAIの公式サイトは矛盾のある記述が多く、自動売買システムかどうかさえ疑わしい、中身のないサービスである可能性が高いです。
この記事では、クラチェーンAIの広告の問題点を指摘し、安全性や怪しいと言われる原因について解説します。
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クラチェーンAIは詐欺の可能性大!怪しい広告の内容
結論から言うと、クラチェーンAIは詐欺の可能性が非常に高いです。
クラチェーンAIが危険な投資案件であることは、広告の内容を見れば一発でわかります。

報道ステーションの番組内で、国谷裕子キャスターと日銀の植田総裁が激しく対立し、最後には総裁が怒ってスタジオを飛び出した、という荒唐無稽な内容。
当然のことながら、これはAIで作成された偽広告です。
実際、報道ステーションは番組内で投資を勧誘するような内容は一切報道していない、と偽広告に対する注意喚起を行っています。

現在、その広告は削除されたのか見つけることができませんでした。
ただ、どうやらこの手法はすでに広まってしまっているらしく、ほとんど同じ内容で登場人物を国谷裕子からホリエモンに変えた別サービスの広告が。

これは「TensakuAI」というサービスの広告ですが、おそらく同じような業者が同じような手法で宣伝している詐欺的投資案件です。
もしかすると、運営者もクラチェーンAIと同一であるかもしれません。
この広告を検証し、クラチェーンAIのどこが危険なのか、広告の何が問題なのかを解説していきます。
報道ステーションで植田総裁が激怒の”偽”広告
クラチェーンAIの広告の内容は、報道ステーション内で植田総裁が激怒したというもの。
今回検証した広告では、報道ステーションではなくTBSの報道番組「報道1930」となっていますが、内容はほとんど変わりません。
番組では植田総裁が”官僚的なトーン”で経済政策について話していると、ホリエモンが怒りをにじませ語り始めます。
「国民は日々の生活費や電気代の支払いに追われているんだ!あなた方は数字のパフォーマンスばかりで、現場を全く見ていない!」云々…
そしてスマホを取り出し、カメラに向けてクラチェーンAI(検証広告ではTensakuAI)の画面を見せつけます。

ホリエモンは「毎月27万4400円~37万6000円の不労所得を完全に自動で得ることができる」とし、「日銀や既存の金融機関は、国民が自分たちのコントロールから離れて豊かになることを恐れ、このテクノロジーを規制しようとしている!」と主張します。
これを聞いた植田総裁は、顔を紅潮させ激高。
「ふざけるな!公共の電波を使って、このような金融秩序を揺るがす無政府主義的なプロパガンダを流すなど、到底容認できない!」云々…
そして、震える手でマイクを引きちぎるように外し、椅子を蹴立ててスタジオを退出していきます。

残されたホリエモンは「彼らが逃げ出すのは、都合の悪い真実を突きつけられ、自分たちの富の独占権が崩壊しかけているからですよ」と煽り、そこで番組の紹介は終了します。
以後は、このニュースを掲載している「日本経済新聞(偽サイト)」によるクラチェーンAIの検証や実際に稼いだ人の紹介などが続く、という内容です。

普通に考えればこんな内容が放送されるなんてあり得ない、と分かりそうなものですが、AI画像やサイトの作りがいかにも本物っぽいので、引っかかる人も出てきそうではあります。
もちろん、報道ステーションも報道1930もこんな内容の番組を放送していないので、AIで作られた完全な偽広告です。
有名人がなぜかクラチェーンAIを紹介
今回検証した広告では植田総裁とホリエモンが激論(?)を交わしていましたが、他にもクラチェーンAIに勝手に使われている有名人は大勢います。
例えば、読売新聞を模した広告では、マツコ・デラックスと黒柳徹子がクラチェーンAIを紹介していたとのこと。

他にも、芸能人の有吉弘行やZOZO創設者の前澤友作社長なんかも広告に利用されていたといいます。
ホリエモン一人ならまだしも、様々な有名人がこぞってクラチェーンAIを勧めているように見せかければ、騙されてしまう人も出てくるのではないでしょうか。
政府に対する陰謀論で誘導
クラチェーンAIの偽広告で特徴的なのは、陰謀論を使って読者を誘導している点。
今回検証した広告では、ホリエモンが植田総裁に対して「日本国民を搾取している!」などとまくし立てていました。

広告の中のホリエモンによれば、どうやら日銀や日本政府はクラチェーンAIの存在を隠したがっているそう。
というのも、AIに任せるだけで自動的に稼げるようなシステムがあると、日銀や政府は国民をコントロールできなくなってしまうから。
クラチェーンAIのような誰でも稼げるシステムは、国民を支配し搾取する政府にとって都合が悪いため、絶対に表に出したくないのだそうです。
そんな凄いシステムを、どうして「すげぇトークン」のホリエモンが知ってるんでしょうかねぇ…
当然ながら、こんな安っぽい陰謀論は現実にはあり得ませんし、政府が隠しているという根拠は示されておらず、収益の裏付けにもならないです。
有名メディアを模したサイトの作り

今回検証した広告は、日本経済新聞の公式サイトを模したような作りになっていました。
クラチェーンAIの広告では、読売新聞などの有名メディアサイトを模した作りになっていたといいます。
このようにサイトのレイアウトを丸ごとパクることで、見せかけの信用性を偽装しているわけです。
URLを見れば公式サイトと異なることが分かるので、怪しいサイトを見かけたらまずはURLをチェックするとよいでしょう。
他の投資AIでも同じような手法が

今回紹介したような偽広告は、クラチェーンAIだけでなく他の投資AIの広告にも使われています。
検証したTensakuAIはもちろん、他にも「コクチェーンAI」や「Dzelamokru」といったサービスで、似たような記事風の広告が。
運営者が同じなのか、手法が他業者にも広まっているのかは分かりませんが、どれも怪しいサービスであることに変わりはありません。
詐欺である可能性も非常に高いため、見かけても決して金を振り込んだりしないでください。
ちなみに、AI投資をうたうサービスについては、「BitAlpha AIの広告や登録後の対応を調査した記事」でも検証しています。
名称や宣伝文句だけでなく、登録後に誰から何を案内されるのかまで確認することが重要ですので興味ある方は下記もぜひ。
BitAlpha AIをやってみた結果「地獄の詐欺ツール」だと判明
クラチェーンAIとは?安全性を検証

怪しい広告を出しているクラチェーンAIですが、いったいどのようなサービスをうたっているのでしょうか?
ここでは公式サイトや広告の記述から、クラチェーンAIのサービス概要と安全性に関する問題点を解説します。
完全自動のAI投資システム(?)
クラチェーンAIの広告では、偽ホリエモンが「毎月27万4400円~37万6000円の不労所得を完全に自動で得ることができる」と語っていました。
が、公式サイトを見ると「このプラットフォームは取引を実行しません」と書かれています。

それじゃあ単なるAI分析ツールかと思いきや、同じページに「ユーザー自身が取引を行う必要はありません」とも書かれており、もうめちゃくちゃ。

結局自動のAI投資システムなのか、AIによる分析ツールなのか、基本的なサービス内容さえよく分からないことになっています。
単にAIでそれっぽい文章を生成して、貼り付けているだけなのでしょう。
投資対象は暗号資産
クラチェーンAIの投資対象は、暗号資産だとされています。

「暗号資産市場の複雑な動きをAIで追跡し、変化の兆候を整理されたシグナルとして表示」するのだそうです。
これを読むといわゆるシグナルツールらしく見えますが、具体的にどのような仕組みでシグナルを表示するのかは不明。
また、取引する通貨や取引所などの詳細についても特に記載はありません。
まぁ、どうせシステムに中身はなく、適当な画面を表示してそれっぽく見せかけているだけなんでしょうね…
なんとなく凄そうな言葉のオンパレード

クラチェーンAIの公式サイトには、投資初心者がよくわからないけど”なんとなく凄そう”と感じるような言葉が、これでもかと詰め込まれています。
例えば、以下のような言葉が機関銃のようにまき散らされているわけですが、何が言いたいのかよく分かりません。
- センチメントの変化
- パターンの再出現
- モメンタム
- インテリジェントなモデリング
- ばらつきのある変動を整理された市場シグナルへ
- 適応型インサイト
- 複数ソースのデータをフィルタリング etc…
というのも、うわべだけなんとなく凄そうな言葉を使っていても、肝心のシステムの内容についてはほとんど説明がなく、具体的な利用方法すらはっきりしない。
このような空虚な言葉を多用する広告には、十分注意が必要です。
運営会社は森ビルにある(?)
クラチェーンAIの公式サイトを見ると、運営会社は六本木ヒルズの森ビルにあるとされています。

森ビルの何階にオフィスがあるのかは書かず、単に「森ビル」としか書いていません。
森ビルの所有者なんですかね(笑)
公式サイトにはこのいかにも嘘くさい住所が記載されているだけで、会社名や代表の氏名、金融庁登録の表記などは一切ありません。
素性の知れない企業が運営しているサービスという時点で、安全性は皆無と言ってよいでしょう。
クラチェーンAIの評判
クラチェーンAIの危険性はすでにネット上で広まっており、評判は最悪です。
ここではSNSやYahoo!知恵袋の投稿から、主な評判を紹介します。
家族が騙されかけた


SNSの評判では、家族がクラチェーンAIに投資しかけたという投稿が目立っていました。
父親や母親がテレビで紹介された投資案件と勘違いして、興味を持ったというケースが多いようです。
クラチェーンAIの報道ステーションを装った広告は、普段投資をしない人にとっては、やはり一定の宣伝効果があるよう。
内容を読めば怪しいものと判断できそうですが、テレビで紹介された、有名人がおすすめ、という言葉だけに注目してしまうと、騙されてしまうかもしれません。
サービスの詳しい内容がわからない


サービスの内容が分からずに、Yahoo!知恵袋で詳細を尋ねる人もいました。
クラチェーンAIの広告や公式サイトは、それっぽい言葉を並べているだけで、具体的なサービス内容はほとんど記載がありません。
詳しい内容を書いたらぼろが出るため、稼げそうな雰囲気だけを演出して誘導するのは詐欺的広告の常套手段。
サービスの詳しい内容を記していない投資案件には、関わらない方が身のためです。
広告を信用しかけている人もいる


Yahoo!知恵袋の相談を見ていると、クラチェーンAIを信用しかけている人もいるようでした。
特に、日銀がクラチェーンAIの存在を隠そうとしている、といった陰謀論に興味を持つ人がいるようです。
陰謀論は日常の不満や不安の原因について、政府や裏組織といった悪者を立てて分かりやすい構図で説明するため、リアリティを感じてしまう人が多いのかも。
しかし、現実には陰謀論で語られるような分かりやすい悪者は存在しません。
フィクションとして楽しむ分には面白いかもしれませんが、陰謀論を現実だと思い込むとクラチェーンAIのような詐欺に騙されかねないので、注意してください。
クラチェーンAIのような怪しい投資案件を見抜くには?
クラチェーンAIの広告はよく見れば怪しいことに気づけますが、AIを悪用することで本物のニュースサイトのように見せかけ、ぱっと見では危険な投資案件か分からないかもしれません。
こういった案件の危険性を見抜くには、どうすればいいでしょうか。
ここでは、クラチェーンAIのような怪しい投資案件を見抜く方法について解説します。
ちなみに、SNS広告から投資へ誘導する手口を知っておきたい方は、下記の「インスタ投資詐欺の代表的な手口と注意点」も確認してください。
「完全自動」「年利○○%」などの言葉に惑わされない

クラチェーンAIの広告では、「完全自動」で誰でも稼げるとうたっていました。
怪しい投資案件では、このような”お手軽さ”を強調することがよくあります。
加えて、「年利100%」「月利10%」など、具体的な数字を用いた広告を出していることも多いです。

もちろん、自動売買システムは実際に存在しますが、損失を出すことは十分あり得ますし、知識なしで誰でも使えるわけではない。
また、投資の利益は年利5%前後あれば十分と言われる程度ですので、年利100%といった非現実的な数字も信用なりません。
このような文言を多用している広告は、基本的に信用できないものだと言えます。
有名人が宣伝していても信用しない

クラチェーンAIでは日銀の植田総裁や国谷裕子キャスター、ホリエモンなど有名人の画像を用いて信用性を演出していました。
しかし、これら有名人の画像はAIで生成されたもので、本人が出演しているわけではありません。

今回広告に利用されたホリエモンも、過去に法律違反の可能性があるサナエトークンを「すげぇトークン出すらしいじゃん」と宣伝していました…
重要なのは、有名人が紹介・宣伝しているからといって、そのサービスが信用できるというわけではないことです。
投資案件を見る際は、どのような仕組みになっているのか、口コミや評判はどうなっているかなど、多くの情報から総合的に判断するようにしてください。
運営会社について事前に調べる

クラチェーンAIの公式サイトには、運営会社に関する情報がほとんどありませんでした。
書いているのは森ビルといういかにも怪しい住所のみで、会社名も代表の氏名も分かりません。
このように会社情報を明かしていない投資案件は、十中八九詐欺と考えるべきでしょう。
また、仮に会社情報を明かしていても、金融庁に登録していなければ、違法な投資案件である可能性があります。
怪しい投資案件を見かけた際は、運営会社について徹底的に調べ、信用してよいか判断してください。
まとめ
有名人のAI画像を使った怪しい広告を出している、「クラチェーンAI」について解説しました。
有名人を悪用する詐欺的な投資案件は、年々増えています。
クラチェーンAIはページの作りも有名なメディアサイトを模しており、一見すると騙されてしまうかもしれません。

また、有名人が紹介しているからといって安易に信用することも、非常に危険です。
クラチェーンAIのような怪しい投資案件を見かけた際は、運営会社や利益を上げる仕組みなどを調べ、少しでもおかしい点があれば利用しないよう気を付けてください。

| サービス名 | クラチェーンAI |
|---|---|
| サービス内容 | AIによる暗号資産の分析・投資支援をうたうサービス |
| 運営会社 | 不明 |
| 代表者 | 不明 |
| 利用料金 | 不明 |
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