サービス名 | ウィンザーマスター |
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運営会社 | WINSOR INVESTMENT GROUP |
本社所在地 | 95 Wilton Road Suite 717, Victoria, London, England, SW1V 1B |
運営者 | ユーリンショウ、リューヤン |
ウィンザーマスターの評判を捜査
2019年に大流行したMLM案件の後継である「ウィンザーマスター」。
過去に投資していた資金が下ろせないとして古参ユーザーからの批判が相次いでいるものの、新規参入者が増え続ける程度に人気を博しているようです。
今回は日本国内だけでなく、ウィンザーマスターが海外でどういう評価を受けているのか?仮想通貨ポリスが捜査してきました。
ウィンザーマスターの怪しい点を解説
■YOUBANK時代の資金はいまだに下ろせない
ウィンザーマスターが怪しいと言われる最大の問題が、YOUBANKの時代に投資したお金がいまだに下ろせないという点ですね。
2019年に大流行した配当型ウォレットであるYOUBANKがウィンザーマスターの前身となるサービスであり、中国内の仮想通貨規制を理由に出金停止しています。
その解決方法として新たに誕生したものが、「ウィンザーマスター」です。
過去に出金停止となった資金を引き出すことが可能だとされていたものの、蓋を開けてみれば中国の企業が発行する株式に変換して還元するというモノでした。
株式の配当は一定の期間ごとに配当していくと公式が発表しているのですが、配られたのは売却の出来ないロックされた株式だったとのこと。
現時点ではYOUBANK時代の投資金はいまだに下ろせないというのが実情の様子。
本拠地とされている中国では、資金ロックの被害を中国メディアに訴える事案が発生している模様。
なお、この件で声を上げた中国人投資家たちは運営側にウィンザーマスターアカウントを凍結されるという報復措置が取られた模様です。
ユーザーを言論統制するような対応から、ウィンザーマスターに対して怪しいという声が出ているようです。
また、創始者である「ユーリンショウ」については、中国のブログサイトで「詐欺師だ」などとの評されることもあると確認しています。
中国内では怪しい人物だという噂されていることも、ウィンザーマスターが怪しいと言われる理由なのでしょう。
ウィンザーマスターの事業実態が見えない
ウィンザーマスターの事業内容は、W-iosスマート投資システムという、独自の投資プラットフォームの提供となります。
世界中の金融市場を一元管理することが出来、先物、原油、金、仮想通貨、株式証券などの様々な金融商品を提供します。
解説文を読む限り、素晴らしいシステムを提供していることが分かるのですが、実際にこのプラットフォームを一般投資家が利用しているようには見えないという点が問題です。
ウィンザーマスターのマーケティング手法がほぼMLMに頼りきりという点を考えると、世界中に普及するプラットフォームになるとは正直思えませんね。
投資家への配当原資に関しては事業収益を充てるとされているものの、どの事業でどれだけの利益を上げているのか?公式による説明はいまだなされていません。
こういった、事業背景が全く見えないという点からウィンザーマスターは怪しい企業なのではないか?と言われているのですね。
Twitterでは、事業収益が本当か分からないと声を上げている方もいらっしゃいました。
ウィンザーマスターはYOUBANKに投資していた投資家からの不満の声が非常に多いのが印象的です。
逆に新規会員から不満の声が上がっていないのが少々不気味ではあります。
YOUBANK時代に集めた資金を新規会員への配当に回しているなどの憶測も飛び交っているのが現時点の状況です。
ウィンザーマスターの概要
一元管理された金融投資プラットフォームの構築を目指しており、仮想通貨以外にも先物、原油、金、株式などの多様な投資商品に対応。
月利5%-20%が日割り計算で毎日自分のウォレットに配当されるという投資案件になります。
配当の複利運用することが可能であり、それを行えば莫大な資産構築も可能だとして一部の投資家から人気を集めているようです。
ウィンザーマスターの海外での評価
ウィンザーマスターが中国でどのような評判を受けているのか?中国の検索エンジンである「百度」と中国のSNS「Weibo」にて調査したところ、中国内で1万人のチームを組んでいるシニアリーダーと思われる人物の発言を見つけました。
シニアリーダーによると「非常に良いものだが誰もが成功できるわけではない」とのこと。
その理由が、ちゃんとしたリーダーの元で運用しなければ成功できないということらしい。
ほとんどがそのような評判ばかりのため、悪評ばかりという状況ではありませんでした。
続いて、ウィンザーマスターの悪い評判も見つけたので紹介します。
書かれているのは「YOUBANK、ミューニクスの被害者をさらに騙すためのものだ」といった内容。
陰謀論といえば陰謀論なのですが、イギリスの登記情報なども調べているようなので憶測だけで話しているわけではなさそうです。
アンチと信者が戦っている構図は日本も中国も変わらないようでした。
以上で調査は終了となります。
現時点でYOUBANK時代の資金はロックされたままという事実を考えると、ウィンザーマスター側も資金繰りに困っているのだろうと個人的には推察しています。
仮想通貨系のMLMは99%がポンジスキームによって運営されているので、飛ぶリスクも加味した上で利用するならばいいのでしょう。
詐欺だからやめろなどと言いませんが、これからウィンザーマスターや他のMLM案件に投資する方は考え得るリスクを全て想定してから参加を決めた方が良いでしょう。
現在は新たなサービスである「1100日間の定期預金」なるサービスも登場しています。
こういった資金ロック系のサービスが登場したMLM案件は数か月で飛ぶことが多かったので、ウィンザーマスターも近いうちに終焉を迎えるのかもしれません。あくまで過去の傾向ですがね。
ヘンリーが今のウィンザーマスターの売りなのか。PGAの被害者をカモること考えるのはさすがだな。